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【読書メモ】図解 コンサル一年目が学ぶこと

1.ひとことメモ

『図解 コンサル一年目が学ぶこと』を読んだ。

コンサルに関わらず、新社会人や若手ビジネスパーソンにとって、必要不可欠なスキルが丁寧に解説されている。

著者の大石哲之さんの外資系コンサルタントとしての豊富な経験をもとに、具体的なテクニックが実例を交えて説明しており、わかりやすさと実効性は他の類書と一線を画している。

特に
・PREP法(結論→理由→具体例→結論の繰り返し)の身につけ方、話し方
・「ロジカルシンキング」や「仮説思考」をいかに活用するか
・特に印象的だったのは、「相手の期待を超える」ことの重要性

コンサルの技術を学びたいビジネスパーソンに
おすすめの一冊です。

2.抜書き(引用)

「コンサルティング会社では、あらゆるものが、「結論から」のフォーマットに沿っています。そして、常にそれを意識するよう、すべてにおいて徹底されています。コンサルティングの報告書はもちろん、日常のメール、メモ書き、上司とのやりとり、すべて「結論から」です。」

「結論から話す方法に、 PREP法があります。まずこの原則を理解しましょう。 PREPは、 Point(結論)/ Reason(理由づけ)/ Example(具体例)/ Point(結論の繰り返し)の頭文字を並べたもので、話をする際の「型」です。「型」なので、意識してやってみる必要があります。」

「「ビジネスというのは、突き詰めると、相手の期待値を、常に超え続けていくことにほかならない。顧客や消費者の期待値を超え続けていくこと。上司の期待値を超え続けていくこと」 これこそがビジネスにおけるいちばんの秘訣です。」

「 部下が上司から仕事を受けるときには、次の 4点をしっかり確認すれば、上司の期待値を把握できるため、「期待値のマネジメント」が可能になります。・その仕事の背景や目的・具体的な仕事の成果イメージ・クオリティ・優先順位・緊急度」

「「ビジネスをするうえでいちばん大事なものは何か?」 こう問われたら、あなたはどう答えますか? (中略) 取材を通して、多くのコンサルタントにこの質問をしてみたところ、なんと全員の答えがずばり一致しました。 それは、「相手の期待値を超え続けること」です。」

「駆け引きや言い訳をせず、言われたことにきちんとストレートに答えること。相手の信頼を得るために非常に大事なこととして、いまも常に心がけています。」

「3日で 100点を求めているのか、3時間で 60点を求めているのか。事前にしっかり確認しなければ、上司の期待を満たすことはできません。 そうして期待値を把握したうえで、その期待以上の成果物をもっていくのです。期限を優先している場合は、当然何があっても、時間厳守です。」

「・相手のニーズ、つまり、それぞれにどういう成果のクオリティを求めているのかをきめ細かく把握すること
・ビジネスというのは、その期待値のちょっと上を常に達成していくこと
・相手の期待値がどこにあるのかを見極めて、絶対に外さない。そこだけは、相手の期待値を上回る 120%のものをもっていく
多くのコンサルタントが語るビジネスの秘訣、それはつまり、相手の期待値を測り、いちばん重要な部分で期待値を超えていくことです。」

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