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【図解816】図解は「投稿」して刷り込まれる
【グラフ型】私の場合、図解は下書きして清書するだけでなく、説明文をつけて投稿することで「完成」し、自分の中に刷り込まれる。
図解の使い方は人それぞれだが、「自分にとっての完成」を知っておくことは価値がある。
この図解の一工夫:視線の流れに合わせて棒グラフと折れ線の2つのバージョンを作って比較し、「清書→説明文+投稿で最も刷り込まれる」というメッセージに最も合うものを選んだ
※図解パターンの説明はこちら
私の中で「いい図解かどうか」のひとつの目安として「書いた後にどれだけ思い出すか」があります。
その思い出す度合いが「清書したけど未投稿の図解」と「清書して説明文をつけて投稿した図解」でかなり違う、と感じたことから書いた図解です。
図解の数値はいずれも私自身の感覚的なものです
図解単体で見れば下書きを清書した時点で「完成」と言えます。
ただ、私の中ではその後説明文をつけて投稿し、世に出すことで「完成」というように考えています。
おそらく、説明文を書く際に内容をもう一度反すうしたり、「では、自分はどうか?」と自分に当てはめて考えることを通してより自分の中に刷り込まれ、思い出しやすくなるのだと思います。
説明文を書いている時に図解が進化することもしばしばあります。この部分が図解の下書きや清書段階に含まれる人もいるでしょう
以前はとにかく下書きを清書することを優先していましたが、最近は「下書き→清書」と「清書→投稿」のバランスをある程度意識するようになりました(とはいえ、未投稿の熟成下書きならぬ「熟成清書」がまだまだたくさんあるのですが)。
図解やインフォグラフィックとの付き合い方は人それぞれですが、自分にとっての「完成」を知っておくと、より気持ちよく創作を行えるようになると思います。
自分にとっての「完成」、あなたもぜひ一度考えてみてくださいね。
この図解のアナロジー(類推。ここでは本質的な構造が似ている≒同じ図解で表現できるもの)は、「詰めで大きく自分の中に取り込まれる」と一般化することで、
・知識と経験(実際に手を動かすことで、文字にしにくい細かいコツやハードルがわかるようになる)
・神は細部に宿る(大枠は経験のある人ならそう違わないことも多いが、細部へのこだわりが個性となり、また自分特有の経験になる)
などが考えられます。
下書き(オレンジの線は視線設計。棒グラフ版は省略)と次点の棒グラフバージョンとの比較。
最後まで棒グラフとどちらにするか悩みましたが、「清書→説明文+投稿」の大きな変化がポイントなので、それを一連の視線の流れとしてより自然に追える折れ線グラフを最終的に選択しました(棒グラフの方がインパクトはあるのですが、清書→説明文+投稿の連続性がややわかりにくいので)。
ちなみに、グラフの作り方の基本としては「大きさ・量を比較するとき」は棒グラフ、「時間に対する連続的な変化を示すとき」は折れ線グラフを選択します(今回の場合は「思い出しやすさの比較」と考えれば棒グラフでも間違いではないでしょう)
●関連note
似た図解ですが、こちらは「記憶に残すためにメモ書きでもいいから図解を書こう」という趣旨です
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