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建築写真
建築写真家は建築家の意図を最もよく理解している人物のひとりといえ、両者には絶大な信頼関係が築かれる。一方では、建築写真が定期的に刊行される建築雑誌に掲載されることで、同時代建築の消費を加速化させたり、建築界という共同体の形成に寄与しているという面もあり、その恣意性や硬直化した表現は批判の対象となることもある。(?)
われわれが建築に触れるのは「建築写真」であることがほとんどではないか。
お世話になっていることはたしかだ。とても行くことができない建築物を見た気にしてくれるし、俯瞰など、ひとつの建築物を、ふつうでは見ることができない角度から眺めた気にしてくれる。
その一方、この建築物はふつう、こうしたアングルからしか撮らない、ということがあるのではないか。こうした表現が「硬直している」といわれるのではないか?
建築写真には功罪ある、ということになる。