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インターネットをはじめた頃は 世紀末を感じた

正確に思い出せないが、はじめてインターネットにつないだとき相当な悪戦苦闘があって、やっとつながったはずである。
なにしろプリンタでさえ、しょっちゅうトラブルを起こして、毎回印刷するたびに胸をなでおろしていたから。
今では信じられないが、電話回線に「モデム」でつないていた。
要するにプロバイダの専用番号に電話をかけているのである。
だから、自分の家の番号を、モデムに直結して電話を受けられた。
一度それを活用して、しつこいセールスを無間地獄の闇に葬ったこともある。
はじめた頃は、まさに世紀末。
無法地帯だった。
掲示板と呼ばれるサイトは、大抵「死ね」で埋め尽くされている。
「チャット」はアカウント作り放題なので、荒らしばかりが目についた。
メールマガジンを運営していて、登録者が多かったが、メールボムの被害に遭ったり、いたずらされたりもした。
ホームページで利益を上げようと、バナーを貼りまくって、どこに必要な情報があるのかわからないサイト、いかがわしいポップアップを出しまくるサイトも多かった。
そんな環境で、大半の人はペット自慢とか、自己紹介などを上げ、インターネットを初心者に紹介する書籍に「こんな個人的なホームページを読む人は稀です」と一蹴される。
20世紀末の話である。


#はじめてのインターネット

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越庭 風姿 【 人は悩む。人は得る。創作で。】
「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。

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