「男2人と女1人」or「女2人と男1人」?
飲み会でも宅飲みでも合コンでもキャンプでもBBQでも…「男女が混じった会合」を開く際、
「男性と女性の人数を
やたらきっちり同じにしたがる人」
…って、いますよね?
でも、それってどうなんでしょう? 強引な数合せのすえ、どう見ても場の空気にそぐわない浮いてる
メンバーが出てきたりして…。
ぼくは、男性が多かろうと女性が多かろうと、下手に枠は広げず、そこに数字的なアンバランスがあっても、そのときそのときになんらかの目的や繋がりをもって、おのずと集まってきた男女のみでコミュニケーションを図ったほうが、ずっと楽しいと思うんです。
じゃあ、男目線からすると「男性が多い」のと
「女性が多い」のとでは、どちらがベターなのか?
たとえば、メンバーが「3人」だとすれば…
「男2人と女1人」
「女2人と男1人」
…どっちがいい? たいがいの男性は
「そりゃ、女2人のほうがいい
に決まってるっしょ!」
…と答えます。たぶん、一見では
「両手に花」
…的なお得感があるのでしょう。
でも、ぼくは断然「男2人」派──だって、そのほうが身体上のテトリス的にも(?)
「凸凹凸凹」
…でジャストフィットするじゃないですか。「女2人」だと「凸凹凹凹凹」になってしまい、
一本しかない「凸」は大忙し!
ナニをするにしても男性側としては余計な気を遣う
ばかりで、もちろんカラダだって
休まるヒマがありません。
アラン・ドロン主演の『冒険者たち』に、フランソワ・トリュフォー監督の『突然炎のごとく』、それにジム・ジャームッシュ監督の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』…ほか、
「名作」と呼ばれる映画には
「男2人と女1人」
…を主人公とする作品がたくさんあります。夏目漱石の小説で、松田優作・小林薫・藤谷美和子の共演で
映画化された『それから』もそうですね。
いっぽう「女2人と男1人」の名作映画を問われても…なかなか頭には浮かんでこない…。
「二人の男性が一人の女性をめぐり、
デリケイトな恋愛感情を絡めた
さまざまなドラマが生まれる」
──このほうが、いろんな意味で無理がなく、人間関係としてはスタンダードかつ洗練されているのかもしれません。