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【みんこず7・図解1972~1977】登竜門(1/22図解再追加)

みんなでことわざを図解して楽しむ「みんなでことわざ図解」(略称:みんこず)、第7回のお題は2024年の干支=辰にちなんで「登竜門」です。ぜひ挑戦してみてくださいね!(目次の【みんなの図解】から追記分にジャンプできます)


「みんなでことわざ図解」って何?

「みんなでことわざ図解」とは「お題のことわざを参加者のみなさん(私含む)に図解してもらい、それを紹介する」ものです。

以前から「インターネット上に、気軽に図解を練習できる場所があるといいな」と思っていたので、自分でやってみることにしました。

「みんなでことわざ図解」は

  • 手を動かして図解の練習ができる

  • 図解化を通して自分視点でのことわざの理解が深まる

  • 他の人の図解を見てことわざを多面的にとらえられる+図解の表現の参考になる

という"一粒で三度美味しい"ものになっています。

図解に「正解」はありません。自分なりに考えることでことわざの理解も深まるので、ぜひ気軽に参加してみてくださいね!


【今回のお題】雨降って地固まる

今回のお題は「登竜門」です。

登竜門
立身出世の関門のたとえ。中国の黄河上流にある竜門という急流をさかのぼることができた鯉は竜になるという故事から。(出典:故事・ことわざ・慣用句辞典オンライン)


参加方法と注意点

ご参加いただける方は「#みんなでことわざ図解」のハッシュタグをつけて図解を投稿してください。本記事の「みんなの図解」でご紹介させていただきます(投稿note内にこのnoteのリンクを貼り付けていただくとより確実です)。

なお、図解を投稿する際は下の1+2の表示をお願いします。

  1. 図解内に出典として上記サイトを表示(下記画像参照)

  2. 投稿するページに出典としてことわざページへのリンクを表示

出典の記入例
参考:故事・ことわざ・慣用句辞典オンライン「雨降って地固まるとは」(https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2399.php00)

上の文章を図解の下部(1.)と投稿ページ内(2.)に貼り付けてください(図解内での文字サイズは10pt程度の小さい文字でOKです)

今回の投稿期限の目安は1/20(土)18時です(それ以降でも投稿いただいた図解は適宜ご紹介します)。

図解に慣れるコツは、なんといっても「自分の頭で考えて手を動かす」ことです。図解に”正解”はありません。ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね!


今回はヒントはありません。年末年始でリフレッシュした頭で自由に発想してみましょう!(思いつかない時は、下の図解パターンのnoteも見ながら考えてみて下さい)


【みんなの図解】(1/21追加)

みなさんに投稿いただいた図解です。ご参加ありがとうございます!(投稿日順に紹介。noteリンクは最後にまとめて掲載)


あすず@イラスト図解さん

イラスト図解を投稿されているあすずさんは、イラスト図解でご参加くださいました(私の分類で言うとどのパターンにも当てはまらない「特殊型」ですね)。

あすずさんらしいかわいらしい鯉と竜のイラストと、急流に水色とさかのぼるオレンジの対比で、シンプルながらわかりやすい図解ですね!

また「鯉は鯉、竜でいい。私は私でいい」という基本スタンスは守りつつ、「鯉である私は竜になれないかもしれないけど、よりよい、なりたい自分に向かってチャレンジしていくことには意味があるはず。そういう時にこの図解を思い出したい」とことわざの内容を前向きに自分ごととして受け止めているのがすばらしいと感じました。


まるも|手書きと図解が好きさん

日経図解(日経新聞の記事図解)や日々の気づきを投稿されているまるもさんは、いらすとやを活用した図解を投稿してくださいました(こちらも私の分類だと「特殊型」ですね)。

登竜門を超える大変さと、通過した後の可能性の広がり(=新たな世界)が太い線と面積の広がりで力強く表現されていますね!

登竜門を「自分の可能性を広げる一歩」と自分なりに再解釈したところ、そしてnoteの中でちょうど1/20にあったJAXA探査機の月面着陸を「まさに登竜門だ!」と身近な話題とつなげているのが見事だと感じました。


さいためさん(1/22追加)

図会議ワークショップを開催されており、みんなでことわざ図解常連でもあるさいためさんはピラミッド型の図解を投稿してくださいました。

さいためさんのnoteによると、

何で三角図の図解かというと
トップダウンの組織図から
立身出世はトップに登り詰めるイメージ、頂点はBOSS。
ヒエラルキーや自立分散がもてはやされる昨今
何かと問題視される
ピラミッド型組織のイメージと登龍門、立身出世が重なって三角図が頭から離れなくなったのだと思う😅

とのこと。ことわざの説明文の「立身出世」というキーワードを中心に組み立てられたようですね。今回は「竜が登る」を中心とした特殊型の図解が多い中、また違った切り口なのが興味深く感じました。

現代社会との対比の視点もいいですね!


山田太郎1~5(特殊型×2、表型、グラフ型、ピラミッド型)

特殊型

最初に思いついた構図(細部は何度かバージョンアップしています)。

「鯉が急流を登り、そのままの勢いで竜になって天高く登っていく」イメージを図解にしました。

矢印の角度や登りきれなかった鯉など地味に凝った部分もあり、今回描いた図解の中では一番のお気に入りです。

ちなみに今回「ノーヒント」だったのは、この「特殊型=型にはまらない図解」が一番しっくり来たため、ヒントの出しようがなかったためです(あえて言うなら「自由に発想してみましょう」がヒントとも言えます)

表型

説明文の内容を表にしたもの。なお「意味」の部分など、一部私の解釈も加わっています。

これ自体が「完成形」というよりは、内容を整理し、元の文のメッセージを明確にする目的で作成しました。


特殊型(超シンプル)

表にした内容を元に、超シンプルに文字と矢印で表現したものです。

これだけだとやや物足りない面はありますが、肉付けする前の「図解の骨格部分」がわかりやすいという利点もあります。


グラフ型

登竜門を超えた人の視点で、身分・知名度の変化を時間軸で表現したもの。竜門(試験など)を超えることで、一気に身分や知名度が上がることをグラフの急激な傾きで表現しました。

「急激に上る線」という点で最初の特殊型と似た表現ですが、特殊型は立身出世をストーリーの中で暗示的に表現しているのに対し、このグラフ型では「身分・知名度」と明示しているという違いがあります。


ピラミッド型

山田太郎1~5

登竜門を超えて登りつめていく様子をピラミッド型の図解で表現したもの。

ピラミッドの構図を使うことで、「多くの鯉の中で、竜になれる人は一握り」という希少性も表現しました。

ただ、全体としてやや読み解きが必要になる図解になってしまった感があります。


今回のことわざ図解の分布(1/22更新)

今回のお題「登竜門」の図解は特殊型が一番多く、3人が特殊型の図解を投稿していました。

ちなみにこれはただの傾向なので、「多いほうが正しい・えらい」というわけではありません


図解まとめ(再掲)


あとがき

ということで、みんなでことわざ図解第7回は「登竜門」でした。

今回はあすず@絵や図で毎日アウトプットさん、まるも|手書きと図解が好きさんの2名がご参加いただきました。ありがとうございます!

今回も参加してくださった方それぞれが図解の内容について深掘りをされていて、興味深かったです。

実は今回の「竜をテーマにしたことわざ」はお題選びにかなり苦労したのですが(難しすぎて聞き覚えがなかったり、意外と後ろ向きな内容のものが多い)、参加者のみなさんがそれぞれの工夫や自分事としての解釈などをしつつ、楽しんで図解していただけたようで何よりです。

また、私自身も図解しながら「noteのコンテストやコラボ企画も一種の『登竜門』なのだな」と気づけたりと、このことわざの理解をより深めることができました。


みんなでことわざ図解、次回は2月の開催を予定しています。

今回ご覧いただいて興味を持たれた方、ぜひご参加くださいね。また、みんなに図解してほしいことわざのリクエストも大歓迎ですのでぜひ。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!


関連リンク

ご参加頂いた方


山田太郎

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例
主催者について→詳細プロフィール

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山田太郎 | 図解描き / 山田スライド工房
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