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ガチロボデッキ入門編【6軸ガチロボ】


デュエヤス(デュエマ担当のヤマダです)

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「ガチャンコ ガチロボ」というクールなカードがある。
バトルゾーンに出た時か攻撃した時、デッキの上から3枚めくって、それらが全部同じコストのクリーチャーなら全部出せる、非常に派手な能力を持ったクリーチャーだ。

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(上振れWASSHOIしたガチロボの図)


今回はそんな「ガチロボ」を使ったデッキの紹介だ。
回し方も簡単だから、初心者でもすぐに使えるようになると思うぞ。

↓↓解説動画(アドバンテージYoutebe店)↓↓

デッキリスト

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【6軸ガチロボ】(フォーマット:オリジナル)
4 ガチャンコ ガチロボ
4 聖霊龍騎サンブレード・NEX
4 ボルシャック・サイバーエクス
4 ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー
4 傾国美女 ファムファタァル
4 口寄の化身/強欲の王国
4 バー・キュー・ベー/クー・ラクタロウ
2 兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ
2 “乱振”舞神 G・W・D
2 ウシキン☆チャンネル
1 メガ・マナロック・ドラゴン
1 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」
4 龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク

ガチロボは君に要求します。すべて同じコストを!!

君が「ガチロボデッキを組みたい!」と思った時に一番最初に考えなければいけないことは「デッキの中身をどのコストのクリーチャーで統一するか」ってことだ。
例えば、「ガチロボ」を普通のデッキにそのまま入れてみよう。3枚捲ってもクリーチャーのコストは揃わないし、なんなら呪文がめくれてしまうかもしれない。「ガチロボ」を使うなら、デッキの中身を全部クリーチャーにして、コストも全て揃える。これがまず第一の前提条件になるんだ。
それから、「どのコストのクリーチャーで統一するか」を考えよう。ここは自分が出したいクリーチャーに合わせて、ある程度好きに決めてもらって構わない。
もし特に思いつかないようなら、メジャーなのは6か7か8だ。(その理由はまた後で)
その中から今回オススメするのが、6コストで統一する【6軸ガチロボ】だ。

なぜ6軸なのか。それは「ガチロボ」自身が6コストだからだ。
逆に、他のコストを軸にしたガチロボデッキを組んだ時に最大の弱点となるのが「ガチロボの効果で別のガチロボをめくってしまい効果が不発になる」ことだ。これはデッキの構造上、どうやっても回避できない。

は?

(ガチロボのせいでガチロボに失敗する図)

だけど、6コストで統一すれば「ガチロボ」で「ガチロボ」をめくるのは最高の上振れDOSUKOI-MAXアバレムーヴになる。めくるめくガチロボの連鎖により相手は一瞬でKOされるだろう。
これが6コストで統一する【6軸ガチロボ】最大のメリットだ。

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(DOSUKOI!!!!!!)

ガチロボは君に要求します。軽いマナ加速を!!

普通にデッキを組む時には「マナカーブ」というものを考えるのが基本だ。
コストの軽いカードをある程度多めに、重いカードほど徐々に枚数を少なくデッキに入れることで、毎ターン効率よくカードを順番に使うためのデッキ構築テクニックだ。

しかし君は今、デッキの中のカードを全て6コストのクリーチャーで統一すると決めてしまった。1ターン目から5ターン目までは、マナが足りないので何もすることが出来ない。マナチャージだけしてターンエンドを宣言しよう!

……いくらなんでも、それで勝てるほどデュエマは甘くない。
だけど諦めるにはまだ早い。ツインパクト・カードを使うんだ!

ツインパクト・カードは特殊なカードだ。カードの上半分にクリーチャーが書かれていて、下半分には呪文が書かれている。そして、使うときにはクリーチャーでも呪文でも、コストを払えば好きな方で使える便利なカードだ。
(世間ではクレジット・カードの次くらいに便利だって言われてるぞ。)

例えばこの「口寄の化身/強欲の王国」は、上半分のクリーチャーがしっかり6コストのクリーチャーでありながら、下半分の呪文「強欲の王国」を3マナのマナ加速呪文として使うことができる。
このカードで3ターン目に手札を2枚マナに置けば、4ターン目には6マナに到達し、「ガチロボ」を召喚することができる。

他にも、元々のコストは6だが、自分の能力でコストを下げることができるクリーチャーもいる。そういうカードでガチロボを召喚できるまでのターンを凌ぐもの大事だ。

例えば、この「GWD」はB.A.D.2という能力を持っている。本来6コストのクリーチャーだが、2コスト軽くした4コストで召喚していいんだ。相手クリーチャーを2体も破壊しながら、カードも2枚ドローしてくれる。「ガチロボ」を召喚するまでの時間を稼ぐのにピッタリのクリーチャーだ。B.A.D.2を使って召喚するとターン終了時に破壊されてしまうけど、些細な問題だ。

こういった「見た目は6コスト」のクリーチャーをうまく活用することで、「デッキの中身ぜんぶ6コスト」という無茶苦茶なデッキ構築を成立させているんだ。

さっき「6か7か8がメジャー」と言ったのは、この3つのコストには使いやすいツインパクトのマナ加速カードがあるからだ。デッキの基盤が安定していると人気も出やすいし、人気が出ると色んなアイデアが色んな人から出てくるから、結果的に研究も盛んになる。

ガチロボは君に解説します。デッキのおおまかな動きを!!

ガチロボ解説

(捲りまくり!出しまくり!勝ちまくり!)

大まかなデッキの動きをまとめよう。といっても、本当にシンプルだ。

まず目指すべきは、1ターンでも早い6マナへの到達だ。
「強欲の王国」が3ターン目にプレイできていれば、それは4ターン目に達成できるだろう。ただし先攻の場合、のこり手札が1枚になってしまうのでドローで多色カードを引くとどうしようもない。こればっかりはあきらめるしかない。

「決闘者・チャージャー」の場合は5ターン目の「ガチロボ」召喚を目指すことになる。1ターン遅れるぶん、「サンブレードNEX」+「サイバーエクス」や「GWD」を使って相手のカードに対処しよう。クリーチャーを破壊しながらドローも出来るので、「ガチロボ」を引き込むのにも役立つはずだ。

そうして6マナに到達して、「ガチロボ」を召喚すれば、あとはデッキからどんどんクリーチャーがあふれ出す。そうなれば、特に難しいことを考えなくても物量で相手を押しつぶせるはずだ。WASSHOI!!DOSUKOI!!

ガチロボは君に解説します。デッキのカード詳細を!!

ここからは、デッキに採用されているカードのより詳しい解説だ。

ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー

先に紹介した「口寄の化身/強欲の王国」に次ぐ、見た目6コストのマナ加速呪文だ。6コストなのは見た目だけで、下の「決闘者・チャージャー」は3マナで使えるチャージャー呪文だ。
デッキの上から3枚をめくって、その中にあるボルシャック・クリーチャーを全て手札に加えることができる。チャージャー呪文なので使い終わった後はマナに行ってくれる。
とはいってもボルシャックはあまりたくさん入っていないので、基本1枚も手札に入らない心構えで使おう。
それでも、蒼龍革命で登場した「ボルシャック・サイバーエクス」のおかげで今までより格段に使いやすくなったカードだ。

ボルシャック・サイバーエクス

ガチロボ界待望の「実戦的な6コストのボルシャック」であり、なんとも都合がいいことに水文明まで持っていてくれてる。これは完全に公式が狙って強化してきたと考えて間違いないだろう。
とにかく能力で相手のクリーチャーを退場させられるので、「オニカマス」や「ポクチンちん」のような邪魔者をどかす、ガチロボの露払いとして活躍してくれる。


聖霊龍騎サンブレード・NEX

これも蒼龍革命で登場した新カードだ。
見た目が6コストながら、相手にシールドを1枚あげることで4コストまで軽くなる能力を持っている。
登場時の能力で手札を入れ替えられるので「ガチロボ」を引き込みに行けるし、スピードアタッカーだから即「サイバーエクス」に革命チェンジして相手のクリーチャーを破壊したりしてくれる。
しかも革命チェンジで手札に戻ればまた召喚できるので、ドロー能力を再利用できる。これも完全に「ガチロボ」を強化するために狙って作られたカードだと見て間違いないだろう。
相手にシールドをあげるのが気になる人もいるかもしれないけど、このデッキでは「ガチロボ」さえ出しちゃえばクリーチャーが無茶苦茶たくさん出てくるから、シールドが10枚くらいあっても全然平気だ。気にせずに気前よくプレゼントしよう。

バー・キュー・ベー/クー・ラクタロウ

先にはっきり言っておく。このカードはマーーーーージで弱い!
それでも、
○見た目が6コストのクリーチャー
○3ターン目に使いたいマナ加速カードを2ターン目に探せる

これだけの理由で、【6軸ガチロボ】でだけは使われるカードなのだ。
たとえ弱くても、何かオンリーワンがあれば使えるカードになれる。
僕らもこういう人間でありたいよね。(?)

傾国美女 ファムファタァル

バトルゾーンに出た時に、味方全員に
○パワー+6000
○パワード・ブレイカー
(パワー6000ごとにブレイク数アップ)
○スピード・アタッカー
と雑に打点を盛る、『デュエマ界の盛るペコ』こと「ファムファタァル」。
これが「ガチロボ」から出て来たら君は勝ちます。それくらいの破壊力を持っている切札だ。
「ガチロボ」は攻撃する時にもデッキをめくれるので、こいつでスピード・アタッカーになると1ターンに2回デッキをめくれてしまう。そんなことになったら相手からなんらかの訴状が届いても文句は言えない。
更に、もし「ガチロボ」の効果で、これと2体目の「ガチロボ」が一緒にめくれた時は、まず2体目の「ガチロボ」から効果を使おう。そうすれば、2体目の効果でめくれて出てきたクリーチャーまで全部まとめて「ファムファタァル」で盛れるのだ。懲役待ったなしの凶悪犯罪ムーヴだぞ。

兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ

「ガチロボ」の攻撃時にめくれるとガチロボをアンタップできてすごい。
不足しがちな自然マナになる。
わりとそんだけ。

ウシキン☆チャンネル

「このターン、自分のクリーチャー1体はパワーが+3000され、アンタップしているクリーチャーを攻撃できる。」という能力で選ばれたクリーチャーは、召喚酔いしていてもアンタップしているクリーチャーになら攻撃できるようになる。
つまり、「ガチロボ」を出した時にこいつがめくれると、そのまま攻撃してもう一回デッキをめくれる。
あと、不足しがちな水マナと自然マナになる。
わりとそんだけなんだけど、足りない文明を両方補えてるのが偉すぎてなかなか抜けない。

ガチロボは君に推薦します。改造する時の候補を!!

ガチロボデッキの大きな魅力は、改造する自由度が高いことだ。
コストの合うクリーチャーならだいたいなんでも採用候補にできるから、君だけのガチロボデッキを作ってみよう。

「雷光の聖騎士」

強欲の王国のオマケこと口寄の化身は、うっかり場に出ると結構えげつない枚数のカードをドローさせてくれる。ただ、その時にはもう「ガチロボ」を出して相手にトドメを刺そうとしてることが多いので、あまり手札の使い途が無くて嬉しくない。
「雷光の聖騎士」がいれば、自分のシールドがブレイクされる代わりに手札を1枚捨てられる。余った手札を防御のために使えるから相性がいいぞ。
しかも、ギャラクシールド能力が4コストで使えるから、「見た目が6コストだけど実際はもっと軽い」という、ガチロボデッキで強いカードの条件も満たしている。
入れ替えるときは、自然文明のカードは減らさないように、バランスに気を付けて採用してみよう。

発明オジソン
清浄の精霊ウル

S・トリガーが足りないと感じたなら増量だ。「発明オジソン」は自然文明を含んでいるからマナ基盤を強化してくれる。
「ウル」は「サイノ・ブサイ」のように、攻撃したガチロボをアンタップしてくれる。

バーンメア・ザ・シルバー

フォーマット(構築ルール)をアドバンスに変えるのなら、ジョーカーズとGR召喚の力を借りるのも強力だ。

バリエーション:7軸ガチロボ

6軸以外のバリエーションも簡単に紹介しよう。
「イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ」
「闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ」
この使いやすい2種類のマナ加速呪文から、「天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー」によって5マナからガチロボを仕掛けるのが【7軸ガチロボ】だ。
序盤の動きの安定性や速度に秀でていて、出てくるクリーチャーも6軸より強力だ。6コストのクリーチャーと7コストのクリーチャーを比べたら、そりゃそうだ。当然コストが重い方が強い。

(以前の動画でも紹介してた)

バリエーション:8軸ガチロボ

マナ加速の「摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード」「黒豆だんしゃく/白米男しゃく」から、「カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター」による踏み倒しも狙えるのが【8軸ガチロボ】だ。
とにかく、8コストまでくるとクリーチャーの強さが半端ではない。1枚で勝負を決めるレベルの切札がどんどん飛び出してくる。
現実的な強度で組めるガチロボデッキの中では最も高いコスト軸と言えるだろう。

7軸にせよ8軸にせよ、あるいはもっと別のコスト軸にも共通することだが、「ガチロボ」の効果で「ガチロボ」をめくってしまうと何も出せずに終わってしまうことだけは共通の弱点だ。これだけはどうやっても克服できない。

おわりに

以上でガチロボデッキの解説は終了だ。
興味が湧いた人はぜひ一度試してほしい。一度組んでしまえば、少しずつカードを入れ替えながら長く楽しめるデッキだ。

また、このガチロボデッキを大きく強化してくれた、レジェンドスーパーデッキ「蒼龍革命」の再販予約も受付中だ。これはそのままでも強力なデッキなので要チェック!今なら予約特価でお得です!!
(予約特価7000円 メーカー希望小売価格8250円)※いずれも税込み