【リモートワーク】SoundFlowerとLadioCastを使いZoomでブラウザ再生したYouTubeの音を出す(Mac用)※追記あり
↓の文章は公開当初に書いたものですが、Zoom単体で簡単にできたのでその方法を追記しつつ、Zoom以外のアプリやその他用途にはお役に立てるかもしれない内容なので、当時の雰囲気をお楽しみいただけるよう元の文章はそのままにしておきます。
先日、会社の勉強会的なものをZoomを使って行った際に、事例紹介として再生したYouTubeの音が参加者に届いてないという指摘があったので、試行錯誤して見つけた、オーディオミキサーなどの外部装置を使わずMac単体でどうにかする方法を共有します。(ただ、ちょっとめんどくさい)
この方法を使うと、Macのアプリから出力されている音声の上に自分の声をかぶせることができます。
追記:Zoom単体でできたwww
「画面を共有」を選択した際に出るウインドウの左下にある「コンピューターの音声を共有」をチェックするだけでした。Zoomさんごめんなさいごめんなさい。初めて使う場合は「Zoomオーディオデバイスをインストールして」というダイアログがでるっぽいので素直にOKしてください。
共有時に「コンピューターの音声を共有」にチェックを忘れた場合は、落ち着いて共有中ウインドウの右上「詳細」を開くと後からチェックできます。
上記方法でどうしてもうまくいかない場合や、Zoomのような「コンピューターの音声を共有」をする機能がない場合は以下の方法をお試しください。
私の環境
この記事はMacを使うこと前提なのでMacは必須ですが、マイクやイヤホンはお好みのもので大丈夫です。
MacBookPro (macOS Mojave 10.14.6)
BeatsX(マイク付きイヤホン)
SoundFlowerとLadioCastをインストール
SoundFlowerはMac内に仮想入出力オーディオデバイスを作るもので、LadioCastはMac内のオーディオ入出力をルーティングするためのアプリです。この2つを使うとMac内にステレオ4チャンネル入出力の仮想ミキサーを作ることができます。
SoundFlower(Soundflower-2.0b2.dmgをインストールしてください)
私は苦労なくインストールできましたが、OSのバージョンや環境によってうまくいかない場合があるようなので、困ったら以下の記事を参考にしてみてください。
「SoundflowerがMacOSでインストールできない・エラーになる対処法を解説!」
https://applica.info/soundflower-install-cannot
LadioCast
YouTube音声をルーティングする案
ブラウザで再生するYouTubeだけでなく、PowerPointに貼り付けた動画やQuickTimePlayerで再生する動画など、Macから出力される音声はこの方法でZoomで再生できるはずです。
またZoomに限らず、Meet、Whereby、Skypeなどでも使えると思います。
1. Macのサウンド出力をSoundFlower(2ch)にする
2. LadioCastを起動し、入力1を「BeatsX」、ルーティングを「メイン」と「Aux1」にする
3. LadioCastの入力2を「SoundFlower(2ch)」、ルーティングを「メイン」と「Aux1」にする
4. LadioCastの出力メインを「SoundFlower(64ch)」にする ※Zoomのマイク入力になる
5. LadioCastの出力Aux1を「BeatsX」にする ※モニタになる
6. Zoomのマイクを「SoundFlower(64ch)」にする
7. Zoomのスピーカーを「BeatsX」にする
8. 自分の声とYouTube音声のバランスをLadioCastのミキサーで調整する
最後に
ちゃんとやろうと思うと、外部のオーディオミキサーで音声系をまとめてMacに入力してあげたほうがトラブルが少ない(トラブルの原因を探しやすい)と思う反面、機材が増えると移動や操作が大変になるので、一長一短はありますが、解決方法のひとつとしてお試しください。