【プロット】あきらめの悪い体育教師が、学校の保健室に
高校の夏は、青春の熱風が吹き抜ける。
野球部の練習をする選手たちの声と、金属バットの音が響く。
甲子園出場5回。
プロ野球選手をたくさん輩出してきた名門校で、俺は20年以上監督を続けてきた。
高野連の役員も務め、とても忙しい日々である。
だが、自己が突然起きた。
保健室のソファに倒れ、膝を押さえて唸る。
ファールボールの直撃を受けたのだ。
恐らく骨までいっている。
「ダメだ。
俺がいなかったら野球部が ───」
態勢を変えることもできず、痛みに涙と鼻水が出てきた。
悔しいが、救急車のお世話になるしかなかった。
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