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コカイン・ベア ネタバレ感想
ども、山田です。
休みの都合で毎月第1・3木曜日は特段の予定がない限り映画を観るようにしています。
なんだったら映画上映中は是が非でもポップコーン食べたい派なので時間に縛られない日は一番混んでいないだろう昼下がりを狙います。
そんなこんなでずっと気になっていた作品を観てきました。
【作品概要】
コカイン・ベア
監督 エリザベス・バンクス(チャーリーズエンジェル(2019年版))
脚本 ジミー・ウォーデン
出演 ケリー・ラッセル(サリ ディーディーの母)
ブルックリン・プリンス(ディーディー)
クリスチャン・コンヴェリー(ヘンリー ディーディーの友達)
オシェア・ジャクソン・Jr(ダヴィート 黒人ギャング)
オールデン・エアエンライク(エディ シドの息子)
レイ・リオッタ(シド ギャングのボス)
マーゴ・マーティンデイル(リズ 森林警備隊員)
ジェシー・タイラー・ファーガソン(ピーター 野生動物管理官)
上映時間 95分
あらすじ
1985年、麻薬密輸人のアンドリュー・C・ソーントン2世は、自身の飛行機からコカインの入ったダッフルバッグを持ってパラシュートで飛び降りようとするが、ドアフレームに頭をぶつけて意識を失いそのまま落下死する。彼の死体はテネシー州ノックスビルで発見され、地元の刑事は死体の身元を密輸人ソーントンであると特定する。同様にコカインも近くに落下していると推測するが、発見できない。一方、チャッタフーチー・オコニー国立森林公園では、アメリカグマがコカインを食べて非常に攻撃的になり、ハイキング中の男女に襲いかかる。
※Wikipediaより参照
【感想】冒頭1分の衝撃に爆笑
本作は実際にクマがコカインを食べてしまった史実を元に作られてまして、冒頭にその説明が字幕で語られます。
ふむふむなるほど。そんな事件があったのねと理解した頃、次の字幕が表示されます。
出典:Wikipedia
なんだよ出典:Wikipediaって!!聞いたことないよそんな映画!!
Wikipediaを参照するのなんてこんな素人のブログっぽいことやってるやつがやることで映画人のやって良いことじゃないんだよ!!!
とまぁ最高のギャグセンスでつかまれた私でした。
【感想】ばかばかしくもクマの習性をリアルに描く
今作は要するにコカイン食べてハイになったクマがコカインを求めてドッタンバッタン大騒ぎするってシナリオなんですが、ただ大暴れするわけではなく、クマは純粋にコカインだけを狙っているところです。
人間はそのついで、なんか邪魔だったり服や身体にコカインが付着していたせいでコカインと一緒に食べられ、コカインじゃないからすぐに捨てられます。
これはクマの習性ですね。
日本でもクマが街中まで来てしまうのは人間の餌付けで味を覚えてしまい、それを求めてるからと言われています。
特に開拓期の北海道の熊害事件は人を食べて人の味を覚えたクマが餌として人を求めたものばかりです。
そういった自然界のルールをきちんと守ってる姿勢は嫌いじゃないです。
【感想】犠牲者一覧
ここからは私の備忘録として犠牲者をなるべく時系列順に残そうと思います。
エルサ(オラフの恋人)
特にコカインやって無さそうなんだけどコカインベアに見つかって脚を切断され死亡
ピーター
コカインベアの食べかすのコカインを全身に浴びてしまったことで狙われる。下半身を食べられて死亡
ポニーテール(悪ガキ3人組の一人)
リズの暴発というかノーコン射撃で頭を撃ちぬかれ死亡
ベスト(悪ガキ3人組の一人)
登場時点でコカインでラリっていた模様
コカインベアにレンジャー小屋の奥に引きずりこまれ頭部切断され死亡
トム(男性救急隊員)
ベストと一緒に小屋に閉じ込められていたコカインベアを開放してしまう
救急車で逃走するも追いつかれ身体をズタズタにされて死亡
リズ
割と早い段階でコカインベアに襲われるも重傷を負いながら2回生存
救急隊に救助されるもコカインベアが救急車に乱入した結果衝突事故を起こし身体を固定していたストレッチャーごと放り出されて死亡
ベス(女性救急隊員)
救急車を運転
車の後方でトムがコカインベアに襲われパニックになり木に衝突、衝撃でフロントガラス突っ切って放り出され死亡
ボブ(黒人刑事)
シドに撃たれて多分死亡
オラフ(エルサの恋人)
エルサが殺され自暴自棄になっており森をさまよう。画面外でコカインベアに襲われ死亡
シド
コカインベアの住処に潜入するもコカインをあきらめきれずコカインベアと応戦、一度は倒すもののコカイン吸ってハイになって復活したコカインベアに腹を裂かれ内臓を子コカインベアに食べられ死亡
生存者
サリ、ディーディー、ヘンリー
ダヴィート、エディ、リーバ、キッド
コカインベア親子
とまぁこんな感じで95分の映画ですから9分に1人のペースで死人が出ます。
非常に良いペースだと思います。笑
尚、救急車の一同はコカインが絡む案件はないんですがトムが襲われた時にとっさに投げた救急バッグがコカインのバッグと似ていたため、本物をよこせと襲ったと解釈して良いかと思います。
【感想】コカインは食べ物だった
コカインって少量を巻紙で鼻から吸引ってのはギャング映画でよく見る光景なんですが、今作はなんと食べます。
熊も人間も。こりゃとんでもないことしてくれています。
というのもこの映画の元ネタになった事件でもクマがコカインを過剰に摂取するのですが、そのクマは死んでしまうのです。
クマですら死んでしまうんですから人間が食べたらどんなことになるやら…
というわけなんですが、今回はディーディーとヘンリーの13歳コンビが食べてしまいます。すぐに吐き出してましたけど。
ハイになってる感は特段無かったですけど良く死なず、体調を崩さずにやったなぁと思うばかりです。
総じて、85/100点の映画でした。
ではまた。