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【夢日記vol.10】Stay with Me〜♪
最近、あまり見た夢を
長時間覚えていることはないのだが、
久しぶりに、脳内にしぶとくこびりつく
こんな夢を見た。
ぼくは今、とある日本の
アーティストのコンサートに来ている。
横浜アリーナだかさいたまスーパーアリーナだか…の
「アリーナ席」
…で、おそらく妹だか母親だか妻だか彼女だか
只今狙っている最中のおねえちゃんだか…の
女性と一緒に来ている。
会場内を見渡すと…空席はほとんどない満席状態で
方々から老若男女問わずの
「黄色い声援」
…が飛び交っていた。
「とある日本のアーティスト」
…が、誰なのか(もしくはどんなバンドなのか)は
判然としない。しかし、アリーナスタジアムを
埋め尽くすことができるのだから、
「ミスチル」
…だとか、
「ゆず」
…だとか、そのクラスのアーティストなんだろう。
でも、なんとなく…明確な根拠はないのだけれど…
「サザンオールスターズ」
…やら、
「B’z」
…やらではないような気がする。
LIVEコンサートはクライマックスを迎え
残すはアンコール曲一曲を残すのみ──
会場内の観客のボルテイジはMAXへと達し…
顔にぼやんと霧のような膜のかかった
ボーカリストがMCをはじめる。
「今日は雨の中…
(※外は雨が降っているらしい)
集まってくれてありがとう!
じゃあ、最後の曲…
『硝子の少年』
…聞いてください」
松本隆作詞・山下達郎作曲で、
Kinki Kidsのデビューシングルとして
大ヒットした、あの名曲だ。
しかも、「ミスチル」だとか「ゆず」だとかが
自身のコンサートで唱うことは本来あり得ない
「サプライズ中のサプライズ」
…であった。
KinKi Kidsや山下達郎とは
まったく違ったアプローチで、
しかもアカペラで朗々と
『硝子の少年』
…を熱唱する
顔にぼやんと霧のような
膜のかかったボーカリスト──
そして、4度目のサビへと入る直前、
「Stay〜〜〜with〜〜〜Me……♪」
…の部分を、目一杯タメにタメて唄い上げたのち、
その顔にぼやんと霧のような
膜のかかったボーカリストは
いったん歌唱を止め、
「アリーナ〜〜〜っ!!!」
「みんな〜!
イッちゃうよ〜!
イッちゃうよ〜!!
イッちゃってイイ?
イッちゃってイイ!?」
…と、観客を煽り、スタジアム中に
「キャ〜〜〜〜〜ッ!」
…という絶叫がこだまして、
顔にぼやんと霧のような
膜のかかったボーカリストが
また、アカペラで
「ガラスのしょ〜ねん〜♪」
…と、メロウなボイスで最後のサビへと入った。
…ところで目が覚めた。
全身に鳥肌が立っていた。
ただ、その鳥肌がどういう種類のものなのかは
よくわからなかった。
「みんな〜!
イッちゃうよ〜!
イッちゃうよ〜!!
イッちゃってイイ?
イッちゃってイイ!?」
…なる煽り文句が
桑田さんや稲葉さんっぽくないから、
「そのアーティストの正体が
サザンやB’zではないんだろう」
…ということだけはわかった。