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【図解1911,1912】「反面教師 × 抽象化」で学びを拡げる(12/18図解差し替え)
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【ツリー型】他人の悪い言動を見聞きした時、まずは反面教師的なエピソードとしてそれと同じ行動をしないように直接的な学びを得る。
そこから一歩踏み込んでその反面教師エピソードの学びを抽象化し、それを似た事例へ拡大することで、さらに多くの学びを得ることができる。
「反面教師 × 抽象化」で学びを拡げよう。
2023/12/18 反面教師×抽象化」の図解のみver2に差し替えました(下の例の図解は旧バージョンのフォーマットです)
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【ツリー型】たとえば駅のホームでよく聞く「駆け込み乗車はおやめ下さい」のアナウンスなら、まずは直接的な学びとして「自分も駆け込み乗車をしない」ことを心がける。
さらに、この学びを抽象化すると「期限後のねじ込みをやめる」となり、「社内締切後の書類提出」や「人気商品の転売入手」なども同じく控えたほうが良いことに気づける。
「反面教師 × 抽象化」で、1つの反面教師エピソードから多くの学びを得られる。
駅のホームで「駆け込み乗車はおやめ下さい」というアナウンスを一度に3回聞いたのをきっかけに、思いついた図解です。
ちなみにこのアナウンスは自動音声ではなく車掌さんらしき人がしており、3回目にはさすがに声にいらだちが隠せなくなっているのが印象的でした(もちろん車掌さんが悪いのではなく、そういう駆け込み乗車をする人が悪いという意味です)。
恥ずかしながら私もたまに駆け込み乗車をしてしまっていたのですが、このエピソードの後はしなくなりました。これは同じことをしなくなる「反面教師からの直接的な学び」と言えます。
また、上記のエピソードのインパクトが強かったのでふと「他にも学べることはないか?」と考えてみたところ、このエピソードの本質は「期限後にねじ込んで他人に迷惑をかける」であることに気づきました。
この抽象化した本質を再度具体のレベルに戻すと
仕事での社内締切後の書類提出(何だかんだでなんとかなることは多いが、「期限後にねじ込んで他人に迷惑をかけている」のは同じ)
人気商品の転売入手(売り切れ≒期限後の正当なルート外での入手。それにより間接的に正当なルートでの販売にも悪影響がある)
なども構造が似ていることに気づき、これらのことも行わないように注意しようと思いました。
良くも悪くも、他人の悪い行動や欠点は目に付きやすいものです。
まずはシンプルな意味での反面教師として同じ行動をしないことが大事ですが、抽象化とかけ合わせることで他者の行動であってもより多くの「自分の人生の肥やし」にできます。
「これはちょっとなあ……」と感じることがあったら、「反面教師 × 抽象化」で多くの学びのきっかけに変えてしまいましょう。
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ことわざ化:反面教師、かめばかむほど味が出る
●関連リンク
図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例
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