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梵天袈裟

先日、
『皆さまのサポートで直綴(じきとつ)と梵天袈裟(ぼんてんげさ)が買えますー!』
というおはなしを書きました。

あの後、現金を握りしめ、師僧とともに法具店へ行って参りました。


まず結論から言います。




梵天袈裟しか買えませんでした。



思っていたより結袈裟(ゆいげさ:梵天袈裟の台座の袈裟部分)が高かった…。
割引してもらったけれども、それでも全資金の半分以上。
それと梵天6つを合わせたら、直綴を変えるだけのお金は残りませんでした。

ちょっとしょんぼりだったけれど、これまでに比べたら格段に装備は充実しました。
これでいいのです。

頭襟(ときん:山伏が頭につけてるアレ)は師僧にお古をいただいた。
道服は既にもっている。

少しずつ、
少しずつでいい。



結袈裟に梵天をつけるのは、師僧が直々にやってくださった。

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↑おぉ~、と感心しっ放しで見てるだけのわたし


ところでこの『結袈裟』『梵天』『梵天袈裟』とは何かと申しますと、

【結袈裟】
九条袈裟を "" の形に折り畳んで、修行用に首からかけた修験独特の袈裟(けさ)。九条とは【地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・縁覚・菩薩】の九界を指す。この袈裟を仏界の行者が身につけることにより行者の身に十界が備わる。これは凡聖不二(ぼんしょうふに:凡人も聖人も本質的には同じだよね、ということ)を表している。※これは不二思想(ふにしそう)と言われる
結袈裟には梵天と呼ばれる六つの房が付いていて、このことからまとめて梵天袈裟とも呼ばれる。六つの梵天は六波羅蜜(はらみつ:サンスクリットのパーラミターの音写で、悟りに至るまでの修行法の意)行を表している。よくweb上でみるタイトルっぽくすると『悟りに至るための修行基本項目6つ』みたいな感じ。

とまぁこんな感じです。
難しい言葉がたくさんなので雰囲気だけわかっていただけたら。
つまりは、とても大切なものだということです。

なんにせよあぁ、やっと梵天袈裟が身に着けられる。
うれしい!

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