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ビッグクラブ

きょうは朝からどしゃ降りだ。
気持ちがいい。
月火水で溜まった仕事のストレスを洗い流してくれるようだ。
通勤電車から望む多摩川の土手のグランドは大きな湖みたいだし
河川はたんまりと水を蓄えている。

個人的に大きな悲しい出来事があっても
仕事は容赦ない
もう何人を育ててきただろう
これは承認欲求でもなんでもなく
その時々のやむを得ない状況に追い込まれて
き続けただけだ。
育ってある程度一人前として機能し始めたところで、誰かが引き抜かれ、足りなくなりヒーヒー言ってると
また新しいキラキラした新人さんが来て、また最初から関係を築いてゆく。

患者さんの要求はかなりの変化球も多いし
話を誇張したり、不誠実なものも多い。
それでもちゃんと向き合ってくれて診察してくれる医師や看護師には本当に見ていて頭が下がる。
わたしは事務なので、医療行為は出来ないけど、患者さんが具合悪くて病院に連絡しようとなった時の最初の窓口であり、重要なリリーフ(中継)の役割を担っている。
そのやり方を教えて出来るように育てるのだ。
主に、いったん家庭に入りお子様が学校に行き始めて時間が出来てきた主婦の方が多い。
お仕事自体も10年振りですなんて人も居るし、扶養範囲内で週20時間だけですがよろしくお願いしますなんて方ももちろん居る。
リアルタイムで胸の痛みや呼吸苦を訴える患者さんの電話対応をしながら
窓口にみえている約450人/日くらいの患者さんの応対、それに加えて新人さんに一からこの業務について説明して教えていく。
とっても忙しい。
冷静な対応、正確な作業、接遇力、医者や看護師とのコミュニケーション力が必須だ。
それに加えてスピードも無いとこなせなくて大行列を作ってしまうので困りもの。
扶養の方は時間内に、覚えて仕事をこなして、家に帰って家族にご飯を作って主婦業をしなければならない。ひとり親で週5毎日残業してる人もいる。
皆んな超人だと思う。
そのシフトを組むのはビッククラブのスタメンやゲームを見極め交代選手を決める監督と同じだ。と
私は思って自分を鼓舞してる。

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