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【図解1366】「教える学び」は2段階

20210529教える学びは2段階

【ピラミッド型】学んだことを他人に教えることで自分の学びを深める「教える学び」には2段階ある。

まず、学んだ内容を自分が伝えやすいようにわかりやすく整理する段階がある。

その上に、整理したものを受け手の目線で眺め「これを聞いた相手はどんな質問をしてくるだろう?」と想定質問を考える段階がある。

最初の段階だけでも十分効果はあるが、視点を変えて2段階目まで行うことでさらに学びを深めることができる。

せっかく時間をとって教えるなら、2段階目まで活用して自分の学びも最大限高めよう。


仕事での講師や、部内の勉強会の際に感じたことを図解にしたものです。

マネジメントの父であるドラッカーは「教える時に最も学ぶ」という言葉を残していますが、これは非常に核心を突いた言葉だと思います。

実際、普段の業務で使っているはずの知識でも、人に伝えるために整理すると自分の理解が浅かったり勘違いしている部分に気づき、その前より業務のレベルが1段階上がることはよく経験します。これが図解の「教えるLv1」に相当する段階です。

さらに、私は講義やプレゼンをする時には何回かリハーサルした後に必ず「想定質問」を3つ考えるようにしています。

面白いもので、まったく同じ資料でも「自分が話すつもりで見る」のと「想定質問を考えながら読む」のでは視点が変わり、想定質問モードの時はより受け手に近い立場で読み込むことができます。

そこで説明不足に気づいて内容を追加したり、スライドは変えなくても補足資料を読み込んで質問に円滑に答えらえるようにすることで、自身の学びもより深めることができます(より自信をもって話せるようにもなります)。これが「教えるLv2」の段階です。

もちろん、3つと言わずたくさん想定質問を作るに越したことはありません。

ただ、実際には、リハーサル(40分×3回だけでも2時間です)の時間を考えるとたいていギリギリになってしまうので、諸々のバランスを考えて私の中では3つを一つの目安としています。

数もですが、「読み手に近い視点で眺める」のが一番大事だと思っています


なお、この「想定質問を通して受け手の視点に立つ」という手法はおそらくnoteにも応用可能です。

私自身も今回はじめて気づいたので実践はこれからですが、推敲段階で使っていこうと思います(書き上げた直後ではなく少し時間を置いてから読み直すのがコツです)。

伝えたいことを一通り形にしたら、ぜひ「受け手はどんな質問をするだろう?」と考えながら読んでみてくださいね。きっとさらに深みのある記事になりますよ!



「1日1図解」を30日続けるデイリー図解チャレンジ(DZC)、本日無事完走しました!


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山田太郎 | 図解描き / 山田スライド工房
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