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【図解1795】操作は早くしても「図解との対話」は削らない

【グラフ型】図解作成にはそれなりの時間がかかるので、自分の考えをより多く形にするためにもスピードアップは必要。

その上で、操作は早くしても、図解の主な楽しみの1つである「作成しながらの図解との対話(内容の深掘りやデザイン面でのこだわり)」の部分は削らずに時間をかけることが大事。

私にとって図解は作品であり楽しみ。単純作業はスピードアップしつつ、「図解そのもの」にかける時間はしっかりと確保していきたい。


「図解(正確にはスライド作成)のスピードアップ」について考えたことを図解にしたものです。

今所属している資料作成のコミュニティでは、資料作成のスピードアップを目的とした「自分で時間を測りながら、お題のスライドをまねしてスライドを作る」というトレーニングがあります。

最初は時間を測るプレッシャーが強かったのですが、慣れてくるとゲームのタイムアタックのように、最速の効率的な手順や環境設定(パワーポイントならクイックアクセスツールバーの配置など)を考え、それを実践して時間という「目に見える結果」につなげる手順そのものが楽しくなってきます。

なお、トレーニングの目的を踏まえて「そのスライドだけでなく、他のスライド作成にも使える汎用性のある手順で行う」という縛りを設けています

ただ、このトレーニングは相当(5スライドで計50回以上)やり込みましたが、実はトレーニング前後で図解作成のスピードは劇的には変わっていません。

それは、操作時間は短縮しても、「図解との対話の時間」は今まで通りとっているからです。

単純なPC操作の時間は、それ自体が価値を生むものではないし楽しくもないので、この部分は短ければ短いほどいいのは間違いありません。

一方で、図解自体との対話=図解という形にすることでの思考の深掘りや、デザイン面でのこだわりは図解の質向上と楽しみにつながる部分なので、あえて削らずに今まで通り時間をかけていくことにしました。

私の場合は、このnoteの説明文作成も広い意味での「内容との対話」と言えます

このトレーニング自体は非常に価値の高いものだと感じていますし、実際手順や環境設定の見直しで元々短めだった操作時間はさらに短くなり、余計な操作(追加の1クリックなど)に伴うストレスも減少しました。

その上で「図解を楽しむこと自体が目的」という自分のスタンスを忘れずに、得られたものを図解をより楽しむことに活かしていきたいと考えています。

私の場合は図解(スライド作成)でしたが、同じことは創作全般にも当てはまるでしょう。

今回のnoteを、ご自身の創作の一助にしていただければ幸いです。

なお、今回の図解の内容は「図解を楽しむこと自体が目的」の私の場合です。

図解を伝達のための手段として使う場合は、事前に内容とレイアウトを入念に設計し、それをスライドに落としこむ部分は無心・最速にひたすら形にする(または外注する)という方法もありますし、それを否定するものではありません。ご了承ください


おまけ(図解との対話ビフォーアフター)

上が対話前、下が対話後の図解。

パッと見はだいぶ違いますが、よく見ると「スピードアップ前後で操作の時間は減っているが、図解との対話の時間は変わっていない」という核になるメッセージは全く同じです。

実は上の図解をnoteに貼り付けて説明文まで書き始めたのですが、noteの画面に表示された図解を見て「なんかカッコ悪くないか?」と感じ、表現を再検討してグラフの形にまとめ直した結果、今の形に落ち着きました(つまりこのビフォーアフターは「対話を通したデザイン面でのこだわり」です)。

寄り道もまた楽し、ですね。


追記(2023/7/23)

ヒスイさんがこのnoteを紹介してくださり、その記事へのコメントをきっかけに更に内容の深掘りを行うことができました。

別に"手段の目的化"だったり"無駄"だったりしても、本人が楽しかったら「それ自体が目的」ということで全然OKだと思うんですよね。

ただ、良くない意味での手段の目的化が起こっている時は、往々にして「刺激にはなっていても楽しくはない」ように思うので、「自分が楽しいか?」をモノサシにするのがいいように思えました。

おかげさまで考えが更に深まりました。ヒスイさん、ありがとうございます!😊

ヒスイさんへの記事のコメントを抜粋

ヒスイさん、きっかけをありがとうございます!

ヒスイさんの記事はこちら。ユーモラスに綴りつつも内容はかなり深いので、この読んでみてくださいね。


●関連リンク

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例


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山田太郎 | 図解描き / 山田スライド工房
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