9/17-18 予選ウィークエンド(DMUシールド) 振り返り
はじめに
DMU環境最初の公式リミテ大会、予選ウィークエンドに参加してきました。
フォーマットはDay1, Day2ともにDMUのBO3シールド。
参加対象者は8月のランク戦上位250位以内の方+今月のプレイイン通過者。
私は9/10にBO1シールドで行われたプレイインに参加し、無事2回目で通過していました↓
前回参加したリミテの公式大会は7月のアリーナオープン(HBGシールド・ドラフト)でしたが、その際はホテルのWi-Fiに嫌われDay1突破できず…
それまでVOW・NEO・SNCと続いていたアリーナオープン連続マネーフィニッシュ記録も途絶えてしまっていました。
それ以来の久しぶりのリミテ大会ということで雪辱を果たす気持ちで臨みました。
※NEO・SNCのアリーナオープンの振り返り記事は↓
結果は、9/17のDay1はお陰様で7-1 通過することができました!
翌日9/18のDay2は残念ながら1-2で敗退しましたが、予選ウィークエンドでは自身初めてDay1を通過できたので個人的には達成感がありました。
ここではその記録と、この結果に至れた理由の考察をしたいと思います。
今回は日記形式ではないので、そこまでお見苦しくないと思います(笑)
また、今回もDay1・Day2ともにYouTube配信をしておりました!
リンクを貼り付けておりますので、よろしければこちらのアーカイブもご視聴ください!
(チャンネル登録・高評価お願いします!)
9/17 Day1 (BO3シールド)
パック開封~デッキ構築
今回頂いたカードプールは以下の通り。
レアが表示された瞬間の感想は一言。
元々ドラフトと比べてシールドを苦手とする筆者ですが、この環境のシールドはできるだけ以下のような流れで確認~デッキ構築するようにしています。
① レア+神話レア 確認
パック開封の演出があるので言わずもがな。
この時点で《黙示録、シェオルドレッド》という環境TOPのGIHWRのボムレアが見えていたので、何とか軸にしたいと考えました。
もう1枚軸になりそうなレアとしては《傲慢なジン》がありましたが、青ダブシンのスペル専用レアであり、この時点でシェオルドレッドを差し置いてまで採用することはないのでは?と感じました。
② 土地 確認
これを早めに行う理由は、本環境の大アーキタイプの一つである版図の受け入れがどの程度かを確認するためです。
要はデュアルランドの枚数ですね。
この時点で枚数が極端に少なければ、版図への舵切りや無茶な多色化に対して強い警鐘が鳴らされます。
今回は残念ながらデュアルランドが3枚のみという上記に該当するプールであり、一般的な環境と同様の構築(2色+せいぜい1色タッチ)が現実的であろうと考えました。
③ ①+アンコモン 確認
アーキタイプの要となるカードがどの色に集中しているかを一覧するために行っています。
この環境に限った話ではありませんが、最近のセットのマルチカラーアンコモンはレア以上にアーキタイプをしっかりと意識したカードにデザインされています。
殊ドラフトの場合はロードに相当するマルチカラーアンコモンを早期にピックしてアーキタイプを推し進めるのが定石・鉄板です。
シールドにおいてはドラフトほど盤石なアーキタイプデッキを通常組めませんが、それでも一定の存在感を放つカードは多いためそれらを確認します。
(本環境であればマルチカラーではないですが壁ロードの《翼套の司祭》は分かりやすくこの枠のカードです)
今回のプールではボロスカラーのアンコモンが2種来ていることが分かったため、コモンのプールによってはレアを捨ててボロスに入る選択肢もありえることを認識しました。
④ ③+コモン 確認(各色ずつ)
最後に全体のカードプールを色別に確認し、今までのいくつかの選択肢のどれがメインデッキとして成り立ちそうか確認しました。
⑤ メインデッキ戦略確定
最有力である戦略=シェオルをフィニッシャーに据えたコントロールを成立させるために、シェオルを使い回せるサルベージカードの有無を確認しました。
最適解は《アーボーグの奪還》ですが、十分強力な《不気味な魂の守護者》x2が見えたので、シェオル軸のゲームプランが成り立つことを概ね確信できました。
また、シェオルを引けない場合のサブプランとして《トレイリアの海蛇》《のたうつ分解者》がコモンでありながらファッティ枠として存在するのも安心要素でした。
⑥ 除去カードの採用
続いて、この戦略上非常に重要な除去カードの割り当てを確認しました。
ここで黒を相方としてサポートする、もう一色のメインカラーを探した形になります。
今回は白のカードプールに《邪悪を打ち砕く》x2、《市民の拘束》、《束縛の祈り手》といった優秀な除去群が集中していたため、黒白をメインカラーとすることに決めました。
※なお、アグロ戦略の場合は、除去よりクリーチャー(⑦)を優先検討すべきです!
⑦ クリーチャーカードの採用
戦略・除去と決まってきたところで、採用するクリーチャーを選んでいきました。
今回は戦略的にフィニッシャー以外のクリーチャーとしては「序盤に耐える」カードの優先順位が高くなるため、2枚の《荒廃の塊》は壁アーキに関係なく重要と考えました。
また、それらを活用しやすい後援クリーチャー(《アルガイヴの騎兵》《ベナリアの信仰繋ぎ》)の優先順位も上がりました。
⑧ メインカラーの不足を補うタッチカラーの検討
ここまでで大方デッキの8割は完成しましたが、デッキのカードパワーを上げるためにタッチカラーが必要かを確認しました。
先述の通りデュアルランドがほとんどないため無茶な多色化はデッキの完成度を下げるのが目に見えていたものの、青は《トレイリアの噴出》x2や《ローナの渦》《ファイレクシアの諜報術》といった優秀なスペルを有しており、いずれも戦略にマッチするカード群でした。
サブプランである《トレイリアの海蛇》の早期着地にも寄与し、《アーボーグの貢納》も確定除去に近づくことから、青の優良スペル+海蛇のみメインからタッチすることとしました。
⑨ 全体確認
これにてメインデッキが概ね完成し、全体を俯瞰しても違和感のない仕上がりとなっていました。
ここまでのプロセスを10分くらいで実現できれば、違和感があった場合にももう1種類のデッキ案を検討するくらいの時間は大会でもあります。
(通常シールド大会での構築時間は20~25分)
⑩ サイドボーディング戦略確定
最後に、BO3ということでサイドボーディング戦略を検討しました。
サイドボーディング戦略は大きく以下の二つに分かれると思います。
そして今回の私はこのアグレッシブサイドボーディングの検討が疎かだったと反省しております。
具体的には、アグロに滅法弱い相手とのマッチアップの際に赤白(WR)アグロを選択する余地があったかもしれないと思っています。
少なくとも事前準備でデッキが組めるかを確認する程度はすべきでした。
ただし、事前準備に時間が掛かるのも事実ですので、慣れるまでは時間制限のないイベント等で練習を積むべきと思います。
そんなこんなで出来上がったデッキがこちら。
以下、各対戦のハイライトです。(長文)
よろしければ先にリンクを貼ったYouTubeのアーカイブと合わせてお読みください。
① vs 4Cドメイン(版図) 2-1 ×○○
・1G目、先攻スタート。
そしてマリガン→土地が2枚で4T目まで止まる事故から始まる幸先の悪さ。(1ディスカード)
なんかデジャヴ。
こんなのやってられないよ~、と早々に萎える。
一発逆転のために出した《カーンの酒杯》がメインから投入された《壊れた翼》で割られた時点で、「これはやばいデッキ」という認識が芽生える。
・気を取り直して2G目。
翼で割られる《カーンの酒杯》out、ミッドレンジに強い《下支え》in。
特に強さの感じない初手だが、土地3枚の時点でこの相手には戦えると感じキープ。
理想的な先手前のめりムーブで、5T目に《のたうつ分解者》が着地。
分解者はエラスに止められるが、後続の《トレイリアの海蛇》と2体の《荒廃の塊》で終始ライフレースを有利に進め勝利。
・1-1で迎えた3G目。
後攻のため《ファイレクシア流諜報術》out、《隊長の号令》in。
先攻のお相手さんが序盤に3/4/6で《ヤヴィマヤの滞留者》を出せる理想的ムーヴ。
ただし土地3枚で止まってしまい少々攻め手が続かない展開。
その間こちらは最序盤を《荒廃の塊》で耐えながら、《アルガイヴの騎士》の後援+バットリ構えでライフレースを何とか進めていく。お互い一進一退の終盤戦は、《トレイリアの噴出》に先に辿り着いたこちらが勝ち切る!
海蛇の護法(2)えらいな~
② vs 5Cドメイン(版図) 1-2 ×○×
・1G目、先攻スタート。
コントロールらしい除去3・土地4の初手だが、土地が3色揃っていることもありキープ。
このゲーム、おそらくこの日一番プレイングがイケてなかった。
というのも、《カーンの酒杯》の切りどころを渋り続けた結果、《流動石のカヴー》1体に18点も削られる(!)
最終的にこのカヴー1体のために自陣の1/1兵士を巻き込んで酒杯を撃たされるはめに。
この教訓としては、「見えるラスでアドが取れると思うな」ということでした。
その後はなけなしのライフで粘るものの、相手のシェオルドレッドと《ウェザーシード盟約》の両方には対処しきれず撃沈…
・2G目、シェオル・カヴー対策に《市民の拘束》《弩級破》in、《ファイレクシア流諜報術》《自動司書》out。
マリガンを挟みシェオルドレッドが初手に。
4T目に着地して以降、本人は殴ることなくハエと合わせて毎ターン3点ずつ削っていく。
結果、最後までに相手はシェオルたんを対処できず勝利。
こんなのアリ?
・3G目、相手は仕返しと言わんばかりに5T目にシェオルドレッドを着地。
ふっふっふっ、こちらのハンドには《邪悪を打ち砕く》があるのだよ。
と思ったのも束の間、こちらのフルコン変更が間に合わずにドローフェイズに2点ルーズ。
その後は邪悪・祈り手で相手の脅威(シェオル・マロー)を対処して巻き返すが、6/6の《シヴの壊滅者》が着地して熾烈なライフレースに。
しまいには《解放されし太古、リース》まで出てくる始末。
とはいえ、こちらも後援した5/2の騎士や海蛇で応戦しており、相手ライフ1まで削りきる。(リースは海蛇と相討ち)
相手もシヴの壊滅者でこちらのライフを18点削り、残りライフ2点。
ターンさえ返ってくれば《荒廃の塊》の起動だけでも勝てる…というところで非情にも《稲妻の一撃》顔面3点でGG。
惜しかった…
自分の操作ミスと1G目の不甲斐ないプレイングに激しく落ち込む。
早くも1敗。
③ vs 白黒t赤(WBr)アグロ 2-1 ×○○
前の試合の負けを引き摺りつつも3マッチ目。
ドメイン続きの2戦から一転して、前のめりなアグロと対峙。
・1G目、後攻スタート。
こちらは4T目シェオルという理想的な展開を仕掛けるも、邪悪認定され早々に退場。
一度も回復できないシェオルたんは悲しい。
その後もできる限りの応戦はするが、相手のマナ効率の良い動きに対して対処しきれずGG。
このマッチアップは相性が悪いから仕方ないが、ティルトを警戒。
もう後がない。
・2G目、軽量アグロ対策として《締めつける瘴気》《弩級破》《市民の拘束》をin、《ファイレクシア流諜報》《トレイリアの噴出》x2をout。
4T目にシェオルが着地し攻勢をかけるも、アタックしたせいで《ルーン打ち》が刺さる裏目。
その後相手も《巨竜戦争》《センギアの鑑定者》で逆襲を試みてくるが、そこは多めに積んだ除去のお蔭で何とか耐えきる。
最後はトップ勝負になるが、こちらのリソースが若干上回りなんとか勝利。
この日最長、15ターンの熱戦を制してティルトも解ける。
・3G目、辛抱の後攻スタート。
相手の4T目《肉を穢すもの》を邪悪認定できた後は、互いにコモン生物で殴り合うThe・リミテなコンバットが続く。
そうこうしているうちにこちらのシェオルたんが駆け付ける!
極力裏目のないよう安易なコンバットをせずに進めれば、あっという間にライフレースはこちら有利に。
サイドインした瘴気で止めを刺す間もなく、勝利!
振り返るとこのマッチでめげなかったのが転機だったと思います。
④ vs 5Cドメイン(版図) 2-0 ○○
先ほどのゲームで流れを取り戻し、勢いに乗って4マッチ目へ。
・1G目、後攻スタート。
初手にシェオルたんがいるため、黒マナ出ない土地2枚でもゲロ甘キープ。
案の定、3T目に土地が止まる。
相手の3T目《ラノワールの緑後家蜘蛛》が許せる訳もなく、泣く泣く送還モードで《ローナの渦》をキャスト。
次のターンに引いた沼で《自動司書》をキャスト、土地を整えつつ蜘蛛をブロックすると相討ちOKしてくれる。
その翌ターンにもう1枚の沼でシェオルが着地しました。
…以下略
一応終盤に処理されたものの、それまでのちゅっちゅのお蔭でGG!
マジックかんたん!
・2G目、蜘蛛+ニショーバのアグロ気味版図と読んで、単体スタッツが弱くブロッカーに不適な《ベナリアの信仰繋ぎ》out、タフ3に強い《弩級破》in。
少し読みが外れて、4T目に滞留者が着地する大振りな展開。
こちらは返しに《庇護のグリフィン》を出した後は、相手の大振りなアクションをダブルアクションで返しながらライフを削っていく。
このグリフィンが最後まで止まらないままなんとか相手ライフを1点まで削り切り、最後は《荒廃の塊》を置いてGG。
かたまり君結構いい仕事してくれる~
⑤ vs 青黒緑t赤(UBGr)コントロール 2-1 ×○○
前のマッチで初めて2-0し、勢いに乗る。
・1G目、後攻スタート。
また版図かな~と想像させる土地の置き方から、《戦羽の神秘家》がノーキッカーの2/2/1飛行として登場。
これは早いデッキか?と想像し除去を撃つも、後続が続かず。
ほなら攻勢かけましょうね~とクレリック2体を展開されたところで、《底への引き込み》を食らう。
その前に《ギックスの残虐》も出されており、ゴリゴリのコントロールだった模様。
こちらの後続が続かないところに《ジョダーの写本》を出されてしまい、対処できるカードも《カーンの酒杯》くらいしかないため終戦…
こっち以上に完成度の高そうなコントロールじゃないですかー!やだー!
・2G目、対コントロールなので《否認》《アーテイの嘲笑》in、《ベナリアの信仰繋ぎ》《庇護のグリフィン》out。
またも初手にシェオルがいるが、島2枚しかないハンドでぬるキープ。
じ、自動司書あるから…
さすがになかなか沼2枚は引き込めないが、土地は4枚までは伸びたためクリーチャーを先に展開。
相手は嫌々除去を司書に撃ってくるなど、マウントを取っていく。
そうこうしているうちに沼2枚が揃うが、あれ?これシェオル出さなくても削り切れるんじゃね?
まだ相手に見せていないシェオルを温存し、ビートダウン!
これでギックスで奪われる未来を少し減らせたはず…!
・3G目、またも初手シェオルのため土地2キープ。
ただし、さっきもそうだが相手のギックスでハンデス→奪取される前には着地させないといけない。
相手は初手《進化した潜伏工作員》という犯罪ムーヴをかましてくるが、そこは初手にあった《アーボーグの貢納》で無事対処。
その後は一進一退の攻防が続くが、こちらは平地を引けない少々良くない展開。
双方土地5枚の状態でシェオルと海蛇のどちらを出すか迷った結果、護法(2)の偉い海蛇を先行して出すことに。
これにより、5点ダメージを与えつつ、《のたうつ分解者》との相討ちに成功。
直後にシェオル+荒廃の塊を着地させる。
返しのターン、相手はギックスの残虐をキャスト!
次のターンにシェオルを奪うためのインスタント除去を2章でライブラリーから探しに行く!
そう諦めて迎えた次の相手のアップキープ、唱えられたのはなんと《乱離骨灰》!
あれ?破壊じゃなくて追放?
助かった…
とは言え海蛇は奪われたので辛いのですが、シェオルほどの支配力はなくゲーム継続。
相手が万策尽きて残りハンド1枚のアーボーグの貢納を撃ってきたところに、サイドインしていた《アーテイの嘲笑》を合わせてGG!
と配信で叫んでいたと思いますw
⑥ vs 白黒赤(WBR)ミッドレンジ 2-0 ○○
ということはなく、ここから筆者の快進撃が始まってしまう!
・1G目、先攻スタート。
コントロールらしく、ハエ→《カーンの酒杯》設置、とネチネチした初動からスタート。
相手もあまり過剰な展開はできずお見合い状態に。
そんな中こちらが5マナで海蛇を着地させると、お相手は束縛祈り手をキャスト!
「ちょwもしや護法(2)忘れてる?w」と思ったら、ターゲットは海蛇ではなく《カーンの酒杯》!
そして続く相手ターンにシェオルドレッド着地!
はは~ん
なんかしれっと《ケルドの炎賢者》まで横に並べてるし、中々やばい盤面。
しかし、そこは快進撃中の筆者、焦らず対応する。
シェオルはアップキープに邪悪認定。
そして海蛇でパンチしながら、3マナののたうつ分解者を着地。
返しの相手ターンには全力パンプした《ぼろぼろの亡霊》が炎賢者に乗って来るが、めくれたスペルはライストだったため一命は取りとめる。
亡霊をトレイリアの噴出や祈り手でいなしながら海蛇で殴り続けてGG!
シェオル出せば勝つって訳はないんだからねっ!
・2G目、シェオル対策に《市民の拘束》in、《トレイリアの噴出》out。
相手は炎賢者+ブレイズというレア2枚から入る理想的ムーヴだが、こちらも4T目にシェオルが着地。
お互い除去はないが、相手は炎賢者を後援して除去を探しに行く!
一番悪さをする炎賢者を次のターンにトレイリアの噴出でいなし、厄介な接死ハエは後援したベナリアの信仰繋ぎと交換。
ブレイズはシェオルの前ではスーサイドマシーンと化すため、相手も中々起動はできず。
相手のなけなしののたうつ分解者にローナの渦をキッカーで当ててGG!
カフカ、冴えてます!
⑦ vs 青黒緑(UBG)ミッドレンジ 2-0 ○○
勢いそのままに7マッチ目へ。
・1G目、先攻スタート。
相手、土地2枚で止まってしまう事故。
筆者、4T目にシェオルを着地させてしまう。
以下略。
・2G目、《切り崩し》しか見えていないためサイドボーディングなし。
相手、うってかわって2T目《クウィリーオンの戦呼び》着地の犯罪ムーヴ。
さっきのゲームが辛かったからね、仕方ないね。
こちらも2T目に荒廃の塊を出せたため、盤面は止まる。
その間にこちらは横展開を進め、5T目にはシェオルを着地できる盤面に。
しかしここで筆者、ヘイトを後援クリーチャーに向かせようとシェオルをもったいぶる。
そんな筆者の策略を知ってかどうか不明ですが、相手が返しにキャストしたのは《ファイレクシア流諜報術》w/キッカー!
筆者、全然冴えていない。
ただし、展開を優先していたため、戦呼びがいる割には盤面は膠着気味。
そんなところに颯爽と2枚目のかたまり登場!
自分をシェオルと思いこんでいるかたまりの盤外戦術により勝利!
⑧ vs 白赤緑(WRG)アグロ 2-0 ○○
泣いても笑っても最後の一戦。
・1G目、先攻スタート。
2,3T目にマナカーブ通り動き、手札に除去も潤沢に構えた状態で、5T目にまたもシェオル着地。
さっきからやってること同じだわ…と我ながら思いつつ勝利。
・2G目、アグロ相手のため《ファイレクシア流諜報術》、さらに間に合わなそうな《カーンの酒杯》もout。《弩級破》《締めつける瘴気》in。
2T目、《影の儀式の司祭》、3T目《不気味な魂の守護者》と動き、クレリックビートができる状況に。
このまま相討ちを狙っても悪くないのだが、場に海蛇を出して落ち着かせた後で、司祭のもう一つの能力を起動してシェオル降臨を選択!
このまま除去できなければ…勝ち!
勝ちました~!!
なんやこのシェオルってカード。
ということで、以上纏まりはないですが今回のDay1の全記録でした!
17landsによる纏まった詳細データは下記参照。
9/18 Day2 (BO3シールド)
お蔭様でDay1を突破できたので、翌日のDay2にも参戦!
後から知ったことなのですが、Day2で完走する以外にも本選に参加する方法がある模様です。
具体的には9~12月のDay2での合計勝利数が上位(6勝くらい?)であれば招待されるようです。
先に知っていればもう少し一戦一戦への気合が変わったかも?
パック開封~デッキ構築
さておき、今回頂いたカードプールは以下の通り。
① レア+神話レア 確認
シェオルドレッドには負けるものの、レアの中でも指標の高い《群れの渡り》《焦熱の公証人、ヤヤ》《太古の番人、ネマタ》という3枚を引き込めており、十分すぎるプールでした。
《生けるレガシー、カーン》も指標こそ出ていないが、ロングゲームなら貴重なアド源のはず。(とこの時点では思っていました)
一方で残り2枚の穢すものサイクルはダブシンかつ色も合いにくそうなので、ほぼフレンチバニラとしてしか使えない以上は見送る方向でした。(実際そうしています)
② 土地 確認
今回も残念ながらデュアルランドは3枚のみ。
上記レアを使いこなすならジャンドカラーの土地を欲しいところなのに、いずれも白絡みという不運に見舞われました。
しかし、《群れの渡り》という版図のボムがあり、なんとか基本土地も活用してでも狙っていこう、と思ってしまいました。
また、このタイミングで無色のマナサポートまで確認したところ、《マナ労働機》x2が見えた、という誘惑も大きかったです。
③ ①+アンコモン 確認
ざっと目についた強いアンコモンが、《属地のマロー》と《ハールーンの戦賛歌》x2でした。
レアとの噛み合いも悪くないため、RGベースの版図(のようなもの)が見えてきました。
その他の色では《束縛の祈り手》《微小術師》が強いと感じ最終的にも採用しています。
④ ③+コモン 確認(各色ずつ)
RGを中心に見ていく中で、コモンの肉質の悪さにはなんとなく気づいていました。
しかし、①で確認したレアの指標の高さを否定するレベルではない、と感じてしまっていました。
改めて今見ると比較的白は肉質が悪くなく、除去の優秀な赤と組み合わせたWRベースのアグロを検討する余地はあったように思います。
⑤ メインデッキ戦略確定
上で少し触れてしまいましたが、結局①で思いついたRGベースの版図もどきの戦略を捨てきれず、このまま突き進むことになります。
版図サポートになるカードは《花咲く蔦壁》(と本末転倒な《群れの渡り》の別モード)のみであり、実際はグッドスタッフに近い構成です。
版図サポートの代わりのマナサポートとして《マナ労働機》x2を突っ込んだ以外は、神に託すようなデッキになってしまいました。
⑥ 除去カードの採用
グッドスタッフという表現に違わず、除去にはそこそこ恵まれたプールになっていました。
先述の《ハールーンの戦賛歌》x2に加え、《稲妻の一撃》《尾の強打》、白タッチすれば《束縛の祈り手》と優秀な除去に恵まれていました。
《ヤヤの火災旋風》だけは最後まで入れるか迷い、肉を優先して見送りました。
⑦ クリーチャーカードの採用
既にマナサポートのために非アタッカーのクリーチャー3体を採用している手前、他のクリーチャーの肉質をある程度確保したいところでした。
しかしながらRGカラーの肉質は先述の通りあまり優れておらず、無色の《自動司書》にはすぐに手を伸ばしました。
次のステップで多色化に走る訳ですが、今であれば《沼アナグマ》はバニラ3/3/3としてメインに入れるべきだったと感じております。
⑧ メインカラーの不足を補うタッチカラーの検討
明らかに肉質が不足していたため、既にタッチを決めていた白の《エフラヴァの末裔、ザー・オジャネン》の採用を決めました。
残る枠を検討する中で、しまいには苦肉の策として青タッチでの《微小術師》にまで手を伸ばすに至りました。
⑨ 全体確認
これにより出来上がったメインデッキは以下の通りです。
しかし残念ながら当時「これじゃいかん」とまで感じきれず、先述のWRベースのアグロデッキを再検討するステップを飛ばしてしまいました。
実際のところ、ネマタはただ出せば強いタイプのカードですが、ヤヤと群れの渡り(特に後者)はシナジーも要求されるカードです。
・《焦熱の公証人、ヤヤ》:除去モードから入るには事前にアタッカーとなるクリーチャーが複数必要。果敢トークンもスペルがないとただの1/1。
・《群れの渡り》:土地を7枚まで伸ばす&基本土地タイプを最低3種は並べる必要あり。
この形で無理に突き進むよりは、《信仰を穢すもの》とヤヤを最大限活かすWRアグロにした方が機能したように今は思っています。
この形であれば2枚来た《ケルドの急襲兵》ももっと活かせたはずです。
⑩ サイドボーディング戦略確定
メインもぐちゃぐちゃだったので《壊れた翼》を入れるくらいしか頭になかったです。
ここでもせめてアグレッシブサイドボーディングでのWRを検討していれば…
こんな状態で猛者の集うDay2に突っ込んだ各対戦のハイライトが以下に続きます。
よろしければ先にリンクを貼ったYouTubeのアーカイブと合わせてお読みください。
① vs 白緑(WG)アグロ 2-1 ×○○
・1G目、先攻スタート。
こちらは山がないため2T目から《マナ労働機》の酷使が見込まれるスタートでしたが、返しのターンに相手は《クウィリーオンの戦呼び》をプレイ。
許せるはずもなく、さっそく労働機が赤マナを調達し、ライストで戦呼びを排除。
その後もこちらが後続のクリーチャーを出せない間に、《曙光の騎士》《雄々しい古参兵》と展開されてしまい、苦しい盤面を脱すべく5T目にヤヤを+1でプレイ!
(ダブシンのため労働機と岩屋を以てしても4T目には出せず…)
ここで相手は待ってましたと言わんばかりに、余った2マナで《毅然たる援軍》をキャスト!
古参兵により2/2になった兵士x2が登場。
既に緑1マナで光っていたため、この時点でヤヤの退場が確定…
無理にヤヤを守ろうとせず、もう1枚の切り札・オジャネンで何とか返そうとするが、返しのラッパでGG…
わずか6ターンで決着する超速アグロでした。
労働機がいるうちにと思ってヤヤをオジャネンの前に出したのが失敗でした。
(オジャネン先出しであれば急襲兵のトークン2体+労働機にカウンターをばら撒けていた。)
・これだけ回ったアグロは仕方ないと思い、2G目へ。
対アグロということで《バルデュヴィアの狂戦士》in、《自動司書》out。(いや、カーン抜くべきでは?というツッコミはNG)
こちらは2T目労働機から4T目にネマタが着地できる理想的なムーヴ。
3T目の狂戦士も地味に偉く、2/1を一度止めながら、戦闘したくないネマタを使って4/3実質アンブロになる。
相手も《加勢》《時間稼ぎ》といったバットリで隙を突こうと試みるが、《ハールーンの戦賛歌》キッカーでライフも安全圏に戻っており終始優勢にコンバットを進める。
終盤はこちらの苗木トークンが相討ちしながらネマタが苗木を生み出す無限ループを形成し、GG!
対アグロのネマタはマジで強い!
・1-1で迎えた3G目、1マリガンスタート。
今回も2T目から労働機プレイ。いつもごめんね、ほんと。
しかし相手は1/1が果敢にアタックしてくる状況でバットリ(おそらく加勢)が透け透け。
こちらは短期決戦化を恐れ、狂戦士よりも4T目にキッカーで戦賛歌を撃てる構えを優先。
その後、《ヤヴィマヤの偶像破壊者》に戦賛歌を撃てたと思ったら、マロー・戦呼び・曙光の騎士と流れるようにプレイされ、ピンチ!
こちらはオジャネンで狂戦士と労働機を大きくするしかなく、気合いのアタックをしたところ、相手は何を思ったか戦呼びと騎士でダブブロしてくれる。
おそらく+2/2の《ガイアの力》か《連合の力》を構えていたのだろうが、こちらの《ガイアの力》は+5/5。
ここでがっつりとまくれたため、一転攻勢をかけ始める。
相手もデュアランと戦呼びのカウンターで7/7になったマローが攻勢をかけるも、こちらは祈り手をTOP!
最後は相手の《英雄的突撃》に合わせてマローを追放してGG!
邪悪でエンチャ除去されてたら負けてたので、労働機は立たせておくべきでしたねw
② vs 4Cドメイン(版図) 0-2 ××
・1G目、後攻スタート。
森x3、労働機不在の不穏な初手だが、4/4到達の固さと今後の土地を信じてキープ。
しかし、非情にもその後の土地は森・岩屋…
ハンドのマローが5/2/2のゴミになってしまう。
序盤にハエとゴブリンでライフレースを有利に進めた相手は、《潜伏工作員、アジャニ》も強く使いながら順調にこちらのライフを6点まで削る。
こちらも対抗したいが、岩屋1枚では戦賛歌のキッカーライフゲインもできず…
最後はようやく6/6になったマローが出た瞬間に《冷気の媒介者》でバウンスされてGG。
・2G目、ゴブリンに弱い《ケルドの急襲兵》x2 out、《沼アナグマ》《バルデュヴィアの狂戦士》in。
土地が引けずに悲しみのダブマリスタート。
2T目マナ労働機のお蔭で色事故は回避。
ダブマリした上で土地が止まっては本末転倒なので、3T目に泣く泣く《群れの渡り》で山を持ってくる。
4T目にカーンが着地するも、仕事はしょぼいマナファクトと森をくれただけ。
相手は今回もアジャニが間に合い、5/5クリーチャーが2体並ばれたところでGG…
Day1と同じく2マッチ目を落とすも、Day1,2通じて初の0-2に落ち込む。
いいところ全然なかったやないか~
③ vs 黒赤t青(BRu)コントロール 0-2 ××
前の試合でカーンの弱さに目を覚まし、メインデッキ変更。
カーンout、バルデュヴィアの狂戦士in。
・1G目、後攻スタート。
相手は3T目から《囈語のバリケード》が出張るラクドス系のコントロール。
バリケードはキーカードになると感じ早々に《ガイアの力》で落とすも、4T目には2枚目のバリケードが貼られる…
その後は中々バリケードを突破できず停滞した空気になるが、こちらはヤヤを着地させ、+1で果敢クリーチャーを展開。
一転攻勢をかけられると思いきや、相手はバリケードを自主的にサクリファイス。
こちらが困惑していると、続けて相手は《勝利の炎》でヤヤに5点ダメージ。
ヤヤを失って貧弱になった盤面に、相手が繰り出してきたのは《メリアの先導》→《穢れたもの、ソルカナー》→《メリアの先導》…
対処札を求めた筆者が引いたのは3連続土地でGG…
・2G目、《ガイアの力》x2 《微小術師》out、《本質の散乱》《トレイリアの噴出》x2 in。
このサイドボーディング、本当に合っているか…?
むしろコントロールに裏目になりやすい格闘除去を抜くべきだった気が。
3T目に3/3/1速攻を着地させ、早々に勝負を決めに掛かるも、相手はまたしても3T目にバリケード着地。
このバリケードは戦賛歌で退けるも、相手はさらに追加のバリケードをプレイ。
このデッキ何枚バリケード入ってんの?!
なんとかライフ4点までは追い詰めるも、バリケードをサルベージして3回目の展開をされたため地上は完全にシャットダウン。
最後はまたソルカナーとメリアが着地してしまい、GG…
やはりガイアの力抜くべきではなかったのでは…
振り返るとこのマッチではWRアグロにサイドで変える戦略が有効だったように思っています。
バリケードはもちろんきついですが、肉質の良さ+最後に空から攻める戦略が取れたため、もう少し相手を苦しめられたかと…
後の祭りですが、今後の糧になりました。
以上こちらも纏まりのない今回のDay2の全記録でした。
17landsによる纏まった詳細データは下記参照。
おわりに
ここまで駄文を読んでくださった方、誠にありがとうございます。
今回もかなり崩した文章になってしまいました。
大会振り返り以外の記事は割と真面目に書いていますので、これに懲りずにまたnote見に来ていただければ幸いです。
もうだいぶ内容が古くなってきていますが、先日環境初期に書いた↓の記事は反響も大変大きく、モチベーションになっております。
また、今週末9/25には著名リミテ専門Youtuberであるおだんごさんの主催で「-●●●-杯(通称:おだんご杯)」が開催される予定です!
フォーマットは今回の予選ウィークエンドと同じく、DMUのBO3シールドです。
リミテッドの非公式大会は少なく、今からワクワクしております。
筆者も僭越ながら先日のプレ大会に参加させていただき、本大会当日も参加させていただく予定です。
大変盛況で既に定員32名が埋まってしまっており、参加のお誘いは叶わないのですが、当日はおだんごさんによるフィーチャーマッチの実況配信などもあるそうですので、ぜひみなさん以下のTwitterをフォローし、続報ご確認いただければと思います。
おだんご@MTG リミテッドオオオオオオオオ(@goodbey2nd)さん / Twitter
↓のおだんごさんのプレ大会実況動画は、大会のイメージも少しつくと思いますので宣伝の代わりに。
ではでは、引き続き皆さん良いリミテッドライフを!
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