【図解1654~1658】人それぞれの話では「正しさは一旦置いて」おく、他4枚(日常の図解メモ)
日々考えたことや日常の一コマを図解にしました。
人それぞれの話では「正しさは一旦置いて」おく(2枚)
話を聞く時の共感について、最近心がけていることを図解にしたもの。
「迷惑を受けた話し手の気持ちに共感できる。ただ、その人(迷惑をかけた他人)の行動は法律やルールに違反しているわけでなく『悪い』とまでは言えない」という場合があります(1枚目の図解の左上の部分)。
この時、1枚目の図解のように「(法律やルールなど理屈の上での)正しさ」を評価基準として持っていると「迷惑を受けたことには共感するけど、その人の行動自体は人それぞれとしか言えない」という”奥歯にものの挟まったような共感”になりがちです。
こういう種類の話では、2枚目の図解のように「正しさ」という見方は一旦脇に置いておいて「共感できるかできないか」だけで考えるのがいいようです。
そうすれば「迷惑を受けて災難だったね」というように、より本心からの共感を示しやすくなります。
思い込みは「自然に強化」される
思い込みと情報について思ったことを図解にしたもの。
「自分は○○(何かが得意、苦手など)だ」という意識があると、日々接する情報の中で「自分が○○だ」という情報がよく目についたり、また記憶に残りやすかったりします。
そしてその「自分が○○だ」という情報がさらに元の「自分は○○だ」という意識を強化し、それがさらに情報の選別を強め……というように、思い込みは意識しなくても自然に強化される傾向があるように思います。
よく言われるように「反対側の意見を『意識的に』収集する」のが対策としては有効です。
「人の発言と行動」はしばしば食い違う
『誰のためのデザイン?増補・改訂版』という本の内容にヒントを得て作成した図解。
アンケートなどの質問への回答と、実際の行動はしばしば食い違います。
これは様々な事情で意図的に隠している場合もありますが、質問への回答時点では本人も食い違いに気づいていないこともあり、アンケートの回答と実際の行動を比較しながら判断していく必要があります。
相手を嫌な気分にさせないコミュニケーションフローチャート
他人への伝え方について、思ったことを図解にしたもの。されて嫌なことは多くが共通するので「自分だったら嫌」なことはやはり要注意です。
その上で、相手と自分は違う部分もあるので、「相手が過去に似た事例で嫌がった」という事実があったり、「相手のキャラクターなら嫌だろう」と推測できる場合も要注意となります。
要注意でも伝えなければいけない場合はありますが、言い方などに工夫をすることで相手の苦痛を多少は和らげることができるはずです。
多少手間がかかるため、すべてのコミュニケーションにこれを使うのは現実的ではないかもしれませんが、少なくとも「自分が平気でも相手は嫌かもしれない」という視点を持つことは意味があると思い、投稿しました。
ちなみにこの図解、最初は上の初版のように「『相手が過去に似た事例で嫌がった』ことがあるかまず思いを巡らせよう」というニュアンスが強く、それが一番最初に来ていました。
ただ、描いた図解をながめていて、
このフローだと「相手のこと→自分のこと→相手のこと」という行き来があり意識の切り替えの手間が大きいこと
一番多く引っかかるポイントは「自分だったら嫌」だろうからまずはこれを検討した方が効率的
ということに気づき「自分→相手(事例)→相手(推定)」という順番に変更しました。
今回のように、図解にして「頭の外」に出すとアイデアと少し距離を置いて考えることができます。
日常にも図解ネタはたくさんあります。「これは図解にできそうだな」と思ったら、ぜひ気軽に手描きで図解にしてみてくださいね!
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