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いろんな子がいます【2025.2.3】

 本日はくつわ池自然公園へ行ってきました。

 この時期は、ほぼ毎回、最も日当たりの良い緑の広場奥で遊んでいます。集合場所からそこまでは10分ほどの散歩道。
 途中、かなりの急坂を登ります。先頭組は、先に登ると溝に座ってあとからくる子を待つのが定番。
 溝に並んで座ること自体が楽しいようで、ついた子から嬉しそうに溝に座っていきます。だから待ってあげているという感じはなく、楽しみながら、待つのが当然というふうに待っています。

 今日は準やま彼女も一緒。
 お弁当のちくわを焚き火で焼きます。最初はたぶん勝手が分からなかったのか、先輩たちに枝を探してきてもらい、刺してもらい、焼いてもらっていましたが、気がつけばこうして自分で焼いていました。
 しかも焼く姿はなかなか胴に入ったもの。こだわり派の彼女は全体を黒く焼いてから食べたいようで、かなり念入りに焼いておりましたが、そのまっくろけのちくわを「おいしい」と食べておりました。

 腹ごしらえが終わると森へ。
 今日もやっぱり、ごっこ。
 みんなで、ごっこ。

 森でしばらく遊んだあと、広場へ戻ってきた子どもたち。ふたたび、お弁当食べたり、広場で遊んだり、それぞれ思い思いに。
 今日は年中彼女と年少彼が、とある枝を焚き火で燃やす燃やしたらあかん論争をしたり、写真の土遊びでもなにやらもめたりと、あんまり見ないやりとりがちらほら。
 年少彼が自己主張するようになってきた感じです。その前段階として、年中彼女と年少彼は最近急接近していて、仲が深まっているような感じでした。そこからのもめごと。
 距離が縮まれば、仲良くなればなるほど、意見の衝突や、もめごとも出てくる。
 人間関係の本質を見るような思いがします。

 急に裸足で遊びだす準やま彼女。森のなかでは、栗のトゲや鋭い枝や、時には割れたガラス、空き缶などなど、なにが落ちているか分かりません。
 なので安全面から、靴は絶対にはいてもらっています。それを言うと、彼女は大泣きして怒りました。
 私はとりあえず抱きかかえて、シートまで連れていき、「靴をはいてから遊んでください」とだけ伝えました。彼女は「あっち行って!」と怒っていたので、私はその場を離れて、どうするか様子をうかがっていました。
 この怒りは長くなるんじゃないかな、とこちらも覚悟を決めていましたが、彼女は泣きながらも、すぐに靴をはいて、走って森で待つみんなのところへと戻っていました。
 その切り替えと対応の速さには驚きました。彼女はちゃんと私が言ったことを理解して、それを守らなければいけないことも理解して、みんなと遊ぶためには不本意ながらもそれを受け入れるしかないと理解して、それをすぐに実行にうつしたのです。
 彼女のこの動きが正解というわけではありません。その子その子の反応があり、動きがあります。それぞれでいいのです。ただ彼女のように動く子は見たことがないかもしれません。
 当たり前なのですが、彼女のような子を見ると、本当にいろんな子がいるなあと思います。私はすぐに、この子はこういう子かなと、当てはめてしまいますが、大抵はそんな予想は裏切られます。
 これからいろんな姿を見せてくれるのが楽しみです。

 午後はずっとごっこ。
 本当に二時間ぐらいぶっ通しでごっこしてたんじゃないのかな。
 一度森に入ってから、帰りの時間まで一度も森から出ずに、ごっこをしていた四人。
 ずっとテンション高くて、ずっと盛り上がっていた。
 あんたたち、すごいっす。


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