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【図解2137】人生には「今日」しかない

【線表・タイムライン型】人生にあるのはいつも「今日」だけ。

それが「今この瞬間から見た今日」か「3日後の『今日』」か「5年後の『今日』」なのかの違いはあっても、それぞれの日から見た「今日」という点では同じ。

何かが都合よく変わる「明日」など、いつまで経っても一生やってこない。人生とは毎日の「今日」を生きること。


人生について最近考えたことの図解です。

自戒のための図解なのでやや強い表現となっていますが、他の方の人生や考え方を否定する意図はありませんのでご容赦ください。

私はすでに不惑(40歳)を超えていますが、それでも心のどこかで「何かが都合よく変わる『明日』」を期待してしまっているところがあります。

現実問題としては、不運なめぐり合わせや体調不良などで「とにかく今日をしのいで明日に期待するしかない」という事態はあるものです。

ただ、私の場合、特に問題がない日もどこかでそう考えるクセがついてしまっているのが良くないと感じています。


今日というのはたいてい地味で骨が折れるもので、明日というのはすべてがうまくいってなにかが変わるような、ワクワクするような響きがあるものです。

たとえて言えば「子供の頃、誕生日プレゼントは選んでいる時が一番楽しかった」ときのようなものでしょう。

未来を見ること・期待すること自体が悪いわけではありません。ただ、問題はそれによって今日を軽んじていること。

人生というのはいつまでも「今日」の地続きで、何かが都合よく劇的に変わる「明日」などは一生やってきません。

厳密には宝くじ並みの確率では起こるかもしれませんが、それだけを期待して日々生きるのはあまりにも分が悪い賭けです。

さらに万が一幸運が転がり込んできても、今日を大切にできないままならせっかく得たものも遠からず手の中から転がり落ちてしまうでしょう。

仮に「明日」に何かが変わるとしても、それはほとんどの場合今までの「今日」と地続きの変化のはずです。


もう何度目の挑戦かわかりませんが、この図解を胸にマインドフルネスなども活用しながら、あらためて「今日」に目を向けて生きようと思います。

図解の深掘り(立体的に見る)

描いた図解を様々な角度からながめてみます。

左右から見る

左から見ると、赤ん坊(生まれた時)の先にたくさんの「今日」があり、その先にお墓(死)があるのが見えます。
右から見るとその逆で、手前にお墓(死)があり、たくさんの「今日」の先に赤ん坊(生まれた時)が見えます。

その時々の感じ方が違ったり、可能性が閉じられていくように思えても、大きな視点では赤ん坊の「今日」も死の直前の「今日」も結局は同じ「今日」だということを感じさせてくれます。

上から見る

はるか上空から見ると、「今日」の円が小さくなり、赤ん坊とお墓を一本の線がつないでいるように見えます。

これは、今日というものが生と死をつなぐもの、そしてそれぞれの「今日」がつらなっていることを感じさせてくれます。



●関連リンク

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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山田太郎 | 図解描き / 山田スライド工房
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