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スキされやすい記事

 これはもう定番のようだが、
「朝の挨拶」
「季節の挨拶」
「気温と天気と健康」
「親しみやすい口語調で、絵文字などを交える」
 これらを盛り込んだ記事のうけがいいと、いろんな記事に書いてある。
 実際に調べてみると、取り留めのない「挨拶記事」は、いわゆる「お役立ち記事」の2倍程度スキされているようだ。
 恐らく挨拶に挨拶を返すという感覚だろう。
 仮説だが何かの説明など、目的がはっきりしている記事は、その目的を達成すればスキされるのかもしれない。
 もう一つの仮説は、お役立ち記事でも内容の中で、心に響くセンテンスがあればスキされるのではないだろうか。
 自分は後者が有力だと思っている。
 目的を達成して満足感を得た時にスキすることもあるだろうが、少数派ではないだろうか。
 その根拠は「スキ」の意味である。
 「スキ」は極めて主観的である。
 誰とも共有できない自分の感覚で感じ取ったことは、とても尊いものだ。
 もしも、自分の感覚を否定されたら、人格を全否定されたに等しいダメージを受けかねない。
 スキはいつの間にか、自分にとって大問題になっている可能性がある。
 だから、感性に触れなければスキしたくない気分になってくる。
 中には、閲覧者数、スキ、フォロワー数を稼ぐために機械的にスキする方もいる。
 そういう方は誰にでもスキするのだから、ここでは除外していいだろう。

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越庭 風姿 【 人は悩む。人は得る。創作で。】
「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。