LINEの「送信取り消し」について
ここ数年、LINEでやたら
「送信取り消し」
…機能を乱用する男女が
ぼくのまわりでも急増中ですが、
その理由の一つには、送信者側の
「かまってチャン(=かまちょ)」
…気質がある…みたいなことを
聞いたことがあります。
一体全体どういうことなのでしょう?
LINEに「送信取り消し」機能がついたのは
2017年…と、歴史は意外に浅かったりします。
それ以前は、女子との密会後に
「今日は楽しかったよん(ハートマーク)
「んじゃオヤスミ〜(ハートマーク×3)」
…なんて浮き足立った文面を、妻や本命カノジョに
誤送信してしまい真っ青!
その苦しい言い訳を、全知全能傾けて捻り出す…
というサッドなケースも皆さま、一度や二度や十度はあったハズ???
ところが、今では以下のケースを除けば、
LINEメッセージは
「長押し→タップ→確認タップ」
…の3動作だけで簡単に送信した文面を取り消すことができるようになりました。
【送信が取り消せないもの】
・投票
・日程調整
・通話履歴
・アルバムやノートのサムネール画像操作り歴
・LINE Payの送金
・スタンプのプレゼント
・LINEギフト
・アルバムやノートの作成履歴
・その他の操作履歴
・送信してから24時間以上経過したメッセージ
・公式アカウントに送信したメッセージ
たしかに、2〜3年前あたりから、ぼくのLINE上でも
「◯◯◯がメッセージの送信を取り消しました」
…という小さなアイコンを頻繁に見かけるように
なった印象があります。
チャット形式のコミュニケーションツールゆえ、
ただでさえ誤字脱字や送信先間違い、うっかり失言…などは、ついやらかしてしまいがちだったりも…。
とりあえずは、勢いだけでガーッと送ってしまい、冷静に見直してヤバめのメッセージはサクサク取り消していく──それが、昨今の(とくに若い世代の)LINE文化だと、単純に思い込んでいました。
ちなみに、ぼくはこの「送信取り消し」の機能を(現時点では)まだ一度も使用したことがありません。
文筆業という職業柄なのか、たとえLINEの“原稿”でもわりにきちんと自己校正・校閲を終えてから
送信するし、万一
「明日の練習試合、
出血まだの人は子宮お願いします」
…と、草野球チームのグループLINEに
誤送信してしまったならば、その直後に
「↑出血→出欠・子宮→至急の間違い」
…と、訂正の旨を送信するようにしています。
「山田ごめすがメッセージの送信を取り消しました」
…のアイコンが、
「このヒト…なにか意味深な言いたいことが
あったんじゃないのか?」
…と、相手を惑わせてしまうのが
申し訳ないからです。
ところが、一部のユーザーのあいだでは、
そんなモヤモヤ感を
「確信犯的に利用するヒト」
…が実在する…のだそう。
たとえば、「未読」のまま放置されていたメッセージを「取り消す」──こうすることにとって、相手の「無関心」に一石を投じ、自身のトークルームへと
意識を向けさせる効果を図っているんだとか……?
「送信取り消し」を複数重ねたうえで、
「あ、ゴメン! 解決した」
…と〆て、相手から
「なにかあった?」
「大丈夫?」
…などの返信を引き出すことを期待するという、よりハイブロウなテクニックもある…らしい。
もし、本当なら「かまってチャン」の典型的なメンタルパターンだと、ぼくもジャッジせざるを得ません。
だがしかし、この「送信取り消し」を、仮に恋人や妻・夫にされてしまった場合、そのモヤモヤは
「浮気(系)の疑い」
…へと直結・集中してしまう危険性が高いため、やはり「送信取り消し」機能には頼りすぎず、最低限の
「送信前チェック」
…を怠らないクセは身につけておいたほうが無難
なのではないでしょうか。
ちなみに、時おり「送信取消」と「削除」を混同しちゃっているヒトがいますが…「削除」だと自分の
トークルームからそのメッセージが消えるだけで、
相手のほうには残ったままですから。
念のため…。