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日常生活と色のユニバーサルデザイン3(駅の「終日禁煙」表示)

このシリーズは、色彩検定UC(ユニバーサルカラー=色のユニバーサルデザイン)級のトレーニングの一環として、

・日常の中で見つけた色覚障害の方が見えづらいと思われる例
・それに対しての自分なりの修正案

を考えるものです(詳しくは第1回をどうぞ)。

「現状」や「問題点」を見ながら「どこが見にくいんだろう?」、「こうすれば見やすくなるのでは?」と考えながら見ていただければうれしいです。

※事例はあくまでも色のユニバーサルデザインを考えるための題材として取り上げています。このnoteの内容を元に対象物の作成者を誹謗中傷等することは絶対に控えてください


事例:駅の「終日禁煙」表示

現状

シミュレーション結果

問題点

・黒背景×赤い図形の色使いのため、1型(赤が見にくい)ではマーク、「終日禁煙」の周りの長方形ともに茶色っぽく見えて背景の黒にまぎれてしまい、地味な(目を引かない)サインになってしまっている

修正案

・図形の赤をオレンジ寄りにする(微調整)
・赤い図形に白線の縁取りをする(境界線)
(ただし「終日禁煙」の文字は白地で明るさの差が十分あるため、このままでも禁煙の意図自体は伝わる)

※参考(オレンジ色は公式テキストの修正案でよく使われているもの)


いかがでしたか?

このnoteが色のユニバーサルデザインを考えるきっかけになれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。

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山田太郎 | 図解描き / 山田スライド工房
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