サハラマラソンなる世界で最も過酷なレースに挑戦してみた。-第一話-
知ってますか?サハラマラソンというレースがこの世にあることを。
250Kmを自給自足で走る世界で最も過酷なレースと言われてるやつです。
日中は50℃を超えることもあり激キツと言うか、もはやリアル地獄レースだと。
「わー。こんなすごいレースが世界にはあるのかー。こりゃ無理だわ。」
・・・・・・・ん。待てよ。
無理だと!?
世の中に無理なんてものはない。
全ては自分のやる気次第じゃないか。ガッツでいけるはずだ。
ってことで自分の「無理」と思ってしまった負け犬根性に喝を入れエントリー決定!!秒速でポチしましたw
エントリーしてみたものの、これ準備とかどうすんねん。
ってことでまずトレーニングです。もうね低酸素ルームで8カ月間、犬みたいに走るわけですね。大谷翔平さんが真横で結構トレーニングしてるアスリート系のジムでガチンコの走り込みです。
もう何度サインくださいって言おうとしたことか。(本当の話です)
飲み会なるただ楽しい習慣を卒業し、その時間でジムに行く。
なんて健康的なエブリデイなんだ。
勿論サクッと8カ月で痩せるわけです↓↓
トレーニング6カ月経過時点で、フルマラソンは走っても筋肉痛にもならずマラソン後そのまま遊びに出かける位タフになってしまった。
そして、あることに気が付いたのである。
「これは完走できてしまうな」と。
なので、負荷をかけてみることにした。
難しいことを面白く!これがポリシーなのでそれに従う。
やっぱり砂漠だからスターウォーズでしょ。
俺はスターウォーズで出場しよう!
そう思いアナキンスカイウォーカーのコスプレを検討していたのだ。
しかし師匠の「日本人だし歌舞伎でしょ」の一言でやむなく、
アナキン→歌舞伎 にプラン変更したのであった。
いやー、、、、歌舞伎さメッチャ服装がね。
熱いでしょ。本当に死んじゃうよ俺?
負け犬根性がここで再び登場。
アカン。逃げたらアカン。歌舞伎で走ろう!
そうして世界一過酷なレースをJapanese歌舞伎で出場することになった(なってしまった)のであった。
かなり走りにくく、すっごく熱い。
が、それ以外は完璧なアウトフィットだ。ユーモアはピカイチだろう。
これにスピードがついてくればもうお笑い部門は俺のもの!
出発前の衣装合わせはこれ↓
・・・・そして大会当日。
砂漠に到着すると、2日間持ち物検査やルールの説明などが行われる。
基本歌舞伎スタイルでいたのだが、すごい大会なので各国のメディアがすごい来てる。
そして、俺を見て爆笑して、必ず取材される。
「なんでそんな服を着てるんだ?」「いつまで着てるつもりだ?」
多分各国のYouTuberもすごい来てて、ぼくは出汁にされ続けた。
もう各国のエントリー選手もすっごい来る。「写真撮ろう、写真撮ろう」の連打である。何枚写真撮ったかわからないけど、この日ばっかりは狩野英孝を超える笑われ方したんじゃないかと確信している。
そしてレース本番、レースの構成は、
35キロ、35キロ、35キロ、90キロ(2日かけて)、45キロ、10キロ
である。
とりあえず、できるところまで歌舞伎でやってみよう。
死の危険を感じたら脱ごう。こんな感じで初日のスタートラインに立った。
無論、みんなに注意される。
「危ないから調子に乗らないほうがいい」「くれぐれも頑張りすぎないように」
そうだ。各選手、荷物を1g削るのに必死なのに(軽さは正義)僕はこんな大きくて暑いカツラとハカマで走るのだ。そりゃ心配されるに決まってる。
でもね、心配されると燃えちゃう。
男の子ってそういう所あると思うんです。では本題に入ります。
次回。
大会運営からニックネームを頂く。
”Goレッドドラゴン” 爆誕!!
歌舞伎だっつーの。 の巻。
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