【プロット】裏切り者の生命保険外交員が、探偵事務所に
体脂肪率を測ると、普段の生活がわかる。
「あれ、俺下がってるなあ」
何もしなくても上がったり下がったりしていて、お喋りに花を咲かせていた。
「ふふふ。
わたくしも測って見ていいですか」
グリフィス生命の袴田さんが入ってきて、センサーを握って測り始める。
「おお。
さすが外回りのお仕事をしていると、素晴らしい数値ですね」
「うん。
右腕だけ筋肉量がハンパないですね」
「いつも思いカバンを持っているからですね」
袴田さんは物怖じせず、ときには怒られながらズンズン入ってくる。
生命保険外交員たるもの、これくらいでなくては。
そんなある日、退職する旨を知らせてきた。
「身に覚えのない横領の濡れ衣を着せられまして ───」
田口探偵事務所にやってきた袴田は、眼に涙を浮かべて訴えた。
「まあ、よくあることです。
早速調査しましょう」
「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。