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📕パルプ

チャールズ・ブコウスキー、著
パルプ

自称ロスアンゼルスいちの私立探偵ニック・ビレーンは、飲んだくれで、女好き。その依頼は様々だ。

死んだはずの小説家を探す依頼、美女に化けた宇宙人を始末する依頼、赤い雀を探す依頼…

死の貴婦人を名乗る死神、美女に化けた宇宙人、浮気調査を依頼するろくでなし…

読む、というよりは、B級映画を、観る、という感覚だった。

要所要所に出てくるブコウスキーの言葉は、タフに生きてきた自身の死生観そのものなのだろうと思う。

小説家にとって、自身の小説は生きた証であることに違いはないだろうけど、ブコウスキーの場合は、傷痕のようにも感じる。

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