【図解1544】「働き方」は変更可能
【ドーナツ型】「仕事がしんどい」と感じた時は、少し踏み込んで「仕事の内容(本質部分)」と「働き方」のどちらがしんどいのか考えてみよう(ここでの「働き方」は職場の仕組みや段取りなども含む)。
もし仕事の内容というより働き方が負担になっているのなら、仕事自体は変えずに働き方を調整する方法で対応できる可能性もある。
仕事に負担を感じた時は、一度「仕事の内容」と「働き方」をわけて考えてみよう。
今後の仕事や人生設計を考えている時に思いついた図解です。
仕事の内容と働き方は、通常ある程度の結びつき(必然性)があります。
ただ、その結びつきの程度は組織によって異なりますし、また時代の変化により前提条件が変わり、より多様な働き方が可能になっている場合もあります。
私は諸事情によりかなり疲れやすい体質で、今までの職場でも自分ができる範囲の工夫や相談をした上で、それでも「やはりこれを続けるのはしんどいな」と感じた時は転職をしてきました。
そして今の職場も閑散期はかなり余裕があるものの、繁忙期が体力的にかなりきついので、今後どうするかを検討しています。
ただ、仕事について自分でも興味深いのが「疲れるのはしんどいけど、まったく働きたくないわけではない」というところです。
理由の1つは、以前心身の故障で全く働けない時期があり、「時間を持て余すのはこれはこれでつらい」と感じた経験をしたためです。
ただ、それだけでなく「今の仕事(健康診断)の内容自体は必ずしも嫌いではない」という側面もあるように感じています。
たとえば
受診者さんにうまく説明をできたり、質問にうまく答えられていい反応を得られたとき
自分の業務能力を底上げするための勉強をしているとき
実業務の中でデータを取りながら仕事の質を上げるための工夫をしているとき
は仕事の中にそれなりの楽しさや満足感を感じているので、仕事の内容そのものというより働き方(自分への負担のかかり方)の問題なのだと感じています。
ちなみに「仕事の内容と働き方のどちらが合っていないのか?」を考える際に、上の私の例のように「仕事で楽しさや満足感を感じる時はあるか?」は一つのヒントになります。
つまり
という形です。
もし「仕事の内容はそれなりに好きだけど、働き方が合っていない」という場合はは、より自分に合った働き方にするために環境を変えるのも選択肢になるでしょう。
ただし、働き方を変える場合でも仕事は相手がいるものなので、選択の幅を広げる意味でも本質部分である仕事の内容のスキルアップをしっかりすることは重要です。
そういう意味で、より自分に合った職場を探しつつ、今の自分に上積みした方がいいスキルを見極め、今の職場の環境(使える資料や実際の事例など)を最大限活用しながら学べることを学んでおくと将来の役にも立つでしょう。
また、今の仕事に不満がない人でも、図解を元に「自分の仕事の本質的な内容は何か?」を考えると、仕事との向き合い方にきっとプラスになるはずです。
仕事の内容自体を変えるものであれ、仕事の内容は変えず働き方を変えるものであれ、転職や異動は大きな変化になるので軽率に決めるものではありません。
ただ、「仕事がしんどい」と感じた時は、少し立ち止まって「しんどいのは『仕事の内容』と『働き方』どちらだろう?」と考えると、選択肢が拡がるように思います。
人生100年時代と言いますし、これからは働く期間もより長くなっていくことでしょう。このnote働き方の参考になれば幸いです。
この図解の応用例
この図解を「本質は変わらないが、周辺部分は時に変更可能」と抽象化すると
学びの内容と学び方(うまくいかない時は別の学び方をするとうまくいくかもしれません)
お金の価値と電子マネー(お金自体の価値という本質は変わらずに、やり取りの形が変わった好例です)
価値観やライフステージに合わせた引っ越し(本質は住むところではなく生活そのものです)
などにも応用できそうです。
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