しんどく感じた時に自分のキャリアを創り上げていく思考
仕事を始めると自分が思い描いたようなキャリアを築けないことや、本当にやりたいと思ったことができない。なんてことがあります。
社会という環境に属していると、自分が嫌だと思っても適合していかないといけません。
それはすごくストレスが溜まることで、できれば逃げてしまいたくなる。
でも、生計を立てるため、家族を養うため、自分の将来のため、、、、
簡単には逃げ出せない。
もちろん我慢して自分に合わない環境に合わせる必要もありません。
今や転職が当たり前、少し休息を置いてからまた仕事を再開するのも一つの手立てです。
ですが、環境は変化していきます。その環境に合わせて自分が変わっていくという思考も必要なことがあります。
仕事上の転帰やストレスに対処するための4つの要素をまとめてみました。
4つのキャリア・アダプタビリティ
キャリアアダプタビリティとは”時代の変化など、環境に合わせて変化を受け入れ、キャリアを適合できる能力”としています。
キャリア関心(career concern)
キャリア・アダプタビリティの中で一番重要な要素となるのがキャリア関心です。
キャリアの関心は将来へ志向性を持っているかということを意味しています。
自分のキャリアがどうなっていくか、計画を立てる能力が必要です。
また、自分のキャリアにしっかりと関心を持っているかということが大切になります。
成りたい自分はどういう姿なのか、3年後・5年後の自分はどうありたいか。
生涯どういう仕事をしていきたいのか。
自分を振り返り、見つめ直し、過去の出来事でどう考えてきたか。
考えてみると自分の今後のキャリア計画が少しずつ見えてきます。
キャリア統制(career control)
キャリア・アダプタビリティの中で2番目に重要となるのがキャリア統制です。
必要な能力は意思決定能力です。
自分のキャリアを計画を立てたあと、それを実行できるか。
そのためには自らを統制している感覚を持つことです。
どうしても逃げたくなったり後回しにしたい課題や、自分にとって思いがけないような転機を先送りにせず、しっかりと向き合い対処すること。
結局は自分の将来は自分が握っているんだという感覚を持つことが大切です。
キャリア好奇心(career curisority)
自分と仕事を適合させることに対して、興味を持ち続けて情報を探索する能力です。
好奇心を持つことで自分の身近な仕事だけでなく、いろいろな分野で情報を探索して自分の可能性を見出せるようになります。
大事なのは探索能力です。
キャリア自信(career conficence)
キャリアを決定していく上で、いくつかの意思決定を迫られることがあります。それは複雑であったり、知識が不足し自分には少し難しいと感じることもあるかもしれません。
問題にうまく対処するためには、自分の自信が影響してきます。いわゆる自己効力感です。
問題を解決できるという能力が備われば自己効力感も上がり、何かを成し遂げようとする時の自信に繋がってきます。
自己効力感を上げていくにはいくつかの方法がありますが、筆者の体験では少しずつ成功体験を積み上げるという方法が一番良いなと実感しています。
まとめ
キャリアを築いていくための4つの要素について紹介しました。
昔に比べて仕事が安定してキャリアを築くという時代で無くなったこともあり、時代の変化にいかに自分が適応していくかが重視されるようになってきました。
今日紹介したキャリア・アダプタビリティはキャリアを築いていく時のプロセスでとても大切な要素になります。
その中でも大事なことはやはり自分がどんなキャリアを構築していきたいかを知ること。
客観的でなく主観的に自分を見れるようになり、自分が何をしたいか、何を大切としているかを見出し、自分のキャリアを考えられるようになることで迷いがなくなります。
私も自分のやりがいや大切にしていることがわかった時に、自分の進む方向がわかって柔軟に物事に対処できるようになってきた気がします。
自分を知ることは難しいことですが、ぜひじっくりと考えてみてください。