【プロローグ】「アルバム」とは。
とりあえず録り終えたアルバムの音源(7曲)を並べて聴く。そして浸る。
作っちゃんだからしょうがない。
あまり批判的にならず、一人のリスナーとして自作曲を聴く。
「なんでこんな歌詞書けたんやろ~」
「ピアノ前よりマシになったかな」
「吉田師匠がかけてくれたボーカルエフェクト、マジで魔法~」など。
自分に甘いミュージシャンです。
「ま、一枚目だしこれでいいのだ!」
ミュージシャンもとい、自分に甘い人間です。
上記内容は半分冗談として、実のところ問題があります!(声高に言うことではない)
アルバムタイトルがまだ決まってません!
(宣言するな)
そんな(どんな?)、アルバムタイトルを手繰り寄せるためにも、情報を一つひとつ整理していくことにしよう。
テーマはあまり決めずにスタジオに入った。
アレンジありきでレコーディングを進めるなら、曲を決めて録音作業に入るのが当然。
自宅でデモをこしらえるのも昨今当たり前の工程だろう。しかし、今回は弾き語りアルバム。
我が家の電子ピアノは弊社代表の姪っ子ちゃんに(この子がとんでもない才能を発揮しており、将来的には伴奏してもらお!という甘い考えのもと)あげちゃったし、一人暮らしのワンルームだから大声で歌えないし、「練習せんくても即興でいける曲」という情けない前提のもと「弾き語りスタイル」「収録曲は未定」というスタンスで制作がスタートした。
どうしても一番目に録音したかったのは「変化の兆し」という歌。
2020年の梅雨時に書いたナンバーで、その年に発売されたボブ・ディラン御大の曲からインスパイアされて生まれた。
「dimコード使って一曲書こう~」ということで20分ほどで作った記憶がある。
何故この曲からアルバムを始めたかったのかは失念してしまったが、なんとなく「スタジオでこの歌唄ったらアルバムの流れ見えてくるやろ〜」ぐらいの軽い気持ち。
そして、その軽はずみな期待は見事に的中したのである。
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このように、来る11月9日に各サブスクサービスにて発表されるアルバムについて書き込みを続けてゆきたいと思う。
明日は自己紹介。