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【図解1659~1662】「競技で培われた心や思考」こそが人としての価値(かしわぎ なおこ | トランジションディレクターさんnote図解)

【ピラミッド型】アスリートであれば競技力や、その結果としての競技成績(順位や数字)はもちろん重要。

その上で、そこまでのプロセスで培われた心や思考こそが、「人としての本質的価値」として人生全体を通した自分の財産になる。


【ピラミッド型】しかし、この本質的価値である心や思考は見えにくく、自問自答をしても思考のクセや思い込みが邪魔して限界がある。


【ピラミッド型】そのため、他者であるインタビュアーに質問してもらい、それに答える形で「自分の当たり前」を含め様々なものを言語化し、見えにくかった心や思考を見えるようにする。


【特殊型】従来は、アスリートは競技の引退後はゼロから新しい仕事をするイメージがあった。

デュアルキャリアでは、現役時代から自分の財産である「培われた心や思考」を明確化し、それをアスリート時代だけでなく引退後の仕事にも連続して活かしていく。これは競技とは別の自己肯定にもつながる。

この考え方はアスリートに限らず定年退職や通常のビジネスの転職にも応用できる。


かしわぎ なおこ | "伴創"するトランジションディレクターさんのnote『「順位や数字では決めつけられない価値がある」ことを伝えたいから』(リンク後述)の

前述したように、勝利成績や競技の力よりも、むしろ、そこまでのプロセスで培われた心や思考こそが、「人として」の本質的な価値として人生では長く活きていく。(中略)

「自分を知る」ほど難しいことはなく、ましてや自問自答には限界がある
無意識のバイアスや思い込み、思考方向のクセが邪魔をしてしまう。

やはり他者から「質問され答える」という言語化(声に出す)が、いつの間にか頭の整理につながる。(1~3枚目)

「セカンドキャリアを意識せよ」なんてわざわざ身構えなくても、この「自己整理・棚卸し」を、普段(現役のうち)から習慣にするだけで、結果的に自分の人生観や思考法、「その先の自分の可能性」も見えてくる。

自己整理をすると、競技とは別の自己肯定につながり、メンタル的なストレスの軽減や、何より「引退後の自分は何もない!」という焦燥感の軽減につながる。(これが真の「デュアルキャリア」の概念)

競技以外の自分のポテンシャル(可能性)を知っておくことが、引退後の道のヒントになる。

引退後のセカンドキャリアという捉え方をすると「余計な雑念」として排除したくなるから、「根底で支える自分の見えないポテンシャル」として捉えるのがいいと思っている。(4枚目。上述の1~3枚目の中略部分の一部)

という部分を読んで興味深いと感じ、図解にしたものです(太字は私による装飾。図解には私の解釈も一部入っています)。


実はかしわぎさんはこの1つ前のnoteでもデュアルキャリアについて触れており、その時にも図解にしようとしたのですが、うまく考えがまとまらず結局図解にすることができませんでした。

それが今回引用したnoteの内容を踏まえ、ようやく今回の図解にまとめることができました。そういう意味で、私にとっても感慨深い図解です。


また、私の本業は医療従事者(医師)なのですが、諸事情で専門を何度か変えています。

過去の専門分野については知識が古くなっている部分も多いのですが、それぞれの領域での経験を通じて培われた心や思考、そして汎用性の高いスキル(説明力、ロジカルシンキング、エクセルで学んだ関数の考え方)などは、様々な形で今の仕事や日常生活にも活きています。

そういう意味では、まさに4枚目の図解の「自分の財産を活かし続ける」を感じているところです。

みなさんもぜひ「競技成績=仕事の結果」「競技力=仕事の能力」と言い換えて、自分にあてはめながら図解を見て考えてみてください。


この図解の元になったnoteはこちら。主なテーマはアスリートのキャリアですが、上にも書いた通り一般的な仕事のキャリアにも示唆深いことが書かれているので、ぜひ読んでくださいね!

かしわぎ なおこ | "伴創"するトランジションディレクターさん、すてきなnoteと図解化の快諾ありがとうございました!


●関連note&マガジン

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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山田太郎 | 図解描き / 山田スライド工房
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