WEB出版の編集から学ぶライターとして重要な9つの要素~③文章の書き直し~
こんにちは、
副業しながら自由に生きている主婦のやまちゃんです。
ここ最近私が『WEB本の編集』のお仕事が多いので
その仕事内容について詳しく説明しつつ、
記事書きやそのほかの文章でも使えるライターテクニックについて
お話していければと思います。
前回は校閲作業について説明をしていきましたが、
今回は校閲中にしている作業の一つ
『文章の書き直し』
についてお話していきます。
普通なら校閲の部分に含まれている内容なのですが、
ここはライターの一番の腕の見せ所!といっても
過言ではないのでこの部分だけでお話をしていきたいと思います。
まず、文章の校閲中に文章に違和感だったり
文章の抜けがあったりすることがあります。
作者も人間なので、テンションが上がっていれば
誤字・脱字や文章を書いたつもりで書いていない…
なんてこともあります。
私も実際に編集で見た時に、
急にこの文章が出てきたけど…これって何?
と思うことや、この文章は作者曰くこの意味だから
こういう文章にした方が伝わる…
等が出てきます。
その際に訂正…いわゆる『書き直し作業』が入ります。
書き直し作業というのは私の中では
”読んでいる人にもっと読みやすくする作業”
だと思っています。
読んでいる人ってその本で○○について”理解したい”から
購入するんだと思います。
ですが…難しすぎると
”私にはやっぱり無理じゃない?”
とマイナス思考になっていきます。
この難しいは
”読めなくて難しい”ではなく
”ついていけなくて難しい”
がほとんどです。
それって、購入者にとっても
わざわざ編集まで頼んで
書籍化しようとした作者にとっても
もったいないことです…
そうならないように調整を行うのが
編集のなかにある
『書き直し作業』だと思っています。
この書き直し作業…
普通に自分で書いた記事やブログでも同じように
起きている可能性があります。
その際にいったいどうやって書き直したら
前後の文章と意味がつながるのか?
書き直して変になっていないかなど
心配になるとおもいます。
私が書き直し作業でいつもしている
チェックポイントを使っていくと
解消できます。
ぜひともこの記事を参考にして
チェックをしてみてください。
書き直し作業で行うときの大きなポイントは三つあり、
①前後の文章と違和感がないか
②漢字の誤入力
③統一性
です。
この三つについて詳しく説明していきます。
①前後の文章と違和感がないか
これについては、編集中というよりも
編集後のチェックになることが多いです。
文章を書くときにその作者の癖というものがあります。
例をたくさん出す人、こそあど言葉が多い人
”~でしょう”などの語尾が統一している人
本を書いている人が人間であれば
必ず癖が出てしまいます。
しかし、その癖が『書き直し』の文章にない
という場合が多くあります。
分かるように、作者さんと編集者は人間が違うので
癖も違っていきます。
その癖を完璧にコピーしないと
文章に違和感が出てしまうこともあります。
この部分は校閲時に訂正や修正を入れてほしいと
依頼がない限り、基本的にそのままにしている部分です。
この書き直しによっておこる違和感が
読み手にとっては”他の人が書いた…?”
となって作者の信頼度を下げる結果になり、
”読んだけど、この人が書いているのかわからない…”
”この本…本当のこと書いているのかな?”
と不安になってしまい、読まれない本になる可能性を
持っています。
そうならない為にも、書き直しをするときには
文章の前後の違和感が出ていないか?
その章での違和感が出ていないか?
のチェックが必要です。
②漢字の誤入力
これは校閲時にも行っているので2回目の登場です。
書き直しの時は、特に漢字の誤入力は増えます…
理由は、文章を書くのに脳が使われていて、
誤入力の間違いを探す方に頭が行っていないからです。
どれだけ、マルチタスクが出来る人でも
文章を考えてつつ、書きながら、誤字チェックはきついです…
誤字の確認をする際には、その文章を翌日に再度見てチェックを行う等
1度頭をリセットしてからでないと見つけにくいといわれています。
これは脳の作りというか、人間の思い込みの部分があるので、
”この漢字を書いている!”を意識していると見落としてしまいます。
なので、誤入力をしないように文章を書くようにする。
または書いた部分にマーカーなどを引いて後日、誤字チェックをする
など何か対策をとらないといけません。
③統一性
この統一性については、①の部分と重なるのですが、
それよりも、もっと大きな視点になります。
例えば、私が書き直しで行うので多いのが、
肯定ばかりで、うさん臭く見える文章を
一部分に否定的な文章をいれて、
肯定感を強めるという作業を行うときに
否定的な文章があまりにも肯定的な文章と
ニュアンスが違ってしまう場合、
”文章の統一性が崩壊”してしまいます。
例えば、お風呂上りにバスタオルを使うメリットを
上げて、バスタオルを使うのが良いのが結論なのに
デメリットが洗濯が大変と書いてしまうと、
結論のつじつまが合わなくなってしまいます…
多分読み手が”家事が大変になる?”という
違った見解を持ってしまい、
作者と読み手の相違が起きてしまいます。
それが1度でも起きて読み手が納得できないと
”理解ができない本”となってしまいます。
こうなると、自分が書いた他の文章も読んでくれなくなります。
それではいけないので、
書き直しをするときに必ず、作者の結論に沿うものを
文章にすることを意識して書きましょう。
この注意点を意識して書き直しをおこなえば
その日書いた文章と、後日書いた文章での違いがなくなり
違和感が少ない文章=読み手が読みやすい文章
になります。
”違和感がでない編集”が出来れば
WEBライターの編集ではプロになります。
普通に記事を書いても。ブログを書いても
読み手が読みやすい文章を無意識で書けるようになり
貴方の文章が好きな人が増えて
インフルエンサーなどの仲間入りができるようになります。
実際に私の師匠はそれでTwitter1万人からフォローされています。
これができるようになれれば
絶対にあなたのためになるので行ってみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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