見出し画像

2ブロック練習日記。あるいは、ハッターの顔を見なくていい幸せな日々。

開始時点での現状

なにもわからない2ブロックエアプニキ。
店舗予選を抜けて権利を獲得した後輩がいたので、二人三脚でやっていく。
おじさんの財布を酷使してデッキをできるだけ揃えていきたい。

色の表記

W 白、光
U 青、水
B 黒、闇
R 赤、火
G 緑、自然

タッチは小文字


11/5

ジャッジ限定エリア予選に向けて調整開始。

やったこと


デッキに触る
→マジック、ジャイアント、WUBコンプ、URGゼニス

感想


デッキ間の相性格差が大きく、対面ゲーだと感じた。
今回触った中ではマジックが個人的には好感触。
引きムラが少なく、デッキパワーが高い。
他のデッキは対面への依存度が高いか、弱いカードとの付き合い方が難しいと感じた。

次回


他のデッキも触りたい→次回はBGアビスを用意する。

11/8

やったこと

BGアビスを触る

感想

めちゃくちゃ強い。
あらゆる対面に有利・五分以上だと感じた。
カード単位ではCOMPLEXが辛いと思った
COMPを引かれているとかなりキツイ
ゼニスはカモれる。∞マイナス除去とハンデスとスレイヤー

マジックは相手がアメイジンを上手く使えるかによりそう。

次回


ゴスペルやターボマジックなど、アンフェア系にも触りたい。
調整相手の後輩は11/30のエリア予選に出るので、あまり日がない。

11/14

やったこと

BGゼニスに触る。

感想

前評判通りの相性関係だなあという感想。
マジックに弱く、ボード系ミッドレンジ大体勝つ。
ただ、ボード系ミッドレンジの一角であるBGアビスが相変わらずゼニス系には強い。
ハンデスでマスカンを叩き落としながら、トップされたやつをマイナス∞除去とスレイヤーでキレイに叩ける。
黙示録はキツイが、手札と盤面に分散投資するおじテクを徹底すれば致命傷は避けられる。デスロードが流れないのは大きい。

なんでゴスペルもターボマジックも触ってないのかは不明。ちゃんとやれ


次回

11/16のエリア戦の結果を見て認識をすり合わせに行きたい。

11/16

エリア予選北海道

優勝はジャイアント。

逆アポロ相手にイカれないように「つわもの」を打てるデッキであることが第一条件のメタゲーム。
その条件を満たしうるデッキのなかでポジション争いが行われていた感じか。


11/18

やったこと

ターボマジック(セキボン式)に触る
WUGゼニスに触る

感想

ターボマジックは、勝てる相手への再現性の高さが魅力的。
思ってたよりもカードが繋がり、気がついたら追加ターンが複数取れていてちょっと笑ってしまうほど。
Hアルカ出してくるやつと絶縁する前提なら最強かも


WGuゼニスは、ほぼ完全ロックを作れる。アグロ耐性も魅力的。
ただリソースやボードの取り合いになるときつく、そもそも盤面を完成させてくれない相手には辛い

セキボン式にはBGアビスが大きく勝ち越したが、一般的な黙示録+パウアーのリストには不利が付きそう。
黙示録はともかく、パウアーは流石にキツイ。
(練習時間が圧倒的に足りないので、入ってるカードから有り得そうな展開を先に洗い出しておく)

ここ最近は休み=2ブロックになっているが、依然飽きる気配がない。
単純におもろいデュエマをめっちゃやれているだけ。
ハッター・ルピアの顔を見てないからご機嫌なのもある。

次回

BGアビスのベラドンナを試したい。
ホルンのヨビニオンに引っかかるが、スケルトンバイスだと思えば全然ありかも。

一通り触ったことで、オリジナルなアイデアを試したい欲が立ち上がりつつある。個人的にはアメイジンのカードパワーをもっと活かしたい。

11/21

やったこと

主に後輩のWUGゼニスの調整。
ベラドンナを試した。

感想

ローゼスが入ったWUGゼニスは、本来の想定通りにジャイアントに勝てるように。それまでは押し込みが弱くてダラダラやってるうちに押し負けていた。

調整後のWUGゼニス

ベラドンナ。割と良かった。

次回

BGアビス→ホルンをティンパニに変えてみる。

11/23

エリア予選東北。

WGuゼニスにローゼスを入れるところまではたどり着いたが、UGw系のゼニスが登場。東北勢のチームデッキとして躍進。

優勝はマジック(非ターボ)。
ブロック戦らしい後ろの取り合いを繰り替えすメタゲームに対して改めて冷水を浴びせる形に。

11/29

やったこと

ティンパニ入りBGアビス
UGwゼニス。

感想

UGwゼニスは強かった。
デッキが回復するので、マーダンでローゼスを落としても、いずれ帰って来て詰みがち
ティンパニは悪くない。
ただ、ローゼスに加えて黙示録まで入ってるゼニス相手だと流石にしんどい。相手のリソースを潰しきれず、いずれサイズで負ける。

次回

後輩の本番である東海エリア予選前最後の練習。
あとは後輩が暴れてくれると期待しています。

11/30

エリア予選東海

後輩。1-4で惨敗。
デッキはUGwゼニスだが、時間切れが2回発生していた。
デッキ切れを気にしないでいくらでもゲーム出来るデッキだが、どうしても時間がかかりがちだった。
練習段階で早打ちさせておくべきだった。

俺の本番は1月19日で、12月の新弾後の環境。
今やることがあんまりないので、一旦クールダウン。

新カードに関するディスカションなど、頭を使う方向で。

12/1

エリア予選北陸

ここでもダウンフォース入りマジックが優勝。
東北予選からマジックが3連勝しており、地力の高さを痛感する。

12/13

新弾リスト公開

ブルファリオン→清永
オリオン→オルゲイト

新弾でも随一の上振れパワーを誇る清永のたたき台。

デッキ上3枚を見て、コストがすべて異なるなら、コスト9以下のエレメントを好きなだけ踏み倒せる。

正式な裁定は発売待ちだが、
ツインパクト→好きなコストを選んでダブりを躱せる
ダブったとき→3枚マナが増える

の想定(テキスト的にも自然だと判断)

少なくとも、上記デッキでは動けば概ね2-3枚踏み倒せるし、踏み倒せないカード=マナ加速呪文なので、マナが増えているなら実質的には踏み倒したも同然。
外したとてジャストダイバーで次ターンも動かせる&3マナ加速なので、本当に無駄がない。

清永が引けていない時間帯もハイパーエナジー組が誤魔化してくれるので、手応えを感じる。フミビロム・パラダイスは実質5000VT。

魔法陣20枚という酷い構築。
GS満載と言い張っているが、つまり同期1枚で貫通する。
展開をブレスラに一任したことで、デスライガーのWヨビニオンを有効に使えるデッキになったかもしれない。

このまま使う気にはならないが、使い道のあるゴミにはなった気がする。

12/14

エリア予選九州

https://x.com/hiryu_inukai7/status/1867837127272411435

九州エリアの優勝はUBRゼナークコンプ。

店舗予選でも結果を残していたらしく、他地域よりもかなり多かった模様。

12/15

脳内構築-BRゼナーク

後輩から面白そうなアイデアが送られてくる。
ちょっといじればいい感じに2ブロックで使えそうなデッキ。

覇覇覇ハイパージャオウガを最も自然に搭載できそう。

12/16

やったこと

清永を回した
リストは12/13参照

感想

ゼニス系以外には大体勝つ。
清永を一発通した時のバリューがでかすぎるのでなんとかなる。
一方でゼニスはきつい。より重いデッキで、こちらにゼニスに対して刺さるカードが何一つない。WUGの三色ではそもそもカードプールに存在しているのかも怪しい。
この課題を超えられない限り、本番で使用でき無さそう。

あと、BGアビスが予想外にきつかったのは収穫。
ハンデスでいいところ抜かれると辛そうというのは想定内だったが、オルゲイトやアルカディアスがティンパニに易易と取られる。
デスロードでの使い回しも出来るので、このパターンに入ると詰む。

次回

赤黒ジャオウガを試す

ギガッピ→マルピア
ダブルソード→ジャオウガ

COMP、XENARCH、ジャオウガの3ウエポンデッキなので、どれかしらでは押し付けられると思う。
呪文に頼らない→H・アルカディアスで詰まないアグロデッキというポジションは意識して開拓したい。
→シックルをテスタにしないとマジックがシンプルに辛いかもしれない。

速度だけなら有利なはずのマジックがあまりにもわからせられているカード

12/19

やったこと

BRジャオウガを回す。

感想

WUGゼニス→粉砕
マジック→ちょっときつい。
ジャイアント→ちょっときつい。コンプ引いたら相性逆転
BGアビス→粉砕

速いデッキと、マッハファイターのあるデッキはわかりやすくきつい。
不利対面はもちろんあるが、こちら側の上振れで逆に粉砕できることが多いのは評価したい。4割で駆けつけるコンプレックスは大谷より打率が高い。

次回

青黒ゼナークを使いたい。

晴明-1.0によって立ち回りが柔軟になっていそう。
アイロンによってジャイアントやマジックに対して睨みが効いてくれれば、赤黒より相性が改善しそう。

12/21

エリア予選関西

※「悪魔神、復活」は使用不可

見えている範囲ではプレジールなど、九州エリアでの結果がかなり影響してるように思える。

その他2ブロックCSの結果

※「悪魔神、復活」使用可

ジャイアント3名入賞。
新規アカネで強化され完全体に。
調整するうえでも基準にしたい。

1/6

新年デュエマはじめ

やったこと

URマジック
UBRジャオウガ
(UBエナジーは一人回し段階で一旦没)

感想

マジックが強すぎる。
もともとあまり使ってないデッキだったので、練習し始めはしっくり来なかった。なれるにつれて安定性と出力が伸びてきたのが自分でも体感できる。
堕ちるかな採用であらゆる障害を粉砕できるので、本当に無理という対面が少ない。

そのあおりを最も食らうのがコンプ系統のデッキだと感じた。
もともと氷柱でストップを食らうのがネックではあったが、堕ちるかな経由で除去されるパターンも。
特にハイパーエナジー系統+コンプは、堕ちるかなでコンプ無視からの♪俺の歌で一掃される。

メタジャオウガは、デッキ強くないけどジャオウガ強いなと感じた。
テスタ+ボンキゴのように、コストを散らしたメタ2枚を並べることでおちるかなをケアできる構造は良い。
♪俺の歌はどうしても当たるけど→コンプがあるやん→それも止められる
この流れになにか差し込みたい。

次回

残りの練習可能な日があと2日しかない。
マジックを軸に、ジャオウガ系の可能性をもう少し探す方向で選択肢を絞る。

1/9

やったこと

UBRジャオウガとURマジックの対面をほとんど7時間
たまにターボマジック

感想

ジャオウガがマジックに対して有利すぎる。
テスタ+ボンキゴの並びは、マジック側に安易な回答がない。
加えて横にコンプを添えられた日には本当におしまい。
動けないうちにアーテルが絡んで、同期でGS等を吸われながら普通に殴られて負ける展開も多々あり、コンプジャオウガに依存しないで決着を付けられるのも偉い。

前回のリストから一部変更。
オーガロードが本当に邪魔だったのでオミット。
ピリオドがマジックにも同型にも通りのいいカードなので増量。
特にマジック対面。
マジック側はヒメカットなどでこちらのボードを片付けてジャオウガの種を消していくのが勝ち筋だが、その返しにピリオドが苛烈に刺さる。
登場時とフレンドバーストでタップしたもう1体を殴るだけで、取り返しのつかない事態に。
色マナ問題は陣4枚で強引に解決を試みる。

次回

まとまった練習の機会としては最後になりそう。
後輩が週末に2ブロックCS出るようなので、そこでのフィードバックも受け取りながら、最終的にデッキを決めたい。

現在の筆頭候補はジャオウガかな

1/11

エリア予選中四国

特異点のアーキタイプとしてメカが躍進。

優勝は堕ちるかな採用のマジック。またか。
マジレス性能が高すぎる。
プレジール採用が特徴的。

1/13

エリア予選関東

今期唯一の2権利発生する大会。

1/14

やったこと

清永のテスト

感想

練習最終日にやることではない

が、ジナブリジャイアントのハマり具合があまりに良かったのでどうしても試したくなる。2-4-6ルートでありながら、召喚トリガーなので清永の能力とくっつく。

マジックに対しては全然勝つ。本命の清永ルート以外でも、オルゼキアがシンプルにどかされなかったり。

問題はジャオウガ。
全てのリソースを吹き飛ばされるので、デッキの意味がない。

やむなく断念

そのあとはマジックとジャオウガの練習に戻る

結論

マジックで行くことに
ダウンフォースが強い。
ジャオウガを出されても負けない盤面を作れるカード。

あとは祈るのみ。

1/19

エリア予選ジャッジ大会

参加者104名にもかかわらず枠は1名のみだが、店舗予選を経由していないことを考えれば妥当。

戦績

R1 負け
R2 勝ち
R3 勝ち
R4 勝ち
R5 勝ち
R6 勝ち

5-1 予選11位

SE1 負け(ベスト16)

R1は不利対面のWUBエルボロムに対してかろうじてヒメカット置けるだけの弱ハンドで、かつ相手がドロソなしで3枚コンボ4ターン目に決める天和ハンド。事故とブンが噛み合うのはむしろアド。
R4、R5はともに3キルをノートリで通しているなど、全体としてはツイてた。
SE1ももっと冷静にプレイできていれば勝てていた。マナ置きや方針など細かいミスが多く、悔やまれる。挙句の果てに、Napo獅子革命チェンジカクメイジンで、メガラストバーストを打ち忘れる大ポカまでやらかしている。
結果として優勝できていたかはわからないが、少なくともTOP8の撮影には載れたかもしれなかった。
結局、自分に転がり込んできた運を手放さないための握力=地力が足りていなかったのだ。

大会結果

優勝はRGゼニス。
エルボロムに刺さるワスプメリサを使えるボジションデッキ。

まとめ 2ヶ月半を振り返って

率直な感想として、なにより「楽しかった」
単純にデュエマができるのも楽しいし、一つの目標に向かって自分を高めていくのも楽しい。ハッター・ルピアの顔を見ないフォーマットなのも楽しい。
正直な気持ちでいえば、この予選が終わってなお、今もっとも遊びたいフォーマットを問われれば、「2ブロック」だと答える。

もともと全盛期のマジックは使っていなかった。多色マナの管理と先捨てドローの多さに苦手意識を持っていた。
この苦手意識自体は正直、今も拭えていない。得意か苦手かで言えば、苦手なタイプのデッキだと思う。
それでも、そういった管理の難しさを乗り越えた先にある選択肢の多さは魅力的で、今回使ってみて良かった。
今もしオリジナルのCSに出るなら、迷わずマジックを持っていく。
下手かもしれないが楽しいから。

一歩引いて。
2ブロックという未開の環境を数多のプレイヤーが切り開く様子も目が離せなかった。
毎週のようにあるエリア予選の結果から、新しい「結論」が次々に生まれてくる。この情報の洪水は、それを見ること自体に喜びを感じられた。

総じて、本当に楽しい2ヶ月半であり、本当に悔しいと思えた1日だった。
また来年もこの熱に乗って遊びたいと思う。

アドバンテージのヤマダ