0720_コンビニへの思いを言語化する回


起きた瞬間から暑くて、差し込んでくる日差しの感じとかもうざったかった。晴れの日も、夏も、それぞれ単体では好きなはずなのに、ここ近年、掛け合わさると途轍もない威力を発揮してくる。厳しい。

でも、すごい勢いで洗濯物が乾くのは好き。
2回回して、全部干して、定期健診で歯医者へ。

駅から10分ほどのところにあって、横断歩道で止まる度に汗が噴き出てくる。歩き続ければ気にならないよね、止まると無理だよね。

着いて受付して、診察室に案内される。個室がいっぱいあるタイプの歯医者さん。
程なく歯科衛生士さんも入ってきて、「よろしくお願いします~」という声で、あ、前に担当してもらったけどちょっと苦手な人だな、と思い出す。水を全然吸い出してくれなくて、口内が溺れかけたのです。

最低限の会話でいこうと身構えたところ、「今日もほんとに暑いですよねえ」と声をかけてくれた。ほんとに暑かったので、「ほんとやばいですよね」と返した。

その後も事あるごとに話しかけられて、
「(BGMで流れているbling-bang-bang-bornを聞きながら)こないだもこの曲が流れたら、お子さんが診察室で踊り出しちゃって~すごいですよね~」
「ここ口内炎ありますね、でも治りかけかも、よかったですね」
「この歯とこの歯、沁みませんか?でも虫歯じゃなさそう。知覚過敏かも」
「知覚過敏なら、お薬塗ってやわらげられるので。必要なら言ってくださいね、塗ります」
「虫歯じゃなくて知覚過敏だといいですね」

基本的に口内のどこかしらをクリーニングされながらの状態なので、
まともな相槌なんて打てるわけもなく、「うぇ~」「あえ」「えい」と返していくしかなかったが、仲良くなれた気がして嬉しかった。
でも1個だけ、
>「虫歯じゃなくて知覚過敏だといいですね」
 これはよくないだろ、知覚過敏でもいやだよ


歯医者終わりで、コピー展へ。

混んでてあんまりゆっくり見れなかったけど、「え、これもそうなのか!?」っていうコピーばかりでびっくり。日本を背負いすぎている。
筑波大卒なのは知ってたけど、一期生なのか~~~偉大~~

ギャラリー内で前々職の後輩に似てる人がいて、声をかけようかすごい迷ったけどやめた。多分本人だっただろうけど、私を覚えてくれているかが怪しかった。気まずくなるくらいなら声をかけない、ネガティブな人間。


ギャラリーの近くのファミマはどっちもおしゃれだった。さすがの表参道。

産地直送のものが並ぶテント
蔦がとってもいいね


このコピー見た後だったからうれしくなったよ


ベロベロに汗をかき、疲弊したので一旦帰宅。
14:30のネイル予約まで、昼寝したりして休む。


ネイルへ。
中国の方が経営されている「はやい・やすい・うまい」のサロンに行っているのだが、新しい人なのかなんなのか不明だったが、コミュニケーションが成り立たなかった。粉まみれになるし、熱いし痛いし、土日料金が導入されて高くなっていたりでちょっと萎えてしまった。

ラメ、もうちょっと暗めの色になるかなと思ったら割と明るくて、という誤算もあった。まあ、ある。そういうこともある。オッケー。

色はイメージと違ったけど、爪の形が綺麗なので見てほしい。ファイリングがバカうまい。ありがとうお姉さん。

自爪


ネイルが終わって15:30(毎度思うが、1時間で終わるのすごいよね、恐ろしい)
次の予定、鍼は17:00~
こういうスキマ時間にはベローチェです。

ZINEの構成を、と思って色々書き出してて、
「どこをどのように、なんで面白いと思っているのか、山田さんの”解釈”がほしいんだよね」という、大師匠のアドバイスを反芻している。

特殊なファサードを携えたコンビニと相対したときのトキメキ、高揚感の正体とは一体なんなのか。
「そういう一面もあるんだね!」というギャップ萌えなのか、
色違いのポケモンを見つけたときのワクワク感に近いのか、
街に一生懸命馴染もうとしている健気さ、いじらしさなのか?

地元(茨城)にいたときには抱かなかった感情なのである。
昔からコンビニは大好きで、通りがかったら一旦入っておくし、用があってもなくてもとりあえず寄っておく。
今も昔も、コンビニとの付き合い方は変わっていない。

じゃあ何が違うのか?
今日段階での見解を一旦まとめてみる。


田舎にあるコンビニは、基本的に独立している。
駅ビルなど、何かしらの建物に内包されているケースはあるが、稀である。

田舎にあるコンビニは、基本パッケージがブレない。
店舗+ポール看板+駐車場 この3点セットがベースになっていて、サイズ感がある程度決まっている。

国道沿いにドン、と佇む。何かが取り壊された跡地にヌっと現れる。
「ええ、そうですよ、私はコンビニですよ」という自我の強さがある。
ある種のふてぶさしさというか、存在感があればあるだけイイという感じがする。自分がどれだけ重宝されているかを完全に理解している感じ。
「私がいなかったらみんな困るもんね?」という、圧。
(たしかに、地域によってはスーパーの代わりになっているから間違ってはないと思う。ス―パーがあっても深夜早朝はコンビニ頼みになるし)



一方、東京のような大都市にあるコンビニは、基本的には店舗だけで完結している。住宅街だとポール看板と駐車場があったりすることもあるかな~という感じなので、田舎みたいな独立型は珍しくて、ビルの一部を間借りしているケースがほとんど(だと感じている)。
ゆえに、サイズ感はビルによって千差万別。書籍コーナーが捻出できない超ミニマム店舗もあるし、野菜果物まで取り扱っていうス―パーみたいな店舗もあれば、イートインスペースが広大すぎてファミレスくらいのサイズ感の店舗もある。
大都市におけるコンビニは、アメーバ。入居先に応じて如何様にでも姿カタチを変えていく。与えられたスペースで最大限できることをやって、その街に、その環境にハマるように見た目も変える。小さいなら小さいなりに、デカいならデカいなりアレンジする。こうじゃないといけない、という決まりがない。(←この辺のレギュレーションについてはもっと知りたいと思っている。詳しい方いたらご連絡いただけませんか)
とにかく主張して目立て!じゃなくて、うまく馴染む方が優先されていると感じる。

そもそも、主張したところでどうにもならないほど、ライバルが多いのだとも思う。
24時間やってるスーパーも飲食店もあるし、ドンキみたいななんでも屋もある(田舎にもあるけど、数は多くない)。
数十メートル歩かなくても、別のコンビニがあったりもする。
俺が俺がと前に出るよりも、できることをやる、つつましく生きる方が優先されているように感じられる。驕りがない。
ダメなら潰れて、新しい業態が入ってくる。諸行無常。


この慎ましさ、儚さが私の心を動かしているのか…?
いろんな街で健気に頑張る姿こそがかわいい、トキメキの源…?


もっと単純に、色違いのポケモンを見た感じの「なにこれー!」という喜びなのかも?とも思うし、難しい。なんなんだ?


まだ紐解けていないので、引き続き整理していきます。


コンビニ、かわいいですよね。


かわいいね


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