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【図解1593】人生は「いつも本番」
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【線表型】人生はいつも「本番」。
準備ができた後に「本番の人生」になるわけではない。実際には物事には準備期間があるとしても、それも含めて全てが「本番」。
自分の「後延ばし癖」について、自戒を込めて描いた図解です。
私には「今は準備期間、これが終わったら思い通りの(本番の)人生が待っているはず」と思いがちなところがあります。
「これが終わったら」は人によっては「転職したら」「〇〇万円貯まったら」「〇〇の資格を取ったら」という読み替えも可能でしょう
実際、今ひそかに転職を考えているのですが、「転職すればもっと図解に割ける時間やエネルギーが増え、のんびりした時間も増えてより楽しい人生になるはず。『だから今はその準備期間』」とたまに思っていたりします。
実際のところ、見込み通りの転職ができれば実際使える時間はさらに増えますし、そういう意味では上記の予想はおそらく正しいです。
また、物事は大きなものであるほど、準備期間が必要なのも事実です。
そういう意味では、「ある期間を終えた後に人生の状態が大きく変わる」ということ自体は理屈としてはその通りと言えるでしょう。
ただ、仮にその理屈が正しいとしても、問題は今の心がけとして『だから今はその準備期間』と「今日」を無意識に「仮のもの」として軽んじているところなんですよね。
この後延ばし癖の根っこははっきりしません。
ただ、若い頃から体調が割と不安定な時が多く、「〇〇する予定だったけど、今日は疲れてて本調子じゃないから最低限のことだけしてしのごう。明日体調戻れば〇〇もできるはず」のような「今日をしのぐ思考」が積もり積もってできた癖なのかもしれません。
私の今の人生のスタンスは「ただ生きる」なので、どちらかといえば「やること」を詰め込んで何かを達成するというよりは、のんびりと日々生きる方が性に合っています。
そういう意味では、「今も本番」だと考えても、行動レベルでは大きな変わりはないかもしれません。
ただ、図解も、仕事も、家族との時間も、果ては一日中だらだらゲームをするのも、すべては仮ではなく「本番の人生」なのだという自覚は、この図解とともにいつも心に持っておきたいと感じました。
なお、上記はあくまで私の価値観と相性の話なので、目標達成型の生き方もそれはそれですばらしいと思います
2022/8/8 より見やすいように線の太さと色を調整
この図解の応用例
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この図解を「一部ではなく、すべてが本番」と抽象化すると
遠足や旅行(おうちに帰るまでが遠足)
(図解→事例)旅行の計画過程も、ただプランを選択するだけでなく「本番」として楽しんでみる
(事例→図解)晩年の体が思うように動かなくなっていく「人生の帰り道」も「本番」として味わう
禅の見立て(石臼→漬け物石→庭の飛び石など、元の用途に使えなくなったものを他の形で活かす)
(図解→事例)野菜の規格外品(形などが悪くて商品にできなかったもの)などを食事に活用してみる(商品=「元の用途」の前に目を向けてみる)
(事例→図解)社会の第一線から退いた、はたから見れば「余生」でも、ただ「今の生」を生きる(漬け物石も飛び石も、そのものにとっては「本番」)
などにも応用できそうです。
ことわざ化:人生はいつも本番
●関連note&マガジン
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