マッチングアプリで出会った独身のはずの彼氏が既婚者と発覚し慰謝料を請求した話②
付き合っていた彼氏が既婚者かもしれないと思ったきっかけはいくつかあります。
①家に行けない。30歳半ばなのに寮で部外者が入ってはいけないと言われていました。(年齢も詐称しており実際は40代)。今思えばその年齢で寮住まいで人が入れないと言うのもおかしな話なのに、当時は年齢の割に見た目老けてるし白髪も多いけどストレスかなぐらいに思っていました。アプリで知り合ったので言われた年齢だと思い込んでいて疑うのも悪いと思っていました。年齢が怪しいと思ったら不意のタイミングで西暦・昭和・干支全て確認するのも手です。
②寮住まいなのに泊まらない。金曜・土曜に会うことはあっても泊まった事は一度もなし。旅行に行こうとよく相手は言ってきましたが数ヶ月の交際で一度も行きませんでした。日曜に会う予定があっても直前に予定を変更される事が多く一度も日曜に会う事もありませんでした。家庭の予定があったんだと今では思います。
③前聞いた時と違う名前の漢字を言われた。これは既婚者と言うよりも偽名を使っているかもと疑ったきっかけです。他の独身偽装の被害者の話を聞いていても偽名を使って職業や社名、年齢も詐称する男性は非常に多いです。
LINEの名前は名前の一部のみで後は完全に違う名前を使っていました。これもよくあるパターンです。
違う漢字を言われた際に前と言ってた事が違うと問い詰めましたが頑なに私の勘違いと言い張られました。あの時にその場でじゃあ身分証見せてと言えば良かったですがその時はびっくりしてそこまで気が回りませんでした。
その後は相手もまずいと思ったのか徐々に連絡が減り次に会うまで期間が空きました。それまでにも何度本当に独身?一人暮らし?名前本名?と聞きましたがもちろん本当の事を言うはずもなく、動かぬ証拠を掴むため相手の身分証を見て偽名・年齢・住所・社名全て嘘だった事が発覚しました。
身分証を勝手に見た事は後ろめたかったですが相談した弁護士全員に確認し、相手が本当の事を言わず疑わしい行動があった上で証拠を掴む為に取った行動なのでプライバシーの侵害にはならず問題にはならないと言われ安心しました。
④電話に出ない。こちらから掛けた電話に一度も出た事がありませんでした。いつも掛け直してくる時は家ではなく外からでした。付き合いの終わりの方は自然消滅を狙ったのか未読無視が続いたので「心配だから家と職場に連絡するね」とLINEを送ったら慌ててすぐにかかってきました。
ちなみに貞操権の侵害での慰謝料請求を調べると結婚前提のみ、と出てくる事が多いですが結婚前提でなくても取れる場合もあります。特に示談の場合は相手はバレたくないので独身と嘘をついていた証拠があれば取れる可能性は非常に高いです。訴訟になった場合は結婚前提でない場合は金額に影響があるかもしれません。
私は結婚前提でしたがそうでない場合でも慰謝料を取れた例を多く知っています。なので結婚前提でないからと諦めないで欲しいです。ただ、前提の方が有利であるのは間違いないので出来たら言質を取ったり結婚前提であると思われる行動や言動(LINE等)を集めておくことに越したことはありません。
婚活パーティーや結婚前提のアプリでしか貞操権の侵害で慰謝料を取れないとの記事もありますが、私はそのどれでもないいわゆる恋活のアプリで出会いましたが相場以上の慰謝料を取れました。
貞操権侵害はまだまだ知られていなく詳しい弁護士も少ないので男女問題に強い法律事務所や弁護士に相談する事を強く勧めます。