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ゲームでフランス皇帝を語る?
需要無視、今日はレトロゲームを語ります
noteで気になるハッシュタグ。
そう、
私にもありますよ、そんなゲームが。今回は一切忖度なし。思い出のゲームを語ります。ちなみに、某有名CS放送のように、プレイ動画やおもしろコメントは全くありませんので、悪しからず。
皇帝万歳!
今回、取り上げるゲームは「ランペルール(L'EMPEREUR)」です。フランス語でランペルールは皇帝、つまりナポレオン・ボナパルトが主人公のゲームです。
正直いいますと、リアルタイムでのプレイは叶わず(PC-8801)、
・ファミコン版
・PC-98版を復刻した『コーエー25周年記念パック Vol.3』
・有料ブラウザゲーム版が「my GAMECITY クラシックゲーム館」
をプレイしてました。
シナリオ
4つのシナリオ+隠しシナリオの5つがあります。
シナリオ1 常勝将軍の登場(1796年3月) 司令官
シナリオ2 権力への意志(1798年3月) 最高司令官
シナリオ3 革命の終結(1802年3月) 第一執政(外交・補給都市の指定コマンドあり)
シナリオ4 ナポレオン帝国の栄光(1806年3月) 皇帝(第一執政+親族を配置した都市に対して直接命令可)
シナリオ5 エルバ島脱出(1815年3月) 皇帝、隠しシナリオ(ファミコン版ではなし)
シナリオ5はコーエーのシミュレーションゲームでも屈指の難易度を誇る名シナリオですが、プレイがないです(悔しい!)。
ゲームの長所(郷土色豊かな都市BGM)
ゲームの長所(戦略性)
ゲーム開始時のナポレオンはフランス共和国の一都市の司令官ですが功績によって最高司令官、第一執政、皇帝と徐々に地位が上昇します。それに合わせてより自由に行動できるようになります。
また、HEX画面には地形の高低差の表現されていることに加え、歩兵・騎兵・砲兵ごとの特殊能力があったり、「混乱」が発生したり、「橋梁」の建設・爆破できたりなどを組み合わせて都市を攻略することも面白さが増しました。
加えて、46都市にも個性があり、フランス領は農業生産力は高いが工業はいまいち、産業革命後の英国はその逆と言った感じです。
当時からゲームとしては完成されていた感があります。
ゲームの長所(メディアミックス)
今ではほぼ入手困難な「ランペルール ハンドブック(ISBN-10 4906300227)」。PC88は持ってなかったのに、なぜか今でもハンドブックだけ持ってます。
しかし、このハンドブック、単なる攻略本ではなく、日本では馴染みが薄い1800年頃のナポレオンや周辺に関するコラムなどが散りばめられています。なんでも、ググればいい時代ではなかったことを考えると、当時の光栄も意欲的だったと思います。
唯一にして、最大の欠点
ゲームそのものは1990年に発売されておりますが、移植されたWindows XP版、ブラウザ版もPC98版と同じでです。
しかし、ブラウザ版は大人の事情により閉鎖。また、コーエー25周年記念パックはWindows10では起動せず(セーフモードでやる方法もなくはないが…)。
となると、名作PC98版のランペルールをやろうとした場合、コーエーテクモゲームスさんが別のプラットフォーム(steamとか)で出すしかないです。
しかし、steamでは、
三國志
信長の野望
大航海時代
蒼き狼と白き牝鹿
維新の嵐
と同じ時代のランペルールがないとは…。
しかし…
いつか、このゲームが再び日の目を見る時に、私は兵士の一人として、こう叫ぶでしょう。
Vive l'Empereur!(皇帝万歳!)
それまでは、思い出とともに信長の野望をプレイすることとします。(了)
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