日常生活と色のユニバーサルデザイン4(交差点の「自転車とまれ」看板)
このシリーズは、色彩検定UC(ユニバーサルカラー=色のユニバーサルデザイン)級のトレーニングの一環として、
・日常の中で見つけた色覚障害の方が見えづらいと思われる例
・それに対しての自分なりの修正案
を考えるものです(詳しくは第1回をどうぞ)。
「現状」や「問題点」を見ながら「どこが見にくいんだろう?」、「こうすれば見やすくなるのでは?」と考えながら見ていただければうれしいです。
※事例はあくまでも色のユニバーサルデザインを考えるための題材として取り上げています。このnoteの内容を元に対象物の作成者を誹謗中傷等することは絶対に控えてください
事例:交差点の「自転車とまれ」看板
現状
シミュレーション結果
問題点
・下の看板の「止まれ」のマーク部分がくすんで見え、目にとまりにくい+ゴチャゴチャして見える。この看板の対象者は見るのは自転車に乗っている人=ある程度の速度があると思われ、この表示では目にとめてくれる可能性が低い
・交差点「注意」と「自転車」とまれの赤字の部分(≒作成者が特に注目してほしかった部分)が1型(赤が見にくい)ではくすんでしまい、かえって見にくくなっている(特に背景がオレンジの上の看板で顕著)
(・標識の背景のオレンジと黄色がほぼ同じ色に見える)
修正案
・図形の赤をオレンジ寄りにする(微調整)
・赤いマークと文字に白線の縁取りをする(境界線)
※参考(オレンジ色は公式テキストの修正案でよく使われているもの)
いかがでしたか?
個人的にはそろそろ「修正案」のところに「微調整」と「境界線」以外のものをなんとか入れたいのですが、「一般型色覚の方も見えやすいように」と考えるとなかなか他の良案が思いつきません汗
まだまだ精進が必要ですね……
このnoteが色のユニバーサルデザインを考えるきっかけになれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。
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