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【図解1694,1695】「どうなりたい?」だと外部にも目が行く

【特殊型】「どうする?」は主に行動、「どうしたい?」は心と行動に問いかける質問。

これに対して「どうなりたい?」という問いかけは自分(内部)だけでなく、周りの人や環境を含めた外部も含めた問いかけになる。

「どうなりたい?」だと外部にも目が向く。



『シンプルな8つの図が子ども理解・かかわりを劇的に変える』という本の「『どうなりたい?』という問いかけが大事」という内容にヒントを得て作成した図解です。

noteを初めた頃に描いた下の「どうしたい?」の図解は私のお気に入りで、今でもこの図解を思い出しながら「私は『どうしたい?』」とよく自分に問いかけています。

そして、今回図解にした「どうなりたい?」という質問は「どうしたい?」よりもさらに広い範囲を意識した問いかけだと感じました。

私の場合なら

  • どうしたい?:図解を楽しみたい

  • どうなりたい?:図解を楽しんで、その日寝る時に満足して床に就きたい、妻にいつも笑顔で幸せにいてほしい

という感じで「どうなりたい?」にも自分個人のことは入ってくるのですが、それに加えて周りの人も含まれることがあるのが特徴的だと感じました。


また、上の図解のように「どうする?」と「どうしたい?」が現在に向けた質問なのに対し、「どうなりたい?」は主に未来に向けた質問になる(ただし未来を起点に現在にも目が向くこともある)、という違いもありますね。


なお、「どうする?」と「どうしたい?」と「どうなりたい?」は図解(再掲)のようにそれぞれカバーする範囲が違いますが、これはただの性質の違いで優劣ではありません。

たとえば作業モードでサクサク進めたい時なら行動に焦点を強くあてた「どうする?」がいいでしょうし、「今の自分の気持ち」を深く感じたいなら「どうしたい?」が最適な質問になるでしょう。

「どうする?」と「どうしたい?」と「どうなりたい?」、3つの質問を使い分けられると、自分の気持ちの向け方もより柔軟になるように感じました。


図解こぼれ話

2枚目の図解を見て「3つの質問のどれも過去に触れていないなら、過去の項目はいらないのでは?」と感じた人もいたかもしれません。

実は「過去」を外したバージョンも作成しています。

ボツにした図解も内容はシンプルかつ十分ではあるのですが、

  • 一般的に時間の流れを考える時は「過去・現在・未来」の3つをセットにすることが多く、その自然な流れ(受け手の頭の中の枠組み)に乗せたい

  • 1枚目の図解で3つの項目(心、行動、周りの人や環境)を使っているため、それに合わせた

という理由で最終的に現在の図解を選びました。

この辺りは感覚的なものも大きいですし、迷ったらとりあえず別バージョンも作ってみて実際に見比べてみるのがおすすめです。

以上、おまけでした。



●関連リンク

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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山田太郎 | 図解描き / 山田スライド工房
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