ゴジラ×コング 新たなる帝国 ネタバレ感想
ども、山田です。
連休明けから体調を崩しては回復してまた崩すを繰り返していました…
しかし仕事は待ってくれずあれよあれよと月末に…なんということでしょう。
さて、連休前になりますが公開直後に観てきました。
作品概要
ゴジラ×コング 新たなる帝国
監督 アダム・ウィンガード(ハリウッド版デスノート)
脚本 テリー・ロッシオ(パイレーツオブカリビアンシリーズ)
出演 レベッカ・ホール(モナークの人類言語学者アイリーン)
ブライアン・タイリー・ヘンリー(配信者バーニー)
ダン・スティーヴンス(獣医トラッパー)
カイリー・ホットル(イーヴィス族の少女ジア)
上映時間 115分
あらすじ
ゴジラとコングによる壮絶な死闘に決着が着いてから数年後、ゴジラは変わらず怪獣王として地上の怪獣達を監視・抑制しており、コングは本来の故郷である地下空洞で暮らしていた。しかしコングは、未だ同族の存在を確認できず、孤独を募らせていた。
そんな中、地下空洞から謎の波長の電波信号が感知され、ジアもそれを独自にイメージとして受け取っていた。バーニーの調査で、それが地下空洞から怪獣たちに発信されている救援信号の可能性が浮上し、アイリーン、ジア、バーニー、トラッパー達が調査のため地下空洞へ乗り出す。
一方でコングは、地下空洞で発見した新たな土地で、遂に同族と巡り合うも襲撃を受け、これを撃退する。その一頭である幼体・スーコに案内してもらった先で、無数の同族達を奴隷同然に支配するスカーキングと、その配下・シーモと対峙する。
※Wikipediaより引用
【感想】濃密な怪獣ドラマ
今作はコング・ゴジラ・人間の3サイドから物語を作っていくんですが、そのどれもが濃密なんです。
とりあえずコングから書いていくかー。とキーボード叩いていましたが、内容が膨大でただ物語を書いているだけになるのでやめました。
とりあえず伝えたいのは今回のコング(コングに限らないけど)は人間臭さが全開で会話もないのにとても感情移入しやすいってことです。
事態を納めるために奔走するんだけどそのためには虫歯治療して右手の凍傷も治療して差し歯を馬鹿にされたからやり返して無事で済まないとわかってるから戦いたくないゴジラ呼びつけて必死の説得して、もー散々です。中堅管理職って感じです。
対するゴジラはスカーキングとの対峙に備えて準備するのですがそのやり方が道場破りという他の怪獣からしたらたまったもんじゃないわけです。
で、コングがゴジラ(タイタンの王)にしか使ってはいけない雄たけびで呼びつけるもんだからブチ切れモードでコングの元に急行するわけです。
このシーン、モスラの仲裁が無ければコング死んでました。
【感想】会話しないのになんとなくわかる表現のすばらしさ
前作「ゴジラvsコング」ではラッセル親子が空回りしてたりバーニーがとにかくうるさかったり一切見せ場のない芹沢ジュニアと人間サイドが本当にただの雑音だったんですが、今作は会話が出来ないジアをメインに置いた結果手話のシーンが多くあります。
バーニーも空気読んで控えめだしトラッパーが騒ぐときはトラッパー自身ではなく爆音の洋楽で騒ぐので結果、余計な雑音にならないんですよね。
タイタン側は勿論会話は出来ないのですがコングとその同族のスーコとはコミュニケーション取れてる感じでしたね。
肝心のコングとゴジラはゴジラがキレてるせいで聞く耳持っていないのも、想像を掻き立ててくれる要素になっていました。ちなみに私の脳内変換は、「アウトレイジの口喧嘩」でした。笑
【感想】実は大嫌いだったアダム版ゴジラ
私は、レジェンダリー版ゴジラの中では「キングオブモンスターズ」の通称”ドハゴジ”が一番好きなんです。
あの重厚感がたまらない。
対する前作から続くアダム・ウィンガード版ゴジラこと通称”アダゴジ”は、やけに俊敏だしなんか生物の延長線にいる感じがして好きになれなかったんです。
そして今作の予告、腕を振りながらコングとダッシュするゴジラを見て、ドン引きした一人でございます。
というか、ゴジラって腕触れるほど腕長かったっけ?と思ったのです。
結果として、あのシーンにはちゃんと意味がありなんだったら劇中一番テンション上がってる名シーンだったわけですが…
ただ、色々考察しているうちに一つの考えが浮かびまして。
それは、「ゴジラは日々進化している」ということです。
今までも「キングオブモンスターズ」で見せた「ヒートウォーク」形態などありましたが形状が変わる進化って無かったよなと思います。(VSシリーズのゴジラはタイムスリップによる年数経過も関係してるからノーカウントで)
で、同じ個体で形状が意図的に変化、進化している怪獣ってあるかな?と思ったら、身近にいました。
ガメラです。
ガメラって覚醒した時から戦闘を経験するたびに外観全体がシャープになっていくんですよね。腕も巨大化して肘から骨飛び出て刺突斬撃に使うし。
こう見るとゴジラもより戦闘的に進化したのかなって思った次第です。前回の相手が腕の長いメカゴジラだったからね。
色々書きましたが最終的に納得した次第です。
【感想】地下世界何でもありだな
今回で地下世界のそのまた地下世界が出てきたので、さらにそのまた地下世界が出てきてもおかしくなさそうですよね。
残念ながらアダム・ウィンガード監督は今作を持って降板とのことなので、彼が広げた世界がどうなるのか見ものですね。
次の怪獣は何が出てくるんでしょう?
総じて、85点の評価です。
レジェンダリーシリーズではキングオブモンスターズの次に好きな映画になりました。
ではまた。
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