忘れないように

3月から就職活動を始めたといっても実は2月から出版業界のesバリバリ書いてたしその前からもちょいちょいインターンは行ってた。

他の人と比べるとどっかだらけてたような気がしないでもない。特に4,5月は自粛期間を言い訳にして説明会もまともに入れてなかった。「どっかいけるだろう」と高を括ってた。業界自体の倍率が高かったのと、自分自身の気の緩みが、ここまで苦戦した要因だと思う。

6月から9月は特にしんどかったな。
自分のやりたいこととか、今までのこととか全部否定されたような気になって、別に元から自分大好き人間ではなかったけど、自分の存在意義が全く分からなくなった。あれ、私って今までどうやって生きてきたんだっけなにがしたかったんだっけ、って完全に心は死んでた。

その時期に書き殴ったnoteが一応あるんだけど、ほんと自己嫌悪の塊が書いた文章。さすがにこれは一生下書きに眠らせておこう。
でもその時の気持ちは本物で、ちょっと誰かと肩がぶつかったら派手に転んでもう立ち上がれなくなるような状態でなんとか生きてた。

そんな時私を救ってくれたのはやっぱりYouTubeだった。
精神的に追い詰められてるのにお出かけも出来なくて大好きなディズニーも休園して、ずっと家にいることが多かったんだけど、正直気が狂いそうだった。毎日上がる動画、生配信のおかげで一瞬だけでも辛いことを忘れることが出来た。私はまだ笑えるんだって気づけた。これがなかったら絶対乗り越えられなかった。

色んなものや人に支えられて乗り越えられたんだなあとしみじみ。
逆に誰かが倒れそうなときは私がしてもらったみたいに支えてあげたいな。
そして念願かなって間接的ではあるだろうけど、そういうことができそうな企業に入ることができた。どれくらいできるかまだ分からないけど。

長距離走は比較的得意だったけど、本当にこれはきつかった。
高校受験よりも大学受験よりも何よりも。
毎日家で一人で泣いて泣きすぎて途中からなんで泣いてるのか分からなくなった。次の日腫れまくった目で説明会。Web説明会でよかったよほんと。
そんなに涙もろい方でもなかったのに、ちょっとしたことで泣くようになってしまった。

就活についてここまできついと言う人はあんまりいないかもしれない。なんだかんだ私の周りはみんな2,3ヵ月で終わってるし。そんなちょっとの期間頑張って終わるならそれに越したことはないもんね。
私は気付けば半年、毎日落とされて祈られて、よくここまでやったよ。

この半年で身に付いたことと言えばストレスと向き合う能力ぐらいだな。それ以外は特に。就活で身につけた適性検査のパターンとか面接用の言い回しとか、社会人になってどれくらいここで使ったものは役に立つんだろ。

周りが終わって楽しそうにお出かけしてるのを私は虚無の表情で見つめてた。性格柄「羨ましい」「ずるい」とは思わなかったけど、「私なにしてんだろ」とはずっと思ってた。
これから出遅れた分全部取り返す。やりたいこと、今しかできないこと全部やる。コロナのせいで制約はあるけど、2020年を今からいい年にする。

あーきつかった。


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