写真の美しさ
GA HOUSES(日本の建築雑誌)の今月号で、ベトナムで弊社の元パートナーだった西澤俊理さんらとともに弊社の住宅物件がたくさん発表された。
僕の担当物件や、弊社未発表の作品も多く掲載されており、それらがさらに二川さんという超著名建築写真家(本職はGA HOUSESの編集長)の写真で載っているのだから、これはたまらん。
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二川さんはベトナムに直接来越して写真を撮ってらっしゃった。
その時に僕が案内する係だったのだけども、とにかくその写真を撮るスピードには驚いた。
ベトナムでは、ほとんどすべての建築写真が大木さんという一人の日本人建築写真家によって撮影されている。
僕も撮影現場に何度か付き添ったことがあるが、いつも一日一物件くらいが限界だ。(日本ではもっと撮るのだろうか?)
こちらは、我々の要望でいつも40-70枚ほど現像してもらっているので、致し方ない面もあるのだけども。
二川さんは一日に3−4物件ほど撮影を終わらせてしまう。
途中にちゃんとご飯やらなんやらをはさんで、である。
とにかく無駄なシャッターを切らない。
紙面を見て驚いたけども、おそらく撮影して、使わなかったカットは数枚しかないのではないだろうか。
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また、写真のトリミングも相当大胆だ。
普段様々な媒体で見るような写真が、その建物の全てを説明し切る、いわゆる"建築写真"であるなら、こちらはとにかく美しい瞬間と空間を切り取った"美術写真"のように思えた。
大木さんと二川さん、二人の写真を見比べるだけでも、すごく勉強になるなぁ。
残念ながら、GA HOUSESの写真は購入不可とのこと。
もう二度と相まみえることがないと思うと泣きそうです。
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