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「加工はがすくん」ってアプリ…知ってます?
さて。多彩なデバイスを肉体の一部のごとく、
流暢に使いこなすIT賢者な皆さま方々は、
「加工はがすくん」
…なるアプリのことをご存知でしょうか?
そう! ネーミングからも
うっすら想像できるとは思いますが、
昨今、日進月歩な速度で開発・配信されている
専用アプリによって加工されまくった、
「もはや実物の面影すら
残っていない(こともある?)盛り盛り画像」
…を、元へと戻す──施された画像加工を、まさに
「剥がしていくこと」
…を目的とする、いわゆる
「逆加工アプリ」
…みたいなもの、なんであります。
正確には、
「施された加工をひとつ一つ消していく」
…のではなく、あくまで
「AIが機械学習によって
加工前の状態を予測し、加工後の画像を再加工する」
…システム(※ややこしいですねw?)
…らしいので、その精度は
まだまだ未知数ではあるものの、
ついつい手を出してしまいたくなってしまう
「ソソるアプリ」
…であることに、間違いはありません。
さっそく、ぼくもダウンロードして試してみました!
今回、ターゲット…いや、サンプルにしたのは…
二度三度ほど飲みの席で
ご一緒したことがある遠い知人で、
「原型をほぼとどめていない
セレブな自撮り写真」
…を日々SNSに投稿しては、
数万人のフォロワー数を稼いでいる
「インフルエンサー」
…を自称する女性二人──
無許可で恐縮ではありますけどm(__)m
インスタから何枚かのカメラ目線のポートレイトを
(勝手に)スクショして…
「はがすくん」に “依頼” してみます。
結論を申せば…
「一人はわりと実物に…
もう一人はまったくの別人に…」
… “再加工” されてきました。
う〜〜〜〜〜ん…
もし、切にこのアプリを使いたくなるケース
…があったなら…
「使わないよりは
使ったほうがマシ?」
…といったレベルでしょうか。現時点だと…???
では! 実際の話、
「切に『加工はがずくん』を使いたくなるケース」
…とは、いったいどんな「ケース」なのでしょう?
まず、もっともリアルなのは、
「マッチングアプリにアップされている
自己紹介写真の真贋(?)を見極めること」
──コレに尽きると思います。
「風俗嬢やキャバ嬢の
パネマジ(=パネル・マジック)を見破る」
…のにも役立ちそうですね。
むしろコッチのほうが切実か(笑)!?
繰り返しますが、
現状ではまだ「話題のネタ」の域を超えない
「大人のおもちゃ」的な、
ひまつぶしの遊び道具でしかありません。
しかし、コイツがやがて
犯罪捜査で活躍する科捜研並みの
スペックにまでブラッシュアップされたとしたら…?
ネット上に蠢(うごめ)く、
「加工」という名の鎧で完全武装した──たとえば
「スマホ内蔵のカメラで
ファルターもかけないまま撮った “生写真” を
ネット上に公開するのは、もはや
すっぴんで街を歩くのと一緒!」
…みたいなことを真剣に主張するヒトたちには、
「すっぴん」どころか
身ぐるみまで剥がされたうえで、
「等身大の自分」
…が無機質的に晒されてしまう
恐怖が迫ってきているのです。
「はがすくん」なんて、クン付けの
のほほんとした響きではあるものの、
そのじつのところは
「フェイクに塗(まみ)れた
インターネットの仮想社会」
…に一石を投じる破壊力を秘めた、
「鬼っ子的なアプリ」
…なのかもしれません。
「過度な盛り加工写真」から妄想のみで、
「美的要素を差し引いたり、肥大させたり…」
…と、悪戦苦闘した挙げ句…いざ対面して、
“実物” を目の当たりに…心底から
「がっくり肩を落としたり(=95%)
うひょひょと小躍りしたり(=5%)」
…している情けない自分の様(さま)にただよう
「エレジー」
…な香り──そんなカタルシスも、
決してぼくは嫌いじゃないのですが…???