どん底の時にクライアントに支えられたエピソード

「売上94%ダウン」って前回の投稿で書きました。さらに苦しかったのは5月。売上がついに昨年対比「100%ダウン」。実はコロナの正体も影響も不明確な時期でしたから、私たちからクライアントミーティングや研修の中止をおススメさせていただきました。(正直なところ、少しでも売上は欲しかったのですがお客様のことを考えると中止をすべきと判断しました)

売上ゼロが確定してから1週間過ぎた頃、一人のクライアントが連絡をくれました。その方は、ずっと取引を続けてきた会社の役員さんでした。「大変な状況だと思うけど、一度オンラインで話そう」と言ってくれたんです。正直、そんな気持ちでもなかったのですが、呼びかけに応えてみました。

そこで言われたのは、まさかの一言。
「うちも正直かなり厳しい。でも、あなたにこれまで助けられてきたことを思えば、今度はこちらがあなた方を支えたい。」

泣きそうになりました。少額の発注や、困っている業務の相談を持ちかけてくれました。それ以上に、こんな状況でも「信頼されている」と感じられたことが、私にとって何よりの救いでした。ほんとにうれしかった!
どん底だった私に少しだけ光が差した気がしました。

「信頼」は最強の資産ですね。クライアントとの関係をどう築くか。それは、苦しい時ほど自分に返ってくるんだと実感しました。

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