【MTG】壁と向き合う
はじめに
こんにちは!
いつもポジティブ、山辺カフカです!
YouTubeでリミテッド専門の配信をしていた女子大生の元VTuberです💕(引退済)
よろしくお願いいたします。
今回は、壁と向き合ってみます。
なぜかって?
特に理由はないのですが、強いて言えば現在プレビュー中のファウンデーションズにも新規壁の収録が決まっているから、でしょうか。
いずれも古き良き「壁」感があるのも良いですね。
でも、壁って面白いですよね。
相手のライフを20点削って勝つゲームなのに、
自ら殴れないという制約を課して勝ちにくくしている存在ですよ。
それでも壁は全く使われない訳ではないですし、
現にファウンデーションズに収録されるということは
デザインチームも壁は必要な存在と考えている訳です。
なぜこんなものが存続しているのか、考えてみる価値はありそうです。
視点はリミテッド。
対象は壁クリーチャータイプに限らず、防衛持ち全般。
範囲はMTGアリーナでリミテッドイベントが行われたことのある全セット。
これらが今までのリミテッド環境にどのような影響を与えてきたのか、17Lands.comの指標を見ながら振り返ってみましょう。
指標は原則プレミアドラフトイベントのGIH WR(データなしの場合はGP WR)を記載します。
それでは、美しき壁の世界へレッツゴー!
殴れない防衛
イクサランの相克
GIH WR 49.8%
ほとんど遊んだことがなく環境も知らないが、環境にアンブロや飛行が多かった気がする。
書いてあることはそこまで悪くなさげ。
ドミナリア
GIH WR データなし GP WR 48.7%
激遅ドミナリア環境ですら見向きもされない激堅壁。
アンプレキューブでは輝いてる。
ラヴニカのギルド
GIH WR 52.2%
アグロの赤白(ボロス)にそこそこフライヤーいるのと、壁だと教導は止められないのであまり伸びないよね。
5/4/2速攻が止まるのは悪くない。
GIH WR 53.8%
諜報誘発のカードが全体的に強いので、序盤以外でも仕事があるのが効いていそう。
GIH WR 49.5%
なぜか唐突に登場した防衛参照カード。
自身をサクれるのは偉いのだがタップが必要なのが残念。
そもそもGRNに防衛アーキは存在しないためこうなる。
GIH WR 53.0%
《熱錬金術師》と比べると、召喚酔い関係なくなってタフネス1増えた代わりに、毎ターン1点分の打点が減った。
そこそこ決着ターンも長い環境だと思うので毎ターンの打点が確定しないのは基本的に劣化か。
GIH WR データなし GP WR 53.1%
《悠久の壁》よりは素が軽くなって使いやすくなったが、パワー0で破壊不能はあまり嬉しくないよなあ。
ラヴニカの献身
GIH WR データなし GP WR 55.7%
ほとんど試されてなさそうなデータだがGP WRは悪くない。
隠れ良カードか?
GIH WR データなし GP WR データなし
あまりに試されておらず何も分からない。
似たようなカルドハイムの1/1/2は指標は悪くなかったが…
GIH WR データなし GP WR 53.8%
腐っても劣化版《無私の救助犬》なので防衛はほぼインクの染みか。
GIH WR データなし GP WR 51.9%
ほぼLO専用機だからうまく組めてないデッキ多そうだし指標も伸びないのかも。
セットに《精神鈍化》のようなLOメタカードがあるのは難点だが、切削量自体は少なくないのでうまく組めればやれそうには見える。
一応《厳戒態勢》アーキも存在したが、限界アーキでもある。
灯争大戦
GIH WR 55.3%
確か基本セットやアリーナ基礎セットにもいるベーシックな壁。
こんな見た目だが中位の指標は出ている。
筆者はWAR環境のリミテッドをほとんど知らないが、環境に多いPWをどうしても守りたいということなのかもしれない。
GIH WR 49.8%
先ほどの《ルーンの壁》とは打って変わってボロボロの指標。
永続効果がインクの染みなのはそうなのだが、1T目の0/4は嬉しいけど3T目に0/3は出ても嬉しくないということなのだろう。
環境を知らないためあまり考察もできない。
エルドレインの王権
GIH WR 53.7%
赤によくあるバーン能力持ち壁の騎士シナジー版。
騎士デッキに積極的に入れたいほどではないけど穴埋めにはなる。
GIH WR 53.5%
アグロでも一応居場所があるので高くはないが及第点の指標。
起動にマナ不要も偉い。
テーロス還魂記
GIH WR 57.3%
想像よりはるかに高い指標で驚いた枠。
筆者はTHB環境のリミテッドをほとんど触っていないが、データ上は後攻有利な超低速環境。
後攻有利をより固めるタイプの壁は環境ともマッチしているのかもしれない。
GIH WR 60.0%
さすが構築級英雄譚なだけあり白のトップアンコ。
2/0/4+平地だけで十分偉く、ライフゲインのおまけまで付いている。
本記事の対象からは外れるが《花の壁》の系譜と言えよう。
アモンケットリマスター
GIH WR 57.9%
砂漠があれば毎ターンのダメージ源となる壁。
砂漠土地が総じて優秀なこともあり構築制限も条件達成も厳しくなく、起動がインスタントかつマナ不要なのも壁の役割と合っていて良い。
アグロにそこまで軽量フライヤーがいなかったことも好指標の理由かもしれない。
ゼンディカーの夜明け
GIH WR データなし GP WR 47.6%
一応構築でネオフォームのコンボパーツになったことのある壁。
《跳ね橋》と似ているが3ターン目にこれ出すのはちょっと…
タフネスも心許ない。
ストリクスヘイヴン:魔法学院
GIH WR 46.9%
シナジーも薄いただの壁。
仮想敵のアグロも白黒(シルバークイル)は大体飛んでいて分が悪い。
強いて言えば墓地を離れたとき誘発の赤白(ロアホールド)とシナジーするが、誰もロアホールドのシナジーを使っていなかったのでさもありなん。
GIH WR 55.1%
良いデザインのプレイアブルな壁。
黒緑(ウィザーブルーム)では継続ライフゲイン源としてエンジンとなり、終盤は履修することで殴れるトークン等に変換できる。(サクリファイスエスケープも可)
いつサクるか考えることも多く、強すぎず弱すぎない良いカード。
フォーゴトン・レルム探訪
GIH WR 50.2%
青が最弱カラーなのもあるが、その中でも下から2番目の低指標。
ダンジョン探索全般に言えることだが、特に構えたい青なのにソーサリー起動限定なのが厳しい。
あと重すぎる。
GIH WR 46.3%
ある意味伝説のレア。どうあがいても弱い。
せめて防衛が付いていなければ装備品を付けるなどして何かあったかもしれない。
一応《オークの弓使い》と破壊不能との無限コンボで構築で結果を残したことがあるが、リミテでは役目はない。
イニストラード:真夜中の狩り
GIH WR 58.8%
強カラーの青を陰で支えた屋台骨。
自身の腐乱トークンで不要牌を弾きながら、相手の腐乱トークンを止められるいぶし銀。
防衛アーキタイプのあったDMUを除けば壁としては最上位クラスのコモン。
GIH WR 56.8%
再録組だがちゃんと活躍。
弱カラーの赤の生き残る術は《祭り壊し》やこいつと軽量インスタント・ソーサリーでバーンするタイプだった。
神河:輝ける世界
GIH WR 57.4%
成功したタイプのコモン壁。
Tier1忍者が種としてしばしば軽量フライヤーを出してくる中で、ブラフアタックすらできない3/3到達なのが本当に偉い。
中盤以降の大型フライヤーは魂力で打ち消されることなく対処できるため腐りにくく、総じてデザインに成功した感が強い。
序盤出したこいつをほとぼりが冷めてから《地熱の神》で戻して魂力するのが好き。
GIH WR 58.1%
防衛持ちの並びに入れるのは憚られるが、本邦初公開かもしれない壁のおまけ付き除去。
Ⅰ章の範囲が狭そうだが指標も出ているので当て先には言うほど困らない模様。
Ⅱ章はガチでインクの染みだが裏面の壁もアド損しない設計で普通に強い。
GIH WR 52.4%
スタッツは悪くない狛犬。
当然殴れないのだが、忍者がTier1の環境において気兼ねなくブロックできるだけで偉いのは《竹林の射手》に同じ。
また、起動型能力が地味にインスタントかつ相手の墓地も触れるため、相手の墓地利用を阻害できるのもかなり大きい。
自身のLO回避や相手のデッキを土地だらけにするなどの芸当もでき、特に膠着しやすいシールドにおいて強力。
是非ともリメイクしていただきたい防衛持ち。
ニューカペナの街角
GIH WR 48.7%
Tier1のバントカラー(斡旋屋)が安易に空を飛んでいる中で、全く壁にならなかった。
アンブロ付与能力は悪くないので今後のリメイクに期待。
GIH WR 47.0%
脅威の低指標。
そもそも強い犠牲カードが《屋上の迷惑》と別にコピーしたくない《かき消し》くらい。
悪さできそうなテキストだがどうやっても犠牲としかシナジーせず、自身は犠牲の餌にもならないのはキツすぎる。
そして市民ですらない。
一応瞬足なのは評価できなくもないが、こいつでシャクられるのを見たことはない。
団結のドミナリア
先に触れるが、唯一防衛アーキタイプを有するセットであり、特異点。
最終的には防衛がトップメタにまで躍り出て、近年稀に見る平均キルターンの遅いセットになった。
GIH WR 57.9%
防衛アーキのコモンシステムその①。
3マナ起動のタッパーなんて…と当初は思っていたが、コモン上位クラスの指標。
本質は唯一の1マナ防衛持ちという点で、4T目《盾壁の歩哨》→5T目《機械仕掛けの跳ね橋》+《翼套の司祭》のムーブがえげつない。
どうせロングゲームになるので終盤はタッパーとしても代えがたい役目がある。
GIH WR 55.0%
防衛アーキのコモンシステムその②。
防衛は土地を伸ばしたいアーキなので序盤は土地を確実に探し、終盤はマナフラ回避となる。
インスタント・ソーサリー除去の強い環境柄、意識せずともルーティング機会が生まれやすいのも良い。
デッキに《珊瑚の群棲》がない場合は先にセルフLOしないよう注意。(ルーティングは任意)
GIH WR 56.1%
防衛アーキのコモンシステムその③。
こいつは事実上の除去耐性として中盤以降絶大な存在感を放った。
後述する勝ち手段になる防衛持ちは何とか除去したいが、こいつがいる限りすべての単体除去はアド損になる。
この手のカードには珍しく地味に自分自身も生け贄にできるのも隙がない。
ライフゲインも沁みるので忘れずに。
GIH WR 56.8%
壁にもならない貧弱なスタッツだが、出た時点でほぼ利確しているので気にもなりにくいデザイン。
DMUはタップインデュアルランドがあるので基本土地以外も探せるのは痒い所に手が届く。
通常防衛アーキはエスパーカラー(白青黒)中心に組むが、こいつと《アーボーグの奪還》は緑を触る理由になった。
GIH WR 60.0%
史上初かもしれない防衛持ちトップコモン。
これから紹介される4種の勝ち手段すべてにアプローチできることで指標が爆上がりした。
4/1/3という貧弱なスタッツから実装前の評価は決して高くなかったが、アグロの戦略が1/1トークン横並べであったこともこのカードには味方したと言える。
GIH WR 62.4%
DMU防衛アーキの勝ち手段その①であり、DMUの闇。
先置きも後置きもできるのが強く、生まれた大量の鳥は大抵の場合《ウェザーライトの重鎮、ラフ》で強化される。
こいつを《囈語のバリケード》で敢えてサクって、セットの特徴である豊富なサルベージ手段で再利用するまでがお決まりである。
どうせ負けるのにゲーム自体は長いのが短気な筆者には辛かった。
GIH WR 57.4%
DMU防衛アーキの勝ち手段その②。
勝ち手段の中では最もマイルドであり、特に起動が3マナかかるのが絶妙に重くて使いにくい。
一方で2/3/3というスタッツがシンプルに頼りになり、トップアンコの《ニショーバの喧嘩屋》を素で止められる貴重な存在。
たまに後援もしている。
GIH WR 57.7%
防衛アーキの勝ち手段その③。ある意味最もいやらしい存在。
《荒廃の塊》と比べると2マナ起動がほどよい軽さであり、特に2体並んだときに軽々ダブル起動できるのはありがたい。
LOカードは大抵リミテではネタ止まりなのだが、こいつは指標が示す通り相当な人数をLOで〇してきた実績あり。
こいつに除去を打たなければならなくなる試合は大体負け試合であり、大抵は《下支え》や《否認》が構えられている。
兄弟戦争
GIH WR 53.4%
条件付きでパワーが変わる珍しい壁。実質青2/3/3とも言える。
3/3であればアグロ優位環境でも頼りになり、諜報能力も悪くない。
問題はTier1の青白兵士と汎用カードを食い合いやすい点で、それさえ避けられれば遅いレンジで戦う青系のアーティファクトデッキではプレイアブル。
イニストラードを覆う影リマスター
GIH WR 49.8%
最初に触れたファウンデーションズの新カードの下位互換のような見た目。
永続デッキトップ操作自体は悪くないとはいえ、さすがにスペックが低すぎたか。
なお、この画像ではアンコモンだがリマスターではコモン落ち。
GIH WR 51.6%
こいつもリマスターでコモン落ち。
兄弟戦争にいた《つややかな雄鹿》と比べると、場に出せない点がめちゃくちゃ気になる。
案の定指標も伸びず。
GIH WR 48.3%
最近パイオニアで使われ始めている構築級生物。リマスターで通常レア落ち。
構築級とはいえ、それは《アガサの魂の大釜》で相手ライフを2点まで詰められるからなので、リミテではお察し…
指輪物語:中つ国の伝承
GIH WR 52.9%
最強カラーの黒のコモンにて最下位の指標。
生成したトークンで生け贄シナジーを組めたりすれば強そうであるが、高速なLTR環境ではそんなことせず殴り続けるのが板。
一応指輪持ちをブロックしやすいという利点はあるはずなのだが、それも2段階目までであり、自身が殴れないことが明確に弱点になったタイプか。
GIH WR 49.6%
DMUの《発掘されたマナ労働機》の下位互換。
デザインチームは指輪持ちの存在から必ずしも下位互換ではないと言うかもしれないが、先に述べた通り3段階目以降であればブロックしたくもなく、そもそもこいつが指輪を持って殴れないのが何よりも下位互換である理由。
コアな大広間ファンを除いて誰にも愛されなかった悲しいゴミカカシ。
エルドレインの森
GIH WR 53.8%
青赤スペルアーキのカードであるが、素のスペックは《熱錬金術師》の上位種というか下位互換に近い。
特筆すべきはおとぎ話枠の《好奇心》とのコンボであり、これを決めたときだけは手が付けられないほど強くなるのは記憶に新しい。
コモンから出来事持ちクリーチャーがいたのも追い風であった。
タルキール覇王譚
GIH WR 47.9%
地獄のような指標。
2/2の変異クリーチャーに強そうに見えて、殴れないと勝手に表向きにされるので全くそんなことはない。
ライフルーズできればまだ違った。
GIH WR 53.5%
某プロが壁5cが強いと言っていたがプレドラでは別に強くない。
一応ライフルーズ能力を持っているので、しっかりコントロールを組めれば勝ち手段にはなりうる。
GIH WR 50.9%
低指標だがアリーナオープンではアグロ⇒コントロールシフトでサイドインしたことあり。
絆魂持ちにも強いのが他の壁にない利点。
カルロフ邸殺人事件
GIH WR 50.9%
稀によくあるタッパー壁。
双方に麻痺カウンターを置くことができるため、特定のクリーチャーだけタップしたいならば実質1.5マナ起動のタッパーとなる。
しかし護法(2)の飛び交うMKM環境では生きにくさを感じた模様。
サンダー・ジャンクションの無法者
GIH WR 54.9%
中盤以降に土地をドローと宝物に変えていくゴーレム。
土地が減るため宝物をランプ手段には使えないが、言い換えば土地をサクったことでのテンポ損を1回は補填されるため最終盤以外でも使える。
色事故回避やタッチとしても時たま仕事があり、スタッツも悪くないため総じて防衛のデメリット以上に使いやすさが勝る。
指標も悪くなく、コントロールを好む筆者は指標以上に評価していた。
ブルームバロウ
GIH WR 56.8%
白のメインアーキと絡まないため当初過小評価されていたが、「土地でもクリーチャーでもないパーマネント」という裏アーキの核として徐々に評価を上げる。
2/0/4壁自体も小粒の多いBLB環境では存在感があり、レベル2以降で壁とアタッカーの強さが可変になるのも優れた点。
アンプレ寄りの《バンブルフラワー夫人の大鍋》をキーカードに引き上げるのも面白い。
殴れる防衛
(主にコモンの)アーキ別に設定された条件付きで防衛を失うタイプの生物は割愛。
多くて大変なのと、「純粋な壁のステータスを知りたい」本記事の趣旨と若干外れるため。
上記に該当する防衛持ちは概ね青の軽量クリーチャーであり、トップコモン級ではないものの、中の上~中の下クラスの指標を示すことが多い。
以下に挙げるものも壁らしくないただ強カードが一部含まれる。
イクサランの相克
GIH WR 60.7%
いきなり変わり種、殴れるトークンを生み出す土地になる。
データ母数が少ないので本当に強いかまだ疑問だが、最低限4/4/4でフィニッシャーになれるのが偉いのか?
ラヴニカの献身
GIH WR データなし GP WR 49.5%
一応自己完結で殴れるがあまりに重い。
《厳戒態勢》と色が合っててもこれ。
GIH WR データなし GP WR 49.7%
ちょくちょく触れておいて記事に挙げないのもどうかなと思ったので。
マイナーアーキとも言えないシナジーの専用カードなので当然指標は伸びない。
エルドレインの王権
GIH WR 57.3%
こんなに高いのマ?
青単が強いとはいえLOアーキだろうし…
GIH WR データなし GP WR 48.2%
《小走りワニ》とほぼ同じ。
こんなに重いのにデメリット付けるな!
ゼンディカーの夜明け
GIH WR 50.6%
素のスペックがキツい上にカウンターシナジーの黒緑も弱かったので…
イニストラード:真夜中の狩り
GIH WR 56.8%
リミテッドだと変身が難しそうと思いきや、そこそこの数値を出している。
除去が強い環境なので除去コン的なの組むのかしら。
MIDは赤が弱カラーだったため、この指標なら十分頑張っている方。
イニストラード:真紅の契り
GIH WR 60.4%
VOWの殴れる防衛三連星その①。
トップアンコモンの一角で、弱カラーの青黒をやる理由になる1枚。
筆者はこれを3枚かき集めた青黒で初のアリーナオープンインマネをしたので思い出の卵。
GIH WR 60.8%
VOWの殴れる防衛三連星その②。普通に構築実績もあるただ強レア。
起動すればいつでも変身できるので、防衛持ち感も特にないのがこの記事としては残念。
GIH WR 61.1%
VOWの殴れる防衛三連星その③。全員60%以上のGIH WRなのはやばすぎる。
降霊はインクの染みで、純粋に4/4警戒飛行が強いやつ。
構築実績はないが、筆者は《しつこい負け犬》のような当時の軽量アタッカーたちを大体止められるので愛用していた。
団結のドミナリア
GIH WR 59.3%
DMU防衛アーキの勝ち手段その④。
大体自身か《アカデミーの壁》を走らせる。
地味に速攻も持たせるのを知らずにリーサルされることも稀にあり。
兄弟戦争
GIH WR 63.8%
本記事内最高のGIH WRを記録。
それもそのはずでほとんどデメリット持ちではない。
VOWの三連星と同様にあまり本記事のメインスコープではないため詳細は割愛。
イニストラードを覆う影リマスター
GIH WR 54.0%
序盤はマナクリなので防衛が気にならず、終盤は自身のマナを使いながら変身して殴りに行ける美しいデザイン。
しかしながら緑の立ち位置の悪さもあってかそこまで指標は伸びず。
GIH WR 54.1%
構築実績も豊富なカードだが、リミテではデッキを選ぶため指標は伸びず。
それでも裏面のインパクトの割には伸びていない印象。
機会兵団の進軍
GIH WR 59.4%
MOMのトップアンコの一角。
ただしこいつも《隠し幕》よろしく自分で起動するだけで防衛解除できるので面白くはない。
最速3T目に3/3になりながら1アドとってくる雑強カードなので本記事には相応しくない。
タルキール覇王譚
GIH WR 52.4%
変異としてなら殴れる。でも青がそもそも弱かった。
ブロックした相手の変異が4/4だったときに表にするのだけは気持ち良い。
カルロフ邸殺人事件
GIH WR 50.6%
特に防衛持ちも高タフネスもセット内にいる訳でもないのに出てきたシミック特有の気〇い。
起動で殴れるがタフネスでのダメージ振り分け(ケツパンチ)はできず、自分でドローしようとするとセルフLOする始末。
一応50%以上の指標が出てるのに驚いたくらい。
壁のようなもの
こちらも今回は余力がなかった。
パッと思いつくだけでも壁のようなものはいくつかあったと思うので、いずれそれらとも向き合いたい。
総括
一通り見ての筆者の所感を以下に示す。
DMU以外でも想定よりも高指標の壁があって驚いた。特にFIRE以前(ラヴニカのギルドまで)の比較的低速なリミテッド環境では、壁により盤面を膠着させる戦術が有効なケースもあったように見える。
一方で、FIRE以降の現代リミテッドでは壁性能(ブロッカー性能)だけではプレイアブルになりにくく、壁性能以外の点で十分評価できないとアンプレイアブルに陥りやすい。この傾向は、「コモンのアンプレをなくす」と宣言されたプレイブースター化(カルロフ邸殺人事件)以降、より強まるのではなかろうか。
そして、自身の能力で防衛を無視して殴ることができるクリーチャーは、「それがあまりに重すぎなければ」十分プレイアブルであることも示された。マナのみで無条件に起動できるものはボムレア級のものまで存在する一方で、マナ以外の条件が課されるものはアーキを綺麗に組みにくいリミテッドではそこそこの強さになりやすい傾向も見えた。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今後どれだけの壁カードが刷られるか、正直私には分かりません。
過去のデザイン演説でも遅すぎるリミテッド環境を忌避する旨の言及もあり、過剰なライフゲインと同様に環境鈍化に進む壁カードもあまり刷られなくなるかもしれません。
それでも今後5年間お付き合いすることになるファウンデーションズに壁カードが含まれることは確実です。
この記事が、将来の壁たちと向き合う一助になれば幸いです。
それでは、バイバイ、さよなら、再見!