日常生活と色のユニバーサルデザイン2(タバコのポイ捨て禁止表示)
このシリーズは、色彩検定UC(ユニバーサルカラー=色のユニバーサルデザイン)級のトレーニングの一環として、
・日常の中で見つけた色覚障害の方が見えづらいと思われる例
・それに対しての自分なりの修正案
を考えるものです(詳しくは第1回をどうぞ)。
「現状」や「問題点」を見ながら「どこが見にくいんだろう?」、「こうすれば見やすくなるのでは?」と考えながら見ていただければうれしいです。
※事例はあくまでも色のユニバーサルデザインを考えるための題材として取り上げています。このnoteの内容を元に対象物の作成者を誹謗中傷等することは絶対に控えてください
事例:タバコのポイ捨て禁止表示
現状
シミュレーション結果
問題点
・特に1型色覚障害で黒の人型と赤の禁止マークが一体化して見える
・「ポイ捨て」されているタバコが小さく、また1型色覚障害では火の赤も目立たないためほぼ認識できない(私自身、このnoteを作るためにじっくり見ていて初めてタバコに気づきました……)
修正案
・赤をオレンジ寄りにする(微調整)
・赤マークの周囲に白い縁取りをつける(境界線)
・人のマークは外し、大きなタバコのアイコンだけにする(大きさ)
※参考(オレンジ色は公式テキストの修正案でよく使われているもの)
いかがでしたか?
私自身、このnoteを書くようになってから赤×黒(1型色覚障害で見にくい)、ピンク×水色(1、2型色覚障害で見にくい)、青×黒(高齢者が見にくい)などの「誰もが見やすいとは限らない」配色を以前より意識するようになりました(意識すると結構あるんですよね……)。
このnoteが色のユニバーサルデザインを考えるきっかけになれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。
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