みんな一緒に、もぐらたたき
また始まった、というかもう終わったのか
日本流もぐらたたきが。
蔑視発言をしたものが退いた
で、出てきたものがまた退いた
もぐらたたきによって
何故ここまでたたくのがお得意なのか
別に発言をしたものを擁護はしない
たとえ発言をリフレーミングして
『 女性のほうが活発な議論をする』としても
もう彼の真意は後追いはすれど
もう発言が突っ走って遥か彼方へ
ただ彼でしか出来なかった事があったろう
政治屋の時のようにうっかり口を滑らせ
たたきにたたかれたものを トップに据えて
今まで安穏としてきたのは誰だ 何故だ
国際社会に恥をさらした ごもっとも
自浄作用が働いていない ごもっとも
また三流コメンテーターが
どこかいつか聞いた御託をならべ
右へならえのオンパレード
自浄作用が働いてないのは
自分たちである事に気付かずに
そして某議員たちは 白のジャケットを羽織り
欧米の猿真似をしたかと思ったら
羽織り『笑っている』のである 眼を疑った
発言を心から許容できないなら
烈火のごとく怒りの表情であるはずなのに
本当に社会で蔑視をされ ハラスメントにあい
怒り 懊悩している人物を冒涜していることに
頭のいい方々はなぜ気付かないんだろうか
また発信している側の提供するコンテンツには
多種多様な差別や偏見が潜在し 時に顕在化する
それはお咎めなしなの コメディーだから?
創作フィクションだから?
それによって傷を負ったひとが
さらに傷を深くされても
老害だなんて言葉もチラついている
これこそ 超高齢社会にはあってならぬ
エイジズムによるの蔑視なのだが
みんなで叩けばこわくない
騒ぎまくった挙げ句 また静まりかえる
自らのした事を反芻もせずに
そしてまた始まるのである
もぐらたたきが
いつ始まってもいいように
安直な御託という
言葉の凶器を振り上げながら