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【図解1777】不調時は「知識と行動の食い違い」をチェックする
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【マトリックス型】不調でなんとなくうまくいかない時は、いつの間にか「できていたことがうまくできなくなっている」ことがしばしばある。
知識はもちろんあるし、以前はできていたので無意識に今もできていると思ってしまうのが意外な落とし穴で、意識的にチェックしないと見つけられない。
不調時には「知識と行動の違い」を意識的にチェックしよう。
少し前に寝つきが悪い時期があり、その際の経験から描いた図解です(今は改善しました)。
私は睡眠が専門というわけではないのですが、若い頃からあまり睡眠が良くなかったため個人的に本を読んだり工夫しており、睡眠についてはある程度の知識があります。
ただ、今でもたまに睡眠がいまいちになる時期があり、ふり返ってみると、その時期はほぼ例外なく「以前はできていたのぞましい習慣ができていない」状態だったんですよね。
厄介なのは、以前はできていたし、知識はあるので半ば無意識に「今もできているはず」と思ってしまい、「今はできていないことに気づかない」ところです。
それに気づき、以前読んだ本などを元に「良眠のためのチェックリスト」を作成し、以下の5つを重点的に取り組むことにしました。
起床時間(日光を浴びる時間と食事の時間)を毎日一定にする
16時以降はカフェインを避ける(※)
21:30以降はPCとスマホを使わない(ベッドにも持っていかない)
私はカフェインが効きやすい体質のため、16時までに設定しています(通常は「夕食以降のカフェインは避ける」です)
ちなみに習慣が崩れてしまった原因はよく覚えていないのですが、おそらく仕事や諸々でとても疲れている日が何日か続き、つい気が緩んでそのままずるずる……というものだと思います。
また、ふり返ると風邪をひいたりなど体調不良になって様々な行動を「省エネモード」にした後は、体調が戻った後もつい省エネモードの行動を続けてしまい、望ましい行動習慣を忘れてしまっていることも多いので、注意が必要です。
不調時は「知識と行動の食い違い」をチェックする、ぜひ気を付けてみてくださいね。
この図解の応用例(抽象化と転用)
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抽象化
「以前出来ていたことができなくなった」には気づきにくい
転用
最近何となくギクシャクしている人がいたら、いつの間にか「コミュニケーションの手抜き」をしていないかチェックする(コミュニケーション)
体重が増えてきたら、一時期適量だった間食がまた増えていないかチェックする(健康管理)
同じ仕事の所要時間が長くなってきていたら、知らず知らず過剰品質になっていないかチェックする(サービスすること自体は悪いことではないが、全体とのバランス感覚は必要。タスク管理)
ことわざ化:できるできるはできぬのはじめ
●関連リンク
図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例
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