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【図解1993】役割の上下は合っても「人としての立場」は同じ
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【グラフ型】仕事などで、社長、課長、平社員など役割上の立場の上下があっても、人としての立場はみな同じ「ただの人」。
仕事などを円滑に進めるためにも役割上の立場は尊重した方がよい。
しかし、相手の役割上の立場が自分より下だから人としてあなどっていいわけではないし、逆に相手の役割が上でも自分が過剰にへりくだる必要もない。
役割の上下は合っても「人としての立場」はみな同じ。
役割上の立場と人としての敬意について、考えたことを図解にしたものです。
この2つはつい混ざってしまいがちですが、まずはこの図解の「役割上の立場」と「人としての立場」という軸で切り分けてみるのがおすすめです。
そうすれば、「自分の(役割上の)立場が上だからといってえらぶっていいわけではない」し「自分の(役割上の)立場が下だからといって、人としてあなどられていいわけではない」という当たり前のことを思い出しやすくなります。
土台としてこの図解の考え方を元に「人としての敬意」を示し、そこにさらに相手の能力や人格に応じて自分の意志でプラスαの敬意を示す、と考えるのがいいでしょう。
人間関係のお供に、この図解を活用いただければ幸いです。
この図解の応用例(立体的に見る)
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描いた図解を立体的に眺めてみます。
左右から見る
左右から見ると、色のついた「ただの人」ゾーンにだけ人が固まっており、他のゾーンには人がいないことがひと目で分かります。
人はみな「ただの人」であること、そして「ただの人未満の人(オレンジの下)」も「ただの人よりすぐれている人(オレンジの上)」もいないことがわかります。
左下から見る
左下から見ると、「役割上の立場」と「人としての立場」の2つの軸が眼の前で交差しています。仕事などでの人間関係を考える時、この2つの軸がモノサシになることがわかります。
裏面から見る
裏面から見ると、文字は裏返って読めませんが、色のついた部分(ただの人ゾーン)の中で人から人へ矢印が流れていることがわかります。
「どのようなやり取りも、結局は『同列のただの人同士のやり取り』」という見方ができそうです。
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●関連リンク
図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例
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