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親が入院したきりで、もうあまり先が長くないと医者に言われたときに考えたこと

先日、医者から「お母さんの状態が思わしくなく、もうあまり先が長くない」と告げられました。

その瞬間、頭の中が真っ白になり、医者が何を言っているのか、何をどう考えたらいいのかもわからなくなりました。いずれ誰にでも訪れることだとはわかっていても、実際にその時が近づいていると知ると、言葉にできない不安と悲しみが一気に押し寄せてきました。

母の最期について話し合うということ

正直なところ、母が入院してからずっと、「何とか良くなってくれるんじゃないか」とどこかで希望を持っていました。でも、医者から告げられた現実を前にして、その希望が崩れていくのを感じました。最初は信じられなくて、もっと他にできることはないのか、セカンドオピニオンを聞くべきじゃないか、そんなことばかり考えていました。

でも、現実を受け入れなければならないときが来たんだな、と心のどこかで感じていました。家族みんなで集まって、これからどうするか話し合いました。親がどんな治療を望んでいるのか、どういう最期を迎えたいと思っているのか。こんな話をする日が来るなんて、夢にも思っていませんでした。でも、親の意思を尊重するために、そして家族が後悔しないために、避けて通れない話なんだと痛感しました。

親が亡くなった後のことも考えた話

母の状態が悪化している中で、どうしても考えたくない現実ですが、万が一のことが起こったときのことも考えなければなりませんでした。知識なんてなかったのでGoogle検索した記事を参考にして、親が亡くなったときにどんな手続きが必要なのか、何を準備しておくべきなのかについてひたすら調べました。

相続手続きがどれほど複雑で時間がかかるものなのかを知って、少しでも今のうちに準備をしておくことが、後の負担を軽くするために重要だと実感しました。母がまだ元気なうちに、遺言書の作成や財産の整理について話しておくことが、家族にとっても親自身にとっても安心につながるのではないかと思います。

これからどうやって過ごしていくか

医者から告げられてから、私は今まで以上に病院に足を運ぶようになりました。仕事がある日はできるだけ早く切り上げ、休みの日はずっと病室にいることもあります。親が話しかけてくれるうちは、できるだけたくさんの思い出話をして、笑顔で過ごしたいと思っています。でも、時々、その笑顔の裏で、これが最後の笑顔かもしれないと考えてしまう自分がいて、胸が痛くなります。

時間があるうちに、母の思いをもっと聞いておきたいと強く思うようになりました。若いころの話、家族のこと、今まで聞いたことのないエピソード。母がどんな人生を歩んできたのかをもっと知りたい。そして、その話を聞くことで、自分も少しでも気持ちの整理ができればと思っています。

最後に

このブログを書きながらも、私はまだ心の整理がついていません。これからどうなるのか、不安でいっぱいです。でも、こうして書き出すことで、自分の気持ちを少しずつ整理していければいいなと思っています。誰しも、親の最期にどう向き合うべきかなんて正解はわかりません。ただ、一緒に過ごせる時間が限られている中で、後悔のないように行動したいと願っています。

この経験が、同じように悩んでいる誰かの助けになれば幸いです。自分の気持ちを整理するためにも、少しずつ書き続けていこうと思います。

参考にした手続きリスト→【保存版】親が亡くなった後に必要な手続きリストと優先順位

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