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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ネタバレ感想

ども、山田です。

皆さんは「ガンダム」は好きですか?
私は大好きです。
初めて観たガンダムは「機動武道伝Gガンダム」でした。なのでガンダムは殴り合いの作品と思っていました。笑
そのあときちんと地上波で通しで観たのが「機動戦士ガンダムSEED」でしたね。
当時最高峰のセル画とPS装甲の実弾無効な設定にわくわくし、フレイの妖艶さにぞわぞわし、アークエンジェルの危機にフリーダムが颯爽と現れ翼を広げた瞬間にボルテージが最高潮になったのでした。

尚、そこから2年後の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に関しては色々ありまして観ていないんですが、それはそれでよかったのかもしれない…

ちなみに、私のロボットアニメの情報はほとんどが「スーパーロボット大戦」シリーズからの逆輸入なので、シンは自分の芯を持って行動できる子だと思っています。

前置きが長くなりましたがそんなSEEDシリーズの劇場版を観てきましたよ。



作品概要

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

監督 福田己津央(SEEDシリーズ)
脚本 両澤千晶(SEEDシリーズ)
出演 保志総一朗(キラ・ヤマト)
   田中理恵(ラクス・クライン)
   石田彰(アスラン・ザラ)
   森ななこ(カガリ・ユラ・アスハ)
   鈴村健一(シン・アスカ)
   坂本真綾(ルナマリア・ホーク)
   桑島法子(アグネス・ギーベンラート)
   子安武人(ムウ・ラ・フラガ)
   田村ゆかり(アウラ・マハ・ハイバル)
   下野紘(オルフェ・ラム・タオ)
上映時間 124分

あらすじ

デスティニー・プランを掲げるプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルの野望が阻止されてから年月を経たC.E.75年。地球圏では国家の独立運動に加え、コーディネーター排斥を掲げ地球連合軍内部にも多数のメンバーを抱える「ブルーコスモス」などによる戦乱が続いていた。事態を鎮静化するべく、地球連合の主要国である大西洋連邦と中立国のオーブ連合首長国、そしてデュランダル亡きあとのプラントは共同で世界平和監視機構コンパスを創設。ラクス・クラインがその初代総裁となり、キラ・ヤマトやその仲間たちは「コンパス」のメンバーとして各地の戦闘に介入していた。

そんな状況下で、地球連合の主要国・ユーラシア連邦から独立した新興国家ファウンデーションが、コンパスに対しブルーコスモス本拠地への共同作戦を提案してくる。
※Wikipediaより引用


【感想】みんなが待ってたSEED映画

2作品の登場人物をこれでもかと出して新規キャラもいっぱいいる結果、渋滞気味ではあるけど様々な登場人物にスポットが当たる作品だったと思います。シンは重圧から解放されて生き生きしてるしね。
今回、どのパイロットがどの機体に乗るのかかなり伏せられてまして、確定しているのがキラとファウンデーション側くらいだったんですが、蓋を開けてみたらまぁとんでもないことになっていましたね。
ちょっと整理してみます。

キラ…ライジングフリーダム→ストライクフリーダム二式→マイティーストライクフリーダム
アスラン…ズゴック→ストライクフリーダム二式→ズゴック(インフィニットジャスティス二式)
シン…イモータルジャスティス→デスティニーSpec II
ルナマリア…ゲルググ→インパルスSpec II

ストフリとインジャの「二式」ってなんなんだ?グルンガストの親戚ですか?

イザークとディアッカは今回はおとなしいのかなと思っていたんですがそんなことなくまさかの魔改造された「デュエル」と「バスター」かつ「ミーティア」装備で参戦!!
しかもデュエルはブリッツの装備を拝借して参戦という涙目展開ですよ…。

主要キャラの中ではシンがデスティニーに乗ってから絶好調でしたね。よほどジャスティス嫌いだったんでしょうね。
ボスキャラ2機の相手をキラとアスランがしていて、残り全てをシンがほぼ担当していましたね。
なんか、私たちの観たかったガンダム無双を見せてくれた気がします。

それにしてもズゴックのあの体系にジャスティスが収まるとはとても思えないのですが…着やせするタイプなんですかね?笑


【感想】良い作品だからこそどうしてもツッコミたいこと


先に言ってしまうとこの映画、個人的評価では95/100点です。

MSの戦闘シーンだけなら1000点あげます。そのくらい演出も表現も素晴らしかったと思います。
では何が引っかかったのか。主に3点です。


1.ファウンデーション側の情報不足

まず、ファウンデーション独自の技術が劇中であまり語られず(コンパス側も情報がないから仕方ないけど)わからなさ過ぎたんですよね。FT装甲ってなんやねんと。
「鉄血のオルフェンズ」が放映していた時にビームを無効化する「ナノラミネート装甲」とSEEDシリーズの実弾兵器を無力化する「VPS装甲」のほこたてをしたらどうなるだろう?と考えたもんなんですが、それを実際にやるんじゃないよと。
近接ビーム兵器ならダメージを与えられるみたいなのでヤタノカガミみたいななんでもビーム無効兵器ではないみたいですけど。
他にもやたらディンとかジンとか随伴していたけどあれ無人機みたいだし、カルラに関しては毎度シーン変わるので随伴してるのか全く分からないMAみたいなのが実は巨大ドラグーンだったりと色々説明が足りないなぁと思いました。


2.大量破壊兵器を使用するキラ

今回の最終主役機であるマイティーストライクフリーダムですが、ガンダムシリーズであまり見たことない広域放電とディスラプターという収束重核子ビーム砲を装備しているのですが、この2つの武器、キラが使うには適さないなぁと思ったのです。
広域放電はマルチロックなんてできないのでその範囲の機体全てが対象になるわけですが、可能な限り命を奪わないように戦うキラが範囲無差別の兵器を使うことにとても違和感を感じました。

ディスラプターもメサイアぶった切るくらいの高出力ビームで、ラクスの承認が必要とはいえキラが使うような兵装ではないなと。

後半の駆け足で説明する時間も余裕もなかったですがちょっとなぁと思ってしまいました。


3.ラストシーンに物申す

ラストシーンは地球に帰還したキラとラクスがマイティーストライクフリーダムから降りて砂浜でキスをするシーンで幕を閉じるんですが、その直前、砂浜には脱ぎ捨てられた2人のパイロットスーツが映るんですね。
下着は着ているかもしれませんが、こんなはしたないことをラクスはしないと思うんですよね。
せめて部屋でやれと。



【総括】それでもみんなが満足できたと思う作品


ツッコミたいところは他にもあるんです。
ヘルベルトとマーズの死亡にみんな動じてないとか、アークエンジェルの艦長専用脱出装置とか、なんでアカツキがレクイエム受け止められるんだとか、アスラン戦闘に集中しろとか。
でもそれを差し置いても素晴らしいものを観たと思うんです。


この記事書いている間に公式が冒頭映像公開していましたね。
この冒頭だけでも十分に引き込まれるものがありました。


中盤で触れましたが、総じて95点とさせていただきます。

観たかったものがいっぱい詰め込まれていました。公開しているうちにもう一回行きたいですね。

なお、パンフレットに関してですが、通常版と設定集付きの豪華版があります。
私の直前で豪華版が売り切れてしまい通常版を買ったのですが、たしかにインタビューとか色々あるものの機体関係の欲しい情報は特にありませんでした。
パンフレットを購入する場合は豪華版の購入を強くお勧めします。

劇場で売り切れていた方、こちらで買えるみたいです。


ではまた。

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